樹木の立ち枯れのメカニズムと炭による予防とCO2削減 樹木の立ち枯れのメカニズムと炭による予防とCO2削減 大森 禎子・吉池雄藏・岡村忍・杉浦銀治・岩崎眞理・安田勲
南極周囲の極渦
フェゴ島・南極ブナの立ち枯れ(2000.12.26-30) 右下・40年前の山火事の後 300m×9km
ニュージーランド南島(2001.12.26~31) 入植時に切られたブナ 灌木の立ち枯れ 立ち枯れ下木質シダの蔓延 ユーカリの立ち枯れ 牧場跡のブナ幼木の立ち枯れ マツの衰退
オーストラリア・パース(2000.10.13) ユウカリの立ち枯れと山火事 酸による石灰石の浸食 オーストラリア・パース(2000.10.13) ユウカリの立ち枯れと山火事 酸による石灰石の浸食
左:上・下、アメリカ・アデロンダック・バルサモミノ縞枯れ(1999. 8 左:上・下、アメリカ・アデロンダック・バルサモミノ縞枯れ(1999.8.4,6) 右:上・アデロンダックの沼 下・フェゴ島の川、 水辺の樹木は付着した霧に大気中の硫酸を溶解して枯れが早い。
左上:出雲海岸マツの枯れた後にマツの植林(2007. 3. 25)、 右上:京丹後市琴引浜防砂林の枯れ(2008. 3 左上:出雲海岸マツの枯れた後にマツの植林(2007.3.25)、 右上:京丹後市琴引浜防砂林の枯れ(2008.3.8)、 下:男鹿半島クロマツとスギの枯れ(2003.11.13,2004.8.7)
北関東・左上 女峰山と日光男体山の間・右 念仏平(2001.10.14) 下左右 志津林道シラビソの枯れ(1997.8.10)
新潟県糸魚川市ナラ枯れ 畠山正恒氏提供 青梅川上流 海から4~5km 梅川上流海から6~7km’09. 8. 24 ‘09. 9 新潟県糸魚川市ナラ枯れ 畠山正恒氏提供 青梅川上流 海から4~5km 梅川上流海から6~7km’09.8.24 ‘09.9.23 小滝川海から12~13km’09.8.23
風による樹木に対する硫酸の塗り重ね
左:フェゴ島、独立の南極ブナ(2000.12.29) 右:七尾市和倉海岸の高台のマツは1994年に枯れ、 崖に真横に伸びたマツは生きている(2000.4.10)
標高別土の水による溶出成分
A:立ち枯れマツの鉄とリン酸の反応 B:酸化第二鉄 C:細菌
秋田県男鹿市北浦安全寺 安田邦男氏所有林(2007.9.29) 年代と年輪幅の関係、63年生、直径42cm
同じ場所のマツとスギの年輪幅による衰退開始の時期の予測
地球の二酸化炭素濃度の変化:上限は冬,下限は夏
樹木の立ち枯れの原因は、化石燃料の燃焼から発生する 硫黄酸化物である。 ま と め 樹木の立ち枯れの原因は、化石燃料の燃焼から発生する 硫黄酸化物である。 2.土壌の酸性化で溶出する金属イオンによる、リン酸イオンの不活性化は樹種に関係なく樹木の立ち枯れをおこす。 3.樹木の立ち枯れは、土壌を中和することで救われる。 4.樹木の増加は最も確実なCO2削減方法である。炭は燃焼しない限り半永久的にCO₂に成らない。燃料とした場合は、自身が吸収したCO2なので大気のCO2の割合は変化しない。
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群馬県勢多郡富士見村赤城山(2007.4.6) 赤松林の立ち枯れ進行中
ニュージーランド南島・(2001.12.26)入植の時に持ち込まれた カルホルニアレッドパイン120年生・20年生マツの衰退
アデロンダック・バルサモミの立ち枯れ 標高1300m(1999.8.5)
男鹿半島入道崎南(2003. 11. 13)1993年48本植林・炭散布 足尾銅山跡・阿蘇沢上流(2003. 8 男鹿半島入道崎南(2003.11.13)1993年48本植林・炭散布 足尾銅山跡・阿蘇沢上流(2003.8.30) (2455m2) 炭の効果・植生調査
宮城県七が宿町町有林・炭撒き効果 炭の量・7ヘクタールに2トン/年
南木曽ヒノキ林の酸性化した土壌の幼木(2005.11.6)
汚染の度合いの表示:非海塩濃度 海水組成 原子量 g/kg eq/kg Na+ 22. 99 10. 556 0. 4591 Cl- 35 汚染の度合いの表示:非海塩濃度 海水組成 原子量 g/kg eq/kg Na+ 22.99 10.556 0.4591 Cl- 35.45 18.980 0.5354 SO₄2- 96.07/2 2.649 0.0551 測定値 測定値 SO42--(Na+×SO42-/Na+)=非海塩SO42-