院内感染に関する一般生活者調査 結果報告書

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院内感染に関する一般生活者調査 結果報告書 モレーンコーポレーション 御中 院内感染に関する一般生活者調査 結果報告書 INTAGE Inc. 2004.11.5

Ⅰ.調査概要 1.調査目的 2.調査設計 Ⅱ.調査結果要約 1.全体サマリー 2.エリア別サマリー Ⅲ.単純集計結果および分析 目次   Ⅰ.調査概要      1.調査目的      2.調査設計   Ⅱ.調査結果要約      1.全体サマリー      2.エリア別サマリー   Ⅲ.単純集計結果および分析   Ⅳ.クロス集計結果および分析       付.調査票

Ⅰ.調査概要

1.調査目的 この調査は、貴社の院内感染用防御製品ビジネスにおける販売促進プロモーションの1つと位置付ける。貴社ではこれまで高度先進医療施設を中心に事業を拡大してきたが、今後開業医や中小規模病院へのマーケティングを展開していく予定である。本調査で得た結果を貴社のホームページで公開することにより医療従事者のホームページへのアクセス増加のための誘導インセンティブとすることを目的としている。また本調査はベンチマークとして年1回5年~10年間継続実施し院内感染に関する総合情報発信企業となることを目指す。

インテージインタラクティブwebモニターより抽出。 5. サンプル数: 3000s回収 2.調査設計 1.   調査手法:       web調査 2.   調査対象者:       20~69歳男女の個人一般生活者       (医療機関受診状況は問わず) 3.   調査エリア:       全国 4.   抽出フレーム:       インテージインタラクティブwebモニターより抽出。 5. サンプル数:        3000s回収

※日本全体の性×年代(10才刻み)×エリアの構成比と一致させている。 <回収数> ※日本全体の性×年代(10才刻み)×エリアの構成比と一致させている。   

Ⅱ.調査結果要約

全体サマリー1 全体の6.0%において自分自身または家族・知人に院内感染を経験した事があった。82.8%が院内感染についての具体的な報道や記事を見聞きしており一般生活者の院内感染に対する認知は浸透していることが伺える。 全体の約43%の人が自分自身について何らかの院内感染の不安や危険を感じた経験があった。内訳は「よくあった2.8%」「時々あった8.3%」「少しはあった32.3%」。 院内感染の不安を感じた経験のある人達がどのような医療機関で不安や危険を感じたかでは、最も多いのが「大学・国公立以外の一般病院22.9%」「入院施設を持たない医院・クリニック・診療所18.1%」が上位に挙がった。

自分の家族が院内感染する不安や危険を感じたことがあるのは全体の41.7%と自分自身についての経験とほぼ匹敵。 全体サマリー2 自分の家族が院内感染する不安や危険を感じたことがあるのは全体の41.7%と自分自身についての経験とほぼ匹敵。 家族に対する院内感染の不安を感じた医療機関のタイプは、最も多い順に「大学・国公立以外の一般病院27.6%」「国公立病院(大学病院を除く)16.8%」「大学病院16.5%」が上位に挙がった。

全体サマリー3 認知度・不安の経験度・期待度などすべての点で男性に比べ女性の方が院内感染について関与度が高い。男女共に20代・30代は関与度が低い傾向がある。特に院内感染の認知状況では他の年代に比べ格段に低い。 現在の我が国の医療機関における院内感染への取り組みについての一般生活者の評価は全体の37%が肯定的評価をしている。男性より女性の方が辛口である。また院内感染に関する関与度が低い層で取り組みについて高評価、院内感染に関する関与度が高い層では低評価傾向。

また院内感染の不安を感じた経験頻度が高い層ほど院内感染の不安を感じた程度が強く、また医療機関の院内感染防止の取り組みへの期待度も高い。 全体サマリー4 院内感染についての認知が高い人ほど実際に院内感染の不安を多く経験している。意識の高さが院内感染への敏感さへ。この傾向は自分自身の不安よりも家族についての不安の方で差が顕著に出ている。つまり院内感染に関する認識程度の差は自分自身についてもさることながら、家族の院内感染についての不安に、より影響を与えている。 また院内感染の不安を感じた経験頻度が高い層ほど院内感染の不安を感じた程度が強く、また医療機関の院内感染防止の取り組みへの期待度も高い。

院内感染の不安を高頻度で経験した割合の多い(「よくあった」+「時々あった」)医療機関タイプ 全体サマリー5 院内感染の不安を高頻度で経験した割合の多い(「よくあった」+「時々あった」)医療機関タイプ 自分自身が院内感染の不安を経験した医療機関タイプ 「国公立病院」、「歯科」、「大学/国公立病院以外の一般病院」の順。 家族についての不安を経験した医療機関タイプ 「入院施設を持たない小規模の医院/クリニック/診療所」、「大学/国公立病院以外の一般病院」、「国公立病院」、「大学病院」の順。

一般生活者が院内感染の不安や危険を感じた度合いが強い項目(平均スコア分析) 全体サマリー6 一般生活者が院内感染の不安や危険を感じた度合いが強い項目(平均スコア分析) 「患者毎に使い捨てタイプの医療用具を使用しているか 」 1.0 「ピンセットやメスなどの一般的な医療用具が適切に洗浄・消毒されているか 」 0.9 「診察台や入院ベッドのシーツ・枕・マットレスの衛生状態が適切か」 0.9 「診察の際に医師や看護師が手をよく洗っているか 」 0.6 「待合室を含め院内の空気が清浄化されているか」 0.5

一般生活者が医療機関の院内感染防止のための取り組みについて期待度が高い項目 全体サマリー7 一般生活者が医療機関の院内感染防止のための取り組みについて期待度が高い項目 「内視鏡等再使用される特殊な医療器具を洗浄・消毒する」 1.8 「ピンセットやメスなどの一般的な医療用具を適切に洗浄・消毒する」 1.8 「患者毎に使い捨てタイプの医療用具を使用する」 1.6 「診察台や入院ベッドのシーツ・枕・マットレスの衛生状態を適切に保つ」 1.6

一般生活者が医療機関が院内感染防止に積極的に取り組んでいるかどうかを判断する際に重視する事項 全体サマリー8 一般生活者が医療機関が院内感染防止に積極的に取り組んでいるかどうかを判断する際に重視する事項 「ピンセットやメスなどの一般的な医療用具を適切に洗浄・消毒する55.3%」 「内視鏡等再使用される特殊な医療器具を洗浄・消毒する41.7%」 「待合室内を含め、院内の空気を清浄化する40.3%」 「患者毎に使い捨てタイプの医療用具を使用する40.1%」

自分自身の院内感染の不安を感じた医療機関タイプ エリア別サマリー1 院内感染の認知 東北・東海・九州で認知が低い 自分自身の院内感染の不安の経験程度 関東・京浜・北陸・京阪神・中国・九州で経験の度合いが強い 自分自身の院内感染の不安を感じた医療機関タイプ エリアによってばらつき

日本の医療機関における院内感染防止対策についての意見 エリア別サマリー2 院内感染の項目別気になった程度 関東・中国・九州などで経験の度合いが強い傾向 院内感染防止の取り組みへの項目別期待度 大まかに見ると院内感染取り組みへの期待度は東高西低の傾向。(ただし九州は高い) 特に北海道・関東・東海は多くの項目について高い。 逆に東北・四国はほとんどの項目で低い。 日本の医療機関における院内感染防止対策についての意見 北海道・東北・中国・四国などで取り組みについて肯定的評価が多い。

Ⅱ.単純集計結果および分析

Q1.「院内感染」の認知状況

Q2.自分自身が院内感染の不安を感じた経験

Q2SQ1.自分自身が院内感染の不安を感じた医療機関タイプ

Q3.自分の家族に対して院内感染の不安を感じた経験

Q3SQ1.自分の家族に対して院内感染の不安を感じた医療機関タイプ

Q4.医療行為や施設設備から院内感染が気になった程度 ①待合室を含め院内の空気が清浄化されているか

②診察室や病室のドアの取っ手が清潔か

③水道の蛇口が自動水栓か

④トイレにペーパータオルが備えられているか

⑤診察の際に医師や看護師が手をよく洗っているか

⑥患者毎に使い捨てタイプの医療用具を使用しているか

⑦医師や看護師が使用する事務用品が抗菌仕様か

⑧医師や看護師が使い捨てタイプのマスクを装着しているか

⑨医師や看護師が使い捨てタイプのゴム手袋を装着しているか

⑩医師や看護師が使い捨てタイプのエプロンを装着しているか

⑪ピンセットやメスなどの一般的な医療用具が適切に 洗浄・消毒されているか ⑪ピンセットやメスなどの一般的な医療用具が適切に 洗浄・消毒されているか 

⑫診察台や入院ベッドのシーツ・枕・マットレスの衛生状態が適切か

①~⑫比較

Q5.院内感染防止に対する病院や医院の取り組みへの期待度 ①待合室内を含め、院内の空気を清浄化する

②水道の蛇口を自動水栓にする

③トイレにペーパータオルを備える

④診療の際に医師や看護師が、患者毎に手をよく洗う

⑤患者毎に使い捨てタイプの医療用具を使用する

⑥医師や看護師が使用する事務用品を抗菌仕様に替える

⑦医師や看護師が使い捨てタイプのマスクを装着する

⑧医師や看護師が装着する使い捨てマスクを患者毎に交換する

⑨医師や看護師が使い捨てタイプのゴム手袋を装着する

⑩医師や看護師が装着する使い捨てゴム手袋を患者毎に交換する

⑪医師や看護師が使い捨てタイプのエプロンを装着する

⑫医師や看護師が装着する使い捨てエプロンを患者毎に交換する

⑬ピンセットやメスなどの一般的な医療用具を適切に洗浄・消毒する

⑭医師や看護師が触れる医療機器のボタンやスイッチ類の 表面を患者毎に消毒する ⑭医師や看護師が触れる医療機器のボタンやスイッチ類の   表面を患者毎に消毒する

⑮内視鏡等再使用される特殊な医療器具を洗浄・消毒する

⑯診察台や入院ベッドのシーツ・枕・マットレスの衛生状態を適切に保つ

⑰院内感染対策に積極的に取り組んでいることを ホームページなどで告知する ⑰院内感染対策に積極的に取り組んでいることを   ホームページなどで告知する

⑱院内感染による感染率を広く社会に公表する

①~⑱比較

Q6.院内感染防止に積極的に取り組んでいると思う医療機関を 選ぶ際に重視する項目

Q7:今日の我が国の医療機関における院内感染防止に対する取り組みについての意見

Q8.これまでに受けたことのある医療経験

Ⅲ.クロス集計結果および分析

Q1.「院内感染」の認知状況 Q1*性

Q1*性年齢

Q1*エリア

Q2.自分自身が院内感染の不安を感じた経験 Q2*性

Q2*エリア

Q2*Q1

Q2*Q8

Q2SQ1.自分自身が院内感染の不安を感じた医療機関タイプ Q2SQ1*エリア

Q2SQ1*Q8

Q3.自分の家族に対して院内感染の不安を感じた経験 Q3*性

Q3*エリア

Q3*Q1

Q3*Q3SQ1

Q4.医療行為や施設設備から院内感染が気になった程度 Q4*Q1

Q4全項目*Q2SQ1

Q4①*Q2SQ1

Q4②*Q2SQ1

Q4③*Q2SQ1

Q4④*Q2SQ1

Q4⑤*Q2SQ1

Q4⑥*Q2SQ1

Q4⑦*Q2SQ1

Q4⑧*Q2SQ1

Q4⑨*Q2SQ1

Q4⑩*Q2SQ1

Q4⑪*Q2SQ1

Q4⑫*Q2SQ1

Q5.院内感染防止に対する病院や医院の取り組みへの期待度 Q5*Q1

Q5*Q2SQ1

Q5①*Q2SQ1

Q5②*Q2SQ1

Q5③*Q2SQ1

Q5④*Q2SQ1

Q5⑤*Q2SQ1

Q5⑥*Q2SQ1

Q5⑦*Q2SQ1

Q5⑧*Q2SQ1

Q5⑨*Q2SQ1

Q5⑩*Q2SQ1

Q5⑪*Q2SQ1

Q5⑫*Q2SQ1

Q5⑬*Q2SQ1

Q5⑭*Q2SQ1

Q5⑮*Q2SQ1

Q5⑯*Q2SQ1

Q5⑰*Q2SQ1

Q5⑱*Q2SQ1

Q6.院内感染防止に積極的に取り組んでいると思う医療機関を選ぶ際に重視する項目 Q6*性

Q6*エリア

Q6*Q1

Q6*Q2

Q6*Q2SQ1

Q7:今日の我が国の医療機関における院内感染防止に対する取り組みについての意見Q7*性

Q7*性年齢

Q7*エリア

Q7*Q1

Q7*Q2

Q7*Q2SQ1

Q8.これまでの医療経験 Q8*性年齢