今日の電算室及び                     データセンタの問題点 株式会社エーピーシー・ジャパン.

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Presentation transcript:

今日の電算室及び                     データセンタの問題点 株式会社エーピーシー・ジャパン

APCの調査 リサーチ 結果 合計500 の顧客を訪問 – 期間 24か月以上 アジアでは100以上の顧客 – 最近 12 か月以上 エンジニアリング・ユーザ・グループ -ITマネージャ/コンサルタント -コンサルティング・エンジニア -ファシリティ・マネージャ -電気工事会社/ プロジェクト管理者 独立系のITコンサルタント APCは過去24ヶ月間に渡り、米国およびアジアでデータセンタ環境の最新動向と問題点を調査・研究してきました。設計事務所・コンサルタント・ファシリティ/ITマネージャ・CIO・CEOなど対象になった企業・個人は500を超えます。 その結果、小~中規模企業やITマネージャ、LANマネージャたちが抱える重要な課題の数々に、既存のソリューションでは適切に対処できないことが分かりました。 そして、今日に至っても解決されていない問題点を22項目の課題としてまとめました。この22項目の課題はInfraStruXureを販売する上で鍵を握る部分となります。 このセッションでは、課題を22項目簡単に紹介し、その中から10項目の要点に絞ってより現実的な説明を通して理解をしてもらうようにしてください。

5つのカテゴリ 調査結果をまとめた結果、22の課題に分ける事ができ、それらは5つのカテゴリで分類する事ができました. 経済性 Lifecycle Costs 適応性・拡張性 Adaptability / Scalability 可用性 Availability 管理性 Manageability 保守性 Maintainability 大項目として5つあります。

Ⅰ.経済性 Lifecycle Costs

Ⅰ.経済性 Lifecycle Costs 1.大きな初期投資(設備・スペース) ・旧iDC→作ったもの勝ち   当初から終期分の設備・スペースを投資 ⇒結局お客がつかなかった(倒産した!) データセンタの電力使用量 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 5 10  運用開始からの年数  導入した設備での使用可能な電力容量 実際に必要な電力容量 過剰設備の場合(従来型) 使用されない電力 必要と予想された電力容量 導入時から最大の容量を設置 容量  ・近年は設備投資・最適化 =必要なときに必要なだけ投資するということが求められている

Ⅰ.経済性 Lifecycle Costs 2.計画から竣工までの期間 計画(基本設計・実施設計) ⇒調達(発注・制作期間)  計画(基本設計・実施設計) ⇒調達(発注・制作期間) ⇒納入(搬入・据付・調整) ⇒竣工   竣工までには非常に長い時間が必要とした。  ※この間は投資のみ(=お金を使うだけ) ⇒オープン後回収が始まる すなわち、一日でも早くオープン(竣工)させることが求められている

Ⅰ.経済性 Lifecycle Costs 3.メンテナンスコスト ・毎年かかるメンテナンスコスト ⇒コストを下げたい!!  ・毎年かかるメンテナンスコスト ⇒コストを下げたい!!  ・経年で増えるメンテナンスコスト ⇒コストを下げたい !!

Ⅰ.経済性 Lifecycle Costs 4.社内部門、顧客毎の設備費用負担の不公平 同じスペースを使っていても電気代は異なることがある  同じスペースを使っていても電気代は異なることがある (部門毎・顧客毎) ⇒これを不公平とする人がいる   ⇒部門・顧客毎に実際どれだけ電気を使用し   ているか知りたいという要求がある ⇒部門・顧客毎に実際どれだけ電気を使用しているか知りたいという要求がある

Ⅰ.経済性 Lifecycle Costs 5.プロジェクトの計画変更や設備移転への対応 ・項目2.であるように計画~竣工まで時間がかかる  ・項目2.であるように計画~竣工まで時間がかかる   ⇒その間に、ニーズが変わったり、                      計画が変更される可能性がある      ⇒従来は変更できずに無駄な投資で終わる          可能性があった  ・また、テナント等の場合、設備移転には多大な費用がかかった   ⇒計画変更や移転時には多額の投資が必要であった

Ⅱ.適応性・拡張性 Adaptability/Scalability 6.システム設計の複雑化 拡張性が高いシステムはシステム設計が複雑になる                                 傾向がある ⇒その設計したシステムが本当に正しいシステム                    であるか否かという問題がある     ⇒ユーザー(及びシステム設計者・コンサルタント)は                    そのリスクを負ってしまう

Ⅱ.適応性・拡張性 Adaptability/Scalability

Ⅱ.適応性・拡張性 Adaptability/Scalability 7.将来の電力需要が予測できない  基本的に電気使用量は増加傾向にあります    ⇒将来を見越して過剰な設備を用意する ⇒本当の需要にマッチ(適応)した電源システムを                            構築できない

Ⅱ.適応性・拡張性 Adaptability/Scalability 8.負荷機器の新しいニーズへの対応  従来・・・例)1P100V 1回路だけでよかった  近年・・・例)二重化電源、1P200V、3P200V といった                 様々な電源環境が要求されている   ⇒サーバー類の小型化・薄型化によって、サーバーの                  奥行きが広くなる傾向がある  ⇒その結果、ラック内でサーバー機器の高密度化が                          起こり熱問題も発生  ⇒その発熱に対応できるラックシステムも要求されている

Ⅱ.適応性・拡張性 Adaptability/Scalability 9.増加する分岐回路とケーブルの管理  項目8.にもあったサーバーの小型化によって起こったラック内の高密度化により、分岐回路及びケーブルが著しく増加している    ⇒これに適応できるラックシステムが求められている

Ⅱ.適応性・拡張性 Adaptability/Scalability 10.ブレーカの個数と品質に関する問題  ・海外では、日本に比べてブレーカ自体の品質問題が多い  ・項目8.9.を踏まえて、ブレーカが増える傾向にあるが適切な数のブレーカにて対応させることを望んでいる

=364日間23時間55分利用できるというレベルを示します。 Ⅲ.可用性 Availability アベイラビリティ(可用性) 止まることなく、常に利用できる状態にある事!! 一般にITに要求されるファイブナイン 99.999% 1年間のうち5分間だけ利用できない =364日間23時間55分利用できるというレベルを示します。

Ⅲ.可用性 Availability 11.人為的ミス  Uptime InstituteというUSの調査会社による調査の結果では負荷を落とす要因の54%が人為的ミスであるという結果が出ている  ⇒ユーザーは、その人為的ミスを減らすことのできるシステムを求めている

Ⅲ.可用性 Availability 12.UPSと重要負荷間での 複数の潜在的故障要因 大型UPSと負荷機器間には、様々な機器があります (UPS、分岐MCCB、PDU、PDU内の分岐MCCB、                   各ラック用の分岐MCCB…etc)  ⇒その間で問題が起こると、その二次側がすべてダウンしてしまう  ⇒UPSと負荷機器間が短くなるようなシステムを求めている

Ⅲ.可用性 Availability 13.単一故障の複数顧客への波及 システム障害ですべての機器が一斉にダウンすることは避けたい  システム障害ですべての機器が一斉にダウンすることは避けたい  ⇒全停止は新聞沙汰になる等、他に影響を与える可能性が高い

Ⅲ.可用性 Availability 14.高調波 ・旧型のUPS及び負荷機器は、高調波を発生させていたのでこの問題を上げる人間も多くいます ・逆に負荷機器の力率が向上し、KVA=KWになりつつあるので、それに見合ったUPSが求められている

Ⅲ.可用性 Availability 15.故障・水平展開情報の共有が困難  大型UPSでは設備毎、場所毎、ユーザー毎に個別設計している為、故障等の情報を水平展開できない    ⇒この観点から、標準化されたシステム設計・システムが求められている

Ⅳ.管理性 Manageability

Ⅳ.管理性 Manageability 16.分岐回路に発生する過負荷  前述(項目8.~10.)の通り、ラックの高密度化を主要因として、負荷の過搭載によりブレーカがトリップする現象が増えている    ⇒そうならないような分岐回路の電流管理が容易になるシステムが求められている

Ⅳ.管理性 Manageability 17.ラックレベルでの電源監視 項目16.同様にラックレベルの電源管理も求められている  ⇒実際データセンタ等では、毎日・毎週すべてのラックの電流値をクランプメーターであたる等の作業を実施している    ⇒その改善が求められている

Ⅳ.管理性 Manageability 18.障害の事前予測 当然ユーザーは、障害発生前に障害予測できるシステムを求めている  当然ユーザーは、障害発生前に障害予測できるシステムを求めている    ⇒実際には障害発生を予見できうる機器の温度変化についても管理可能なシステムを求めている

Ⅴ.保守性 Maintainability

Ⅴ.保守性 Maintainability 19.平均修理時間(MTTR)  故障発見から修理完了までに時間がかかる  (通報、駆け付け、調査、部品交換、テスト…etc)    ⇒ユーザーはMTTR(平均修理時間)を短くすることを望んでいる アベイラビリティ(可用性) 止まることなく、常に利用できる状態にある事!! 一般にITに要求されるファイブナイン 99.999% 1年間のうち5分間だけ利用できない =364日間23時間55分利用できるというレベルを示します。

Ⅴ.保守性 Maintainability 20.複雑な給電システム iDC等の信頼性が高いシステムは複雑なシステムである  ⇒それゆえ、メーカー任せの傾向がある ⇒管理者は、システムを単純にして自分自身で簡単に保守ができるようなシステムを望んでいる

Ⅴ.保守性 Maintainability 21.活線作業 iDCでは、24Hr×365daysシステムを止められない  ⇒仕方なく活線状態で作業することがある  ⇒可能であれば、健康上にも活線作業をしたくないと考えている

Ⅴ.保守性 Maintainability 22.保守・障害対応のスピード  万一の事態の時には、いちいちどこが悪いか切り分けをしている時間は無い  ⇒すべての保守と問題解決を一括で引き受けてくれる窓口を探している

APCが、今日の電算室及びデータセンタの問題点の として考え出したのがInfraStruXureです。 まとめ 経済性 管理性 拡張性適応性 保守性 可用性 APCが、今日の電算室及びデータセンタの問題点の 解決策(ソリューション) として考え出したのがInfraStruXureです。