第7回 Word を使ったレポートの作成 担当: 遠藤 美純 yendo@soka.ac.jp コンピューターリテラシーb 第7回 Word を使ったレポートの作成 担当: 遠藤 美純 yendo@soka.ac.jp
今回学ぶこと レジメ、レポート、論文の書き方 論文などを書く際に便利な Word の機能 表示 文字スタイル ページ番号 注
今日の実習 基本実習 レポート作成例の入力 レポートの作成 応用実習 アウトライン機能の利用 ファイルの整理
前回の授業より ~スペルチェック、文章校正~ スペルや文書のおかしなところを、Wordが自動的にチェックしてくれる
前回の授業より ~こまめに保存する~ Word が編集途中でフリーズして、編集していた内容が消えてしまうことがある。 早めに、名前をつけて保存を行い、こまめに上書き保存をすること 上書き保存のショートカット: Ctrl + S
復習 ~ファイルの整理~ マイドキュメントに散乱するファイルを整理しよう コンピュータリテラシーの授業に関連するファイルは専用のフォルダに入れる 移動したいファイルやフォルダを、ドラッグ&ドロップする
一度にたくさんの ファイルを移動する 前もって複数のファイルを選択することによって、一度に複数のファイルやフォルダを移動したりコピーできる 個々のファイルを一つづつ選択する [Ctrl] キーを押しながらファイルをクリックしていく。 並んだファイルを一度に選択する [Shift] キーを押してファイルをクリックする
1. レジメ、レポート、論文とは? レジメ レポート (学術)論文 口頭で学術的な発表する際に、補助的に用いる発表内容の要約 授業の課題のような、簡単な調査報告 (学術)論文 新たな知識や、見解を論理的に著述した一定量の報告
必要な項目 必ず必要な項目 題名 氏名 (文責とは書かないこと) 参考文献 発表形態によっては必要なもの 注 発表の場所や日時 科目名
2. テーマ (問題の定義) を考える 今回のレポートのテーマはコンピュータに関連するものならば何でも可 その枠内で自分にしか書けないテーマを取り上げる 「これをやらなければ生きていけない」そういうテーマ
問題とは何か? 問題の解決方法ではなく、問題の把握の仕方、問題の定義こそが重要 問題は何なのか? それは誰の問題なのか?
コンピュータは道具として 本当に役に立っているのか コンピュータの普及と論文・レポートの品質向上との関係 コンピュータの利用で作業時間が減っても、その時間は論文・レポート作成には費やされない? そもそも、コンピュータによって、作業時間は減っているのか、それとも増えているのか
3. レジメ、レポート、論文を 作成する 資料の収集 アウトライン(目次)を作る 本文を書く
資料の収集 書籍 ウェブ ある程度高品質で、情報は一定のまとまり 対照的な意見・批判を探すのは少し面倒 情報は断片的、書籍に比べると品質にバラツキ 高速な検索、情報の照らし合わせが比較的容易
検索とメモ 本ならAmazon.com、ウェブならGoogle で検索 本は単に読むだけではなく、ポストイットを利用したり、メモを取ること 重要な情報はメモ用ファイルに記入 ウェブページにある資料ならカット&ペーストでメモ メモ専用のファイルを新規作成しておく
目次(アウトライン)の作成
文章を書く 作成した目次にしたがって、本文を書き進める。 書けるところから書いていく。 各章、各節の分量は、 なるべく同程度となるようにする。 構成がアンバランスになった場合は、 目次を見直す。
4. 注、参考文献について 利用した文献は必ず参考文献一覧に書く 本文を丸ごと引用する場合は、その出典を明らかにする
引用の際の注意 誰の情報なのかが区別できるように書く 一般的な情報 自分の意見 他人の意見 パクリは絶対にしない 成績云々以前に犯罪
5. 論文などを作成する際に 便利なWordの機能 表示について 見出しの設定 ページ番号 注
表示について 下書き Webレイアウト 印刷レイアウト アウトライン
見出しの設定 本文は「標準」スタイルで、見出しには、「見出し1」や「見出し2」を使う。
見出しを設定すると… 目次を簡単に作成できる 章番号などを自動的につけることができる アウトライン機能が利用できる 章や節の変更、入れ替え、移動などが簡単にできる。
目次の挿入 メニュー「挿入」→「参照」→「索引と目次」
章番号を自動的につける メニュー「書式」→「箇条書きと段落番号」
ヘッダーとフッター 用紙の上下余白に、文書名や日付、ページ番号などを挿入することができる。 メニューから「表示」→「ヘッダーとフッター」 紙の上部余白に書き込まれるもの フッター 紙の下部余白に書き込まれるもの
ページ番号 メニューから「挿入」→「ページ番号」
注を書く メニューから「挿入」→「脚注」
6. アウトライン機能 コンピュータでの文章作成は、紙と鉛筆を使ったものよりもずっと自由度が高い 好きなところから書き始め、そのつど編集を行なえばよい まとまった文章の作成の一つの方法 KJ法
KJ法 いくつものカードを用意し、それぞれに思いつくことを書いていく。 それを並べて置いて、似たものを集めていく。 さらにその順序や論理構造をまとめる。 ボトムアップによる作成 本文⇒見出し⇒タイトル カード カード カード カード カード カード カード カード
レポートの論理構造と作成過程 章や節といった単位でまとめられた、複数の文章のまとまりから構成 トップダウンによる作成 必ず「見出し」をつけること トップダウンによる作成 タイトル⇒見出し⇒本文 タイトル 章 章 章 節 節 節 節 節 節
Wordのアウトライン機能 各見出しから始まる文章がKJ法でいうカードに相当する。 上部の矢印を使って、章・節といった単位で文章を移動することが出来る。 見出しのレベルの変更が出来る。
7. レポート課題 テーマ 書籍やウェブを利用して情報を収集し その内容を Word でレポートにまとめ レポートボックスに提出すること 関心のあるコンピューター関連のことがらについて 推薦図書を読みまとめる 提示されたテーマのいずれか 書籍やウェブを利用して情報を収集し その内容を Word でレポートにまとめ レポートボックスに提出すること
提出レポートの規定 書式: 40 文字、35 行 締め切り: 6月22日 (木) 21:00 枚数: A4 で二枚以上
今日の実習 基本実習 レポート作成例の入力 レポートの作成 応用実習 アウトライン機能の利用 ファイルの整理
何の言葉で話しているの? コンピュータ・ゲームと「切れる」子供との関係への意見 感情的な観点 宗教的な観点 政治的な観点 科学的な言明 例: コンピュータゲームをやるのはオタクである 宗教的な観点 例: コンピュータゲームはそもそも人間らしいものではない 政治的な観点 例: 私の支持基盤は伝統的な玩具産業である 科学的な言明 裏づけとなるデータをもとに、相関関係の蓋然性を明らかにする ⇒ 予測可能性