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企業ファイナンス 2009年10月21日 実物投資の意志決定(2) 名古屋市立大学 佐々木 隆文.

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1 企業ファイナンス 2009年10月21日 実物投資の意志決定(2) 名古屋市立大学 佐々木 隆文

2 練習問題 あるプロジェクトに今200億円投資すると,3年後から毎年50億円のキャッシュフローが得られる.割引率が20%であるとき,このプロジェクトのNPVを求めよ.

3 他の投資意思決定基準(1) 回収期間法 投資金額を回収できる年数で投資実行の判断を行う 何年間で資金を回収できるか? 直感的で分かりやすい

4 回収期間法:例 下記のプロジェクトの回収期間は? 1年後 2年後 3年後

5 回収期間法の問題点 回収期間後のキャッシュフローを考慮していない
キャッシュの現在価値を考慮していない(回収期間までのキャッシュフローを同等に評価)

6 回収期間法とNPV 各々のプロジェクトのNPVは?  (割引率=10%の場合) ⇒NPVによる投資意志決定と一致しない

7 なぜ回収期間法が使われるのか? 現金を持っておきたい(特に、別の有望な投資機会がある場合) 経営者の在任期間中の業績を高めたい
NPVルールを理解していない

8 他の投資意思決定基準(2) IRR(内部利益率)法の概要
NPVが0となる割引率(IRR)が資本コストを上回っているか否かで投資を判断 IRR>資本コスト⇒投資を実行 IRR<資本コスト⇒投資を実行しない 採算ラインの収益率を示す =資本コスト 上式を満たすrを求める

9 IRR(内部利益率)法の概要(2) IRR:獲得できると予想されるリターン(年率)
資本コスト: (リスク負担の見返りとして)必要なリターン(年率) NPV=0⇒獲得できるリターンと必要とされるリターンが一致 割引率(資本コスト)がわかっている場合 →IRRが資本コスト以上ならOK IRRが先にわかっている場合 →資本コストがIRR以下ならOK 100円の投資で50%と10000円の投資で10%のどちらが良いか? 50円と1000円で比較する→NPV 50%と10%で比較する→IRR法 ただし、NPVは資本コストを考慮していることに注意  (資本コスト以下の投資はNPVがマイナスなので、投資すべきではない)

10 内部利益率法:例 100億円の初期投資 1年後に50億円、2年後に84億円のキャッシュインフロー
NPV= /(1+IRR)1+84/(1+IRR)2 =0 ⇒IRR=20% 資本コストが15%の場合に投資すべきか? 資本コストが25%の場合に投資すべきか? YES NO

11 IRRとNPV 投資する企業(資金の借り手)にとっては、NPVは割引率の減少関数 NPVがプラス⇔ 割引率がIRR未満 必要なリターン
→投資を実行すべき 必要なリターン(割引率)>予想されるリターン(IRR) →投資を実行すべきでない 予想されるリターン IRRルール 必要なリターン(割引率)<予想されるリターン(IRR)

12 なぜ前のページのグラフは割引率の減少関数か?
NPV=入ってくるCFのPV-出て行くCFのPV 割引率が上がっても、出て行くCFのPVは変わらない(今、出ていくため) 割引率が上がると、入ってくるCFのPVは減少する →割引率が上がると、NPVが減少する

13 IRRの長所 直感的で分かりやすい 実際に多くの企業で用いられている
通常の投資パターン(初期投資費用のみ、あとはキャッシュインフロー)の場合は問題なく使える

14 内部利益率法の問題点(1) 複数のIRRが存在する場合
内部利益率法の問題点(1)  複数のIRRが存在する場合 100億円を投資、1年後に230億円のキャッシュインフローがあるプロジェクト 但し、2年後に設備除去費用132億円がかかる 借り手の視点、貸し手の視点 必要なリターン 予想されるリターン

15 どのように意思決定すべきか? 資本コストが5%の場合、投資すべきか? 資本コストが15%の場合、投資すべきか?
資本コストが25%の場合、投資すべきか? NO YES NO →単純に、IRR>資本コストならOKとは言えない  各資本コストについて、NPVを求めなければならない 初期費用のみの場合:割引率が上がると受け取るお金の現在 価値のみが減るのでNPVが減る 将来も費用がかかる場合:割引率が上がると受け取るお金の 現在価値も減るが、支払うお金の現在価値も減るため

16 内部利益率法の問題点 規模が異なる投資の選択問題
内部利益率法の問題点  規模が異なる投資の選択問題 プロジェクトA:t=0でー100、t=1で130のキャッシュフロー プロジェクトB:t=0でー200、t=1で250のキャッシュフロー NPVルールでは プロジェクトBがよい NPVルールでも プロジェクトAがよい 重要なのは付加価値(NPV)の最大化

17 内部利益率法の問題点(3): 金利の期間構造の影響
内部利益率法の問題点(3):  金利の期間構造の影響 IRR法は、一定の割引率を仮定し、IRRと割引率との比較から投資判断を行う 割引率が期間により変わる場合は適用できない NPV法は下記で対応可能

18 資本コスト再考 資本コスト=価値を維持するために必要なリターン 必要なリターンが得られるならば、価値は保たれる


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