エイト鯉江本町・瀬木薬局 実務実習 最終報告会 エイト鯉江本町・瀬木薬局 実務実習 最終報告会 実務実習を通して感じた 病院内薬局と調剤薬局の格差 -患者指導の難しさ- 名城大学薬学部薬学科 田中 絢子
エイト 鯉江本町薬局 場所 市民病院の前 薬剤師数 10人(パートも含む) 営業時間 9:00~18:00 取り扱っている医薬品数 エイト 鯉江本町薬局 場所 市民病院の前 薬剤師数 10人(パートも含む) 営業時間 9:00~18:00 取り扱っている医薬品数 医療用医薬品 約1400品目 取り扱っている処方箋枚数 約3000枚(月平均) 取り扱っている処方箋の内訳 来局の患者さんの動き H23.月単位の割合 市民病院に受診 処方箋発行 エイト薬局
実務実習を通じて感じた薬局の格差 患者の時間的推移及び曜日による差 処方箋の解読の難しさ 在庫管理の難しさ 患者情報の入手の難しさ
患者の時間的推移 約6倍 午前9時から13時までの患者数が多く、 午前と午後で比較してみると約6倍もの差がみられた。 (%) 時 約6倍 (%) 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 午前9時から13時までの患者数が多く、 午前と午後で比較してみると約6倍もの差がみられた。 →患者さんが診察時間に合わせて薬局に来ていることが推測される。 2012年10月1日~19日のエイト鯉江本町薬局での処方箋枚数を100%としたときの割合
曜日による処方箋枚数の違い 処方箋枚数の割合(%) 外来診察の医師数(人) 各診療科の医師:非常勤(例) 処方箋枚数と外来診察を行う医師に (%) (人) 各診療科の医師:非常勤(例) 月 火 水 木 金 内科 中村英伸 金村則良 植村祐介 原田修治 鯉江伸 大島景 松下まどか 東慶成 鳥山高伸 泉田久和 中村元典 桑原由孝 川合真令 高木規夫 竹田泰史 越村仁一 中尾直樹 処方箋枚数と外来診察を行う医師に 相関性があると推測される。 2012年10月1日~19日のエイト鯉江本町薬局での処方箋枚数を100%としたときの割合
手書き処方箋 推奨されている処方箋の書き方 Rp.1) PL顆粒 3.0g 1日3回 毎食後 5日分 Rp.2) クラリシッド錠200 2錠 1日3回 毎食後 5日分 Rp.2) クラリシッド錠200 2錠 1日2回 朝・夕食後 5日分 Rp.3) ネオヨジンガーグル7% 30mL 適宜うがい Rp.4) SPトローチ0.25mg「明治」 6錠 1日6回 口腔内にて溶かす 4日分 PL 3.0 3×N クラリシッド(200) 2T アサ 夕 5T ネオヨジンG 1本 6×1 4T 以下余白 SPトローチ 6T SPトローチ 6T 『わかりやすい調剤学第5版』(2010,廣川書店,岩川・河島ら著)
在庫管理の難しさ ・特定の患者さんにだけ、出ている薬を取り扱うとき(分譲がない場合) ・先生によって出す医薬品が異なるとき 28日 28錠 140錠包装の 医薬品を購入 残112錠 残84錠 不良在庫に ・先生によって出す医薬品が異なるとき (原因:非常勤医師のため、本来の医局の採用品とは異なるため) 採用品:グラクティブ 採用外:ジャヌビア 採用品:ステーブラ 採用外:ウリトス
病院薬局における患者情報の収集 医師 患者 薬剤師 看護師 医師 患者 主訴・現病歴 身体所見・副作用歴 アレルギー歴 看護師 薬剤師 (電子カルテ) 医師 主訴・現病歴 身体所見・副作用歴 アレルギー歴 患者 医師 看護師 薬剤師 患者情報の把握 →患者像の形成 8
? 調剤薬局における患者情報の収集 image 薬剤師 主訴?現病歴? 身体所見?副作用歴? アレルギー歴?検査値? 患者像をイメージ 処方せん 主訴?現病歴? 身体所見?副作用歴? アレルギー歴?検査値? 患者 医師 薬剤師 ? image 治療 薬 薬 処方箋 患者像をイメージ (患者情報不十分) 9
QOLの向上・支援 Pharmacist 薬局の場合 処方箋解読の知識 必要な医薬品の管理 適切な医薬品の選択 採用薬の管理 電子カルテによる情報収集 QOLの向上・支援 Pharmacist 病院内薬局の場合 処方箋解読の知識 必要な医薬品の管理 適切な医薬品の選択 患者情報の収集 薬局の場合
小島 圭祐先生 井上 純一先生 エイト薬局の先生方 事務員の方 謝辞 小島 圭祐先生 井上 純一先生 エイト薬局の先生方 事務員の方 ご清聴ありがとうございました。