経済入門 ⑤ 西山 茂
第4回の復習 需要と供給のバランス → 価格 完全競争状態 vs 差別化状態 限界収入と限界費用の大小関係が大事です。 需要と供給のバランス → 価格 完全競争状態 vs 差別化状態 完全競争 → 値上げできない! 差別化 → 値上げできる(量は減少、売上は?) 限界収入と限界費用の大小関係が大事です。 限界収入が限界費用を超えていれば、増やす 限界収入が限界費用より低いなら、減らす 値下げ: 数量増加-値引き損=限界収入 値上げ: 値上げ得-数量減少=限界収入
例題【1】ガソリン値上げの影響 ガソリンは、完全競争の状態です(どこで買っても同じ。安いほうがいい)。最近、販売価格が上がっています。需要が増えたのか、費用が上がったのか、図に描いて説明してください。
【説明】需要と供給から価格が決まる 需要曲線 費用上昇 供給曲線 限界費(ガソリン仕入れ値)
練習問題【1】 価格があがるのは、どんな時? 価格が上がる時は、ガソリンのように費用が上がった時だけでしょうか?需要と供給の図をみながら、他の原因を考えてください。
【説明】人気が高まる、ブーム、流行 供給曲線 評価額が 上がった 需要曲線
練習問題【2】価格差別のねらい レディース・デーには女性の入場料を割り引きますが、映画館の損ではないですか? バーゲンセールの日、値下げ品は分かりやすい場所においてほしい。こんな声に店長は答えるべき? ポイントカードは店の損では?
練習問題【3】仕事の市場=労働市場 どんな時に、時給は低くなる? 働きたい=> 提供側=求職活動 人に来てもらいたい=> 需要側=求人活動 需要曲線と供給曲線を描いてみましょう 価格は具体的に何でしょう? ヒトの需要と供給は自然にバランスしますか? どんな時に、時給は低くなる?
マクロ経済学の目線 仕事の量=企業の生産全体=お金 モノ ヒト カネ
モノの全体を測るから国民所得といいますね。GDPはこれだと思ってもいいでしょう モノ全体をどう測る 働いてモノができている みんなの所得を合計するといいわけです モノの全体を測るから国民所得といいますね。GDPはこれだと思ってもいいでしょう 自動車○○台と テレビ○○台を 合計しても意味ない
モノとヒトの関係 モノ ヒト モノが増えて、仕事も増えるのが理屈 GDP 100のモノを作るとき 2倍の仕事をしなけりゃいかん! 200のモノを作るとき 2倍の仕事をしなけりゃいかん! 所得も2倍で計算しましょう モノが増えて、仕事も増えるのが理屈
マクロでも需要と供給が基本 作って 売る 供給 需要 モノ あとで戻ってくるなら借金して需要できる いまカネを出すことを投資といいます。 消費はリターンがありません。所得が制約になります。 需要=消費需要+投資需要、これ基本形
経済循環とお金の流れ 企業の 投資は? 政府は 買ってくれるか? 貯蓄は 使い残し
45度線図を知っておこう 総需要 消費需要線 (消費関数) 80 総供給 100