市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策について(案) 背景 ○国は、地域体制整備コーディネーターを、精神障害者地域移行・地域定着支援事業補助金の事業としては 廃止し、市町村地域生活支援事業の中で実施するよう方針を示している。 ○地域体制整備コーディネーターは、医療機関と共同し、地域移行対象者を地域相談支援につなげる上でも 重要な役割を担っており、地域の体制整備も含めて、今後も地域移行を進める上でも重要な役割。 ○今後も、本府において地域移行をより推進するためにも、地域体制整備コーディネーターを市町村において 配置できるような仕掛けが必要。 課題 課題解決に向けて ○これまで、大阪府では保健所と地域体制 整備コーディネーターが中心となって、地 域移行を進めてきたが、市町村において 必要性やそのノウハウがまだ伝授されて いない。 ○地域体制整備コーディネーターを配置す るための経費は統合補助金(国庫補助充 填率が平均7割)である地域生活支援事 業となっている。また、必置とはなってお らず、市町村に超過負担を強いることにな ることから、配置が進まないおそれがある。 (1)目的 ○地域体制整備コーディネーターを障がい保健福祉圏域の複数市町 村において共同で配置する体制が組めるよう、市町村間の調整を図 る。 ○精神障がい者の地域移行が推進されるよう、具体的な地域移行の ための手順、実際の取組みの紹介などにより、市町村職員等が地域 移行支援に取り組むことができるようにする。 (2)調査審議期間 平成25年3月~平成25年8月 市町村を中心とした地域移行支援 システム構築に向けた支援策 資料2
市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策(案) 1.医療機関と地域関係機関の共同による、長期入院患者への働きかけの方法 (地域体制整備コーディネーターの役割) ※市町村精神障がい者地域移行推進体制整備(案) ①推進体制のあり方 ②地域体制整備コーディネーターとは ③長期入院患者の退院意欲の醸成や、退院に対する不安の軽減のための取組み ・具体的な地域での取り組み事例を紹介 ・退院促進ピアサポーターの活用について ④具体的な手順 ⑤地域自立支援協議会との連携 2.地域移行・地域定着支援の進め方と留意点 ①地域移行・地域定着支援の事務、標準的な流れ ②地域移行に向けた手順(計画相談) ③地域移行に向けた手順(地域移行支援・地域定着支援の流れ、報酬の請求など) 3.市町村、保健所、医療機関、相談支援事業所、地域関係機関の役割 ①各機関における役割(府・市町村の役割分担も含む) ②各機関と共同した地域の支援体制づくり ・具体的な地域での取り組み事例を紹介 4.精神科病院における地域移行の取組み ①精神科病院における地域移行への取組みの状況(精神科病院協会に依頼してアンケートを実施し、その結果を元に執筆) ②精神科病院における取組み事例紹介 ③地域体制整備コーディネーターや、行政、地域支援関係者との連携
市町村精神障がい者地域移行推進体制整備(案) 経過措置(H25~26年度の2か年間) 移行後(H27年度以降) 大阪府 府保健所・こころの健康総合C 医療福祉圏域 基幹相談支援センター(精神) (地域体制整備コーディネーター) 助言・技術支援 働きかけ ○○○市 引継 ◆市町村地域生活 支援事業活用 ◆圏域内複数市町 村による共同実施。 (市町村委託) 地域移行予定者 府保健所 こころの 健康総合C 大阪府 委 託 相談支援事業者 (地域相談支援マネージャー) 連携・支援 働きかけ ◆都道府県地域生活 支援事業を活用。 ◆2か年間で府委託 か ら圏域市町村に よる 共同実施体制 を整備。(研修等) 地域移行予定者 引継 ○○○市 ○○○市 ○○○市 医療福祉圏域