地域包括ケアシステムの構築について 地域包括ケアシステムの姿

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(1)1日当たり利用者数が、定員50人までの場合は当該定員の20%(①)を、 定員が50人を超える場合は当該定員から50を差し引いた員数の10%(②)を ①に加えた数を、それぞれ超過しているとき → 基本単位数の70%を算定 (2)過去3か月間の平均利用人員が、定員の105%を超過している場合 → 基本単位数の70%を算定.
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今さら聞けない 2015 報酬改定の見方 (受講者用メモ) 沖縄フォーラム 2015 分科会. 経営実態調査 基本報酬の増減に大きな影響 費用対効果の甘い事業は減額 ポイン ト1.
1 経済学-第 9 回 医療保険① 2008 年 6 月 6 日. 2 日本の公的医療保険  制度の目的  制度体系  給付と負担.
安心おたっしゃ訪問事業 杉並区保健福祉部 高齢者在宅支援課.
ノーマライゼーションかしわプラン策定に向けた基礎調査について
Ⅲ編 要介護・要支援認定特論 特定非営利活動法人ふくし@JMI 理事長 社会福祉士/介護支援専門員 小 湊 純 一.
高齢期に向けた住まいの充実と多機能化の推進
居宅介護支援事業所.
介護予防・日常生活支援総合事業の進捗状況について
市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策について(案)
後期高齢者医療制度に関するQ&A Q1 後期高齢者医療制度は、なぜ創設されるのですか? ○ ○
生きがいのもてる高齢者が イキイキと暮らす上田市へ
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Ⅱ.高齢者に係る地域アセスメントの    手法について
1 介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針(案)について
6.総合事業・整備事業への移行 【参考】大和高田市のケアプラン分析の例
平成25年6月7日(金) 医療保健政策区市町村包括補助事業 台東区 口腔ケア連携推進事業 台東区健康部健康課.
平成18年10月1日から 療養病床に入院する高齢者の 入院時の食費の負担額が変わり、 新たに居住費(光熱水費)の 負担が追加されます
介護ビジネス中国における市場 ー 日本と比較して
後期高齢者は、どのような医療が受けられるのですか?医療の内容が制限されるようなことはありませんか?
資 料 4 介護報酬の地域区分の考え方(社会保障審議会介護給付費第81回分科会資料より) 平成24年度からの地域区分
高額医療・高額介護合算療養費制度の参考事例
資料 2 地域包括支援センターの 増設について 保健福祉部福祉活動推進課.
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Ⅰ 介護保険制度改正の検討状況について 1.制度改正の検討の背景と検討事項
Ⅲ.サービス開発の方法.
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新高根定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所
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糸島市 介護予防・日常生活支援総合事業の概要
第2回 福祉の現在・現在 厚生労働省(2018) 障害者白書 厚生労働省(2016) これからの精神保健福祉のあり方に          関する検討会資料.
Ⅱ.施行に向けたスケジュール.
都道府県も国民健康保険制度を担うことになりました
75歳以上高齢者の増大 1 1 実績値 (国勢調査等) 平成18年推計値 人口(万人) (%) 人口ピーク(2004年) 12,779万人
生活支援体制整備事業 平成29年10月30日 防府市高齢福祉課 内田 由美子.
経済学-第11回 介護保険 2008年6月20日.
介護保険制度に ついて!.
公平・安定的な医療費助成の仕組みの構築(難病に係る新たな医療費助成の制度)
県 1 国保制度改革の概要 国保制度改革の概要(運営の在り方の見直し) 安定的な財政運営等に中心的役割を担う 【現行】 市町村が個別に運営
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平成30年8月 府中地区ケアマネジマント モデル 有地.
天理市第1号訪問事業 (短期集中予防サービスC)について
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Ⅱ.高齢者に係る地域アセスメントの    手法について
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我が国の自殺死亡の推移 率を実数で見ると: 出典:警察庁「自殺の概要」
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日医総研の手法を活用した 将来推計人口に基づく 医療介護需要試算の一例
「雇用と社会保障の密接な連携」を通じた介護分野の成長戦略
経済連携協定による 外国人介護福祉士候補者 に対する 支援について (緊急雇用創出事業(基金)の活用)
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介護予防・日常生活支援総合事業 の推進に向けて
在宅医療施策の取組状況と今後の展開(案)
介護保険事業(支援)計画策定のための 地域包括ケア 「見える化」システム等を 活用した地域分析の手引き
自殺対策基本法(振り返り) 資料4 基本理念(第2条)
「効率的で質の高い医療提供体制の構築」と「地域包括ケアシステムの構築」(車の両輪)
第2期障害福祉計画について(基本指針案の概要)
老年看護学概論 第9回 「高齢者を支える社会資源」 担当:鈴木直美.
( 平成29年6月30日時点精神科病院長期入院者数[暫定値] )
平成18年10月1日から 療養病床に入院する高齢者の入院時の食費の負担額が 変わり、新たに居住費(光熱水費)の負担が追加されます
~「依存症対策のあり方について(提言)」(平成29年3月)と府の対応~
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参考資料

地域包括ケアシステムの構築について 地域包括ケアシステムの姿 ○ 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分ら しい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供さ れる地域包括ケアシステムの構築を実現。 ○ 今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地 域包括ケアシステムの構築が重要。 ○ 人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少す る町村部等、高齢化の進展状況には大きな地域差。 ○ 地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域 の特性に応じて作り上げていくことが必要。 病気になったら・・・ 医 療 地域包括ケアシステムの姿 介護が必要になったら・・・    介 護 病院:  急性期、回復期、慢性期 通院・入院 ■在宅系サービス: ・訪問介護 ・訪問看護 ・通所介護  ・小規模多機能型居宅介護 ・短期入所生活介護 ・24時間対応の訪問サービス ・複合型サービス  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等 日常の医療:  ・かかりつけ医、有床診療所  ・地域の連携病院  ・歯科医療、薬局 通所・入所 ■施設・居住系サービス ・介護老人福祉施設 ・介護老人保健施設 ・認知症共同生活介護 ・特定施設入所者生活介護                 等 住まい ・地域包括支援センター ・ケアマネジャー ■介護予防サービス  ・自宅  ・サービス付き高齢者向け住宅 等 ※ 地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定 相談業務やサービスの コーディネートを行います。 いつまでも元気に暮らすために・・・ 生活支援・介護予防 老人クラブ・自治会・ボランティア・NPO 等

市町村における地域包括ケアシステム構築のプロセス(概念図) 地域の課題の把握と 社会資源の発掘 地域の関係者による対応策の検討 対応策の 決定・実行 日常生活圏域ニーズ調査等 介護保険事業計画の策定のため日常生活圏域ニーズ調査を実施し、地域の実態を把握 □高齢者のニーズ □住民・地域の課題 □社会資源の課題  ・介護  ・医療  ・住まい  ・予防  ・生活支援 □支援者の課題  ・専門職の数、資質  ・連携、ネットワーク 課 題 介護保険事業計画の策定等 ■都道府県との連携    (医療・居住等) ■関連計画との調整  ・医療計画  ・居住安定確保計画  ・市町村の関連計画 等 ■住民参画  ・住民会議  ・セミナー  ・パブリックコメント等 ■関連施策との調整  ・障害、児童、難病施策等   の調整   ■介護サービス  ・地域ニーズに応じた在宅   サービスや施設のバラン   スのとれた基盤整備  ・将来の高齢化や利用者数   見通しに基づく必要量 ■医療・介護連携  ・地域包括支援センターの   体制整備(在宅医療・介   護の連携)  ・医療関係団体等との連携 ■住まい  ・サービス付き高齢者向け   住宅等の整備  ・住宅施策と連携した居住   確保 ■生活支援/介護予防  ・自助(民間活力)、互助   (ボランティア)等によ   る実施  ・社会参加の促進による介   護予防  ・地域の実情に応じた事業   実施 ■人材育成[都道府県が主体]  ・専門職の資質向上  ・介護職の処遇改善  地域ケア会議の実施 地域包括支援センター等で個別事例の検討を通じ地域のニーズや社会資源を把握  ※ 地域包括支援センター   では総合相談も実施。 量的・質的分析 事業化・施策化協議 具体策の検討 社会資源 地域ケア会議 等 ○地域資源の発掘 ○地域リーダー発掘 ○住民互助の発掘 ■地域課題の共有  ・保健、医療、福祉、地   域の関係者等の協働に   よる個別支援の充実  ・地域の共通課題や好取   組の共有 ■年間事業計画への反映 医療・介護情報の 「見える化」 (随時) 他市町村との比較検討 PDCAサイクル

今後の介護保険をとりまく状況 ① 65歳以上の高齢者数は、2025年には3,657万人となり、2042年にはピークを迎える予測(3,878万人)。   また、75歳以上高齢者の全人口に占める割合は増加していき、2055年には、25%を超える見込み。  2012年8月 2015年 2025年 2055年 65歳以上高齢者人口(割合) 3,058万人(24.0%) 3,395万人(26.8%) 3,657万人(30.3%) 3,626万人(39.4%) 75歳以上高齢者人口(割合) 1,511万人(11.8%) 1,646万人(13.0%) 2,179万人(18.1%) 2,401万人(26.1%) ② 65歳以上高齢者のうち、「認知症高齢者の日常生活  自立度」Ⅱ以上の高齢者が増加していく。 ③ 世帯主が65歳以上の単独世帯や夫婦のみの世帯が増加していく  (1,000世帯) 世帯主が65歳以上の単独世帯及び夫婦のみ世帯数の推計 (%) (万人) 「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅱ以上の高齢者数の推計(括弧内は65歳以上人口対比) ④ 75歳以上人口は、都市部では急速に増加し、もともと高齢者人口の多い地方でも緩やかに増加する。各地域の高齢化の状況  は異なるため、各地域の特性に応じた対応が必要。 埼玉県 千葉県 神奈川県 大阪府 愛知県 東京都 ~ 鹿児島県 島根県 山形県 全国 2010年 <>は割合 58.9万人 <8.2%> 56.3万人 <9.1%> 79.4万人 <8.8%> 84.3万人 <9.5%> 66.0万人 <8.9%> 123.4万人 <9.4%> 25.4万人 <14.9%> 11.9万人 <16.6%> 18.1万人 <15.5%> 1419.4万人 <11.1%> 2025年 ( )は倍率 117.7万人 <16.8%> (2.00倍) 108.2万人 <18.1%>(1.92倍) 148.5万人 <16.5%> (1.87倍) 152.8万人 <18.2%> (1.81倍) 116.6万人 <15.9%> (1.77倍) 197.7万人 <15.0%> (1.60倍) 29.5万人 <19.4%> (1.16倍) 13.7万人 <22.1%> (1.15倍) 20.7万人 <20.6%> 2178.6万人 <18.1%> (1.53倍)

⑤要介護率が高くなる75歳以上の人口の推移 ⑥介護保険料を負担する40歳以上人口の推移 ○75歳以上人口は、介護保険創設の2000年以降、急速に増加してきたが、2025年までの10年間も、急速に増加。 〇2030年頃から75歳以上人口は急速には伸びなくなるが、 一方、85歳以上人口はその後の10年程度は増加が続く。 ○保険料負担者である40歳以上人口は、介護保険創設の2000年以降、増加してきたが、2025年以降は減少する。 (万人) (万人) 85歳~ 85歳~ 75~84歳 65~74歳 75~84歳 40~64歳 (資料)将来推計は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成24年1月推計)出生中位(死亡中位)推計     実績は、総務省統計局「国勢調査」(国籍・年齢不詳人口を按分補正した人口)

国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成 ⑦75歳以上人口の伸びの市町村間の差 75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びでは、全国計で1.32倍であるが、市町村間の差は大きく、1.5倍を超える市町村が11.3%ある一方、減少する市町村が16.9%ある。 75歳以上人口について、平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数 ◆全国計(132.4) 注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない。 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成

(参考)年齢階層別の要介護認定率(推計) ○ 要介護(支援)認定率は、年齢とともに上昇し、85歳~89歳では約半数が認定を受けているが、一号被保険者全体で認定を受けている率は、約18%程度である。 ○ 後期高齢者医療での受診率は96.9%であるのに対し、75歳以上の要介護(支援)認定率は31%となっている。 75歳以上の認定率:31% 65歳以上の認定率:18% 出典:社会保障人口問題研究所将来人口推計及び介護給付費実態調査(平成24年11月審査分) 【参考】平成22年度1年度間において、入院、入院外又は歯科のいずれか1医療機関以上で診療を受けた者(合計)の割合 協会(一般) 84.8% 組合健保 85.0% 国民健康保険 84.0% 後期高齢者医療 96.9% (資料)平成22年度 医療給付実態調査

要介護度別認定者数の推移 要介護(要支援)の認定者数は、平成25年4月現在564万人で、この13年間で約2.59倍に。このうち軽度の認定者数の増が大きい。また、近年、増加のペースが再び拡大。 564 (単位:万人) 533 508 487 469 441 455 435 411 387 349 303 258 218 (注1) (注2) (出典:介護保険事業状況報告) 注1)陸前高田市、大槌町、女川町、桑折町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町は含まれていない。 注2)楢葉町、富岡町、大熊町は含まれていない。

介護給付と保険料の推移 2,911円 (全国平均) 3,293円 (全国平均) 4,090円 (全国平均) 4,160円 (全国平均) ○ 市町村は3年を1期(2005年度までは5年を1期)とする介護保険事業計画を策定し、3年ごとに見直しを行う。   保険料は、3年ごとに、事業計画に定めるサービス費用見込額等に基づき、3年間を通じて財政の均衡を保つよう設定。 ○ 高齢化の進展により、2025年には保険料が現在の5000円程度から8200円程度に上昇することが見込まれており、地域包括ケ アシステムの構築を図る一方、介護保険制度の持続可能性の確保のための重点化・効率化も必要となっている。 事業運営期間 事業計画 給付(総費用額) 保険料 介護報酬の改定率 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 第一期 第 一 期 3.6兆円 2,911円 (全国平均) 4.6兆円 5.2兆円 H15年度改定 ▲2.3% 第二期 第 二 期 5.7兆円 3,293円 (全国平均) H17年度改定 ▲1.9% 6.2兆円 6.4兆円 H18年度改定 ▲0.5% 第三期 第三期 6.4兆円 4,090円 (全国平均) 6.7兆円 6.9兆円 H21年度改定 +3.0% 第四期 第四期 7.4兆円 4,160円 (全国平均) 7.8兆円 8.2兆円 H24年度改定 +1.2% 第五期 第五期 8.9兆円 4,972円 (全国平均) 9.4兆円 10.0兆円 消費税率引上げに伴う H26年度改定 +0.63% ・・・ 8,200円 程度 2025年度 21兆円程度(改革シナリオ) ※2011年度までは実績であり、2012~2013年は当初予算、2014年度は当初予算(案)である。 ※2025年度は社会保障に係る費用の将来推計について(平成24年3月) ※2012年度の賃金水準に換算した値

介護福祉士の資格取得方法の見直しの施行延期等について   介護人材の確保が困難な状況を踏まえ、介護福祉士の資格取得にかかる実務者研修の義務付け(実務者ルート)及び国家試験の義務づけ(養成施設ルート)の施行時期を延期するとともに、介護人材の確保のための方策についての検討を行うこととする。 現状と考え方 今回の対応 ○ 平成19年の制度改正により、資格取得方法の見直しを実施。実務者研修の義務付け(実務者ルート)及び国家試験の義務づけ(養成施設ルート)が平成27年度から施行予定。 以下の2点について、改正法案に盛り込むこととする。 1 介護人材の確保のための方策について、1年間をかけて、検討を行うこと (検討規定) 2 介護福祉士の資格取得方法の見直しの施行時期を1年間延長すること ○ しかし、依然、介護人材の確保が困難な状況が続き、今後の経済状況の好転による他業種への流出懸念が高まる中で、介護業界への入職意欲を削がないようにし、幅広い方面から人材を確保するための方策を講じる必要性が高まっている。

介 護 福 祉 士 の 資 格 取 得 方 法 に 関 す る これまでの動 き 【平成19年度改正】   介護福祉士の資質向上を図る観点から、一定の教育課程を経た後に国家試験を受験するという形で資格の取得方法を一元化     (平成24年度からの施行を予定。) 実務経験ルート 養成施設ルート 改正前  介護業務の実務3年を経て、国家試験を受験。  養成施設(2年以上)の卒業のみで介護福祉士の資格を取得。 改正後  実務3年に加え、600時間以上(6か月以上)の実務者研修の   受講を義務づけ。  教育内容を1,650時間の課程から1,800時間の課程に充実する  とともに、新たに国家試験を義務づけ。 【平成23年度改正】   施行延長と環境整備を図るため、次のとおり改正。 実務経験ルート 養成施設ルート 改正内容  施行を平成24年度から27年度に3年延長。(法律)   理由 : ①新たな教育内容 (たん吸引等)の追加、 ②受講支援策の充実  施行を平成24年度から27年度に3年延長。(法律)  研修時間を600時間から450時間(たん吸引等50時間含む)に   見直し(省令)  新たな教育内容 (たん吸引等50時間)の追加により、研修時  間を1,800時間から1,850時間に見直し。(省令)  働きながらでも研修を受講しやすい環境の整備。(省令 等)   ①通信教育の活用、②過去に受講した科目を読み替   える仕組みの導入、③受講費用の支援 等 【平成24年度予備費】福祉・介護人材確保緊急支援事業の創設  メニューとして、介護従事者が介護福祉士試験の受験資格の要件となる「実務者研修」を受講する際に必要な代替要員を雇いあげるための費用を 補助(介護福祉士試験の実務者研修に係る代替要員の確保) 10