ビルメンテナンス業における リスクアセスメント研修会 P. 16 ビルメンテナンス業における リスクアセスメント研修会 9 「リスクアセスメントの体験」
リスクアセスメントの体験シナリオ P. 16 体験1 危険性又は 有害性の特定 体験2 リスクの見積り 体験3 リスク低減措置 の検討 個人作業 個人作業 個人作業 グループ討議 グループ討議
P. 16,17 【体験1】 危険性又は有害性の特定
危険性又は有害性と 発生のおそれのある災害の表現 P. 17 危険性又は有害性と 発生のおそれのある災害の表現 ① 危険性又は有害性 「~に、~と」 ② 人 「~が」 階 段 作 業 者 ③ 危険性又は有害性と人が接触する状態「~するとき、~するため」 階段の清掃 ④ 安全衛生対策の不備 「~なので、~がないので」 後ろ向きで同じ階段上に両足を揃えている ⑤ 負傷又は疾病の状況「(事故の型)+(体の部位)を~になる、~する」 足を踏みはずして転落し、足を骨折 作業者が、階段の清掃作業をしているとき、同じ階段上に両足を揃えていたので、足を踏みはずして転落し、足を骨折する。
P. 16,17 【体験1】 危険性又は有害性の特定
P. 17 作業時間 10分間 【体験1】 危険性または有害性の特定 個人作業
P. 18,19 【体験2】 リスクの見積り 頻 度 可能性 重篤度 + + リスク ポイント リスク =
P. 12,18 「頻度」の解釈について 15kg 15kg × ○ 頻度を 作業回数 と考えてしまうと、毎日、数10回も15kgの段ボールを運ぶ作業を行っているので「頻繁」の4点となる。 リスクが発生する頻度 と考えると、例えば1週間に1回ぐらい、15kgの段ボールが崩れて落ちることがあるので「時々」の2点となる。
P. 18,19 記入方法(例) リスクの見積り 頻度 可能性 重篤度 (リスクポイント) 合計 リスク 2 6 10 Ⅲ
P. 18,19 【体験2】 リスクの見積り 作業時間 5分間 最初の例題も 忘れずに 頻 度 可能性 重篤度 合計 リスク 個人作業
グループ討議の方法 演 台 ① 1テーブル4人の構成とし、奇数列の人が偶数列の方に振り向いて討議します。 ② 一人30秒程度で、簡単な自己紹介をしてください。 ③ 討議の際の司会進行役を決めます。 (原則として演台に向かって偶数列 左側の人) 演 台 1列目 2列目 3列目 4列目
【体験2】 リスクの見積り (グループ討議) 討議時間 10分間 【討議テーマ1】 P. 18,19 討議時間 10分間 【体験2】 リスクの見積り (グループ討議) 【討議テーマ1】 ① 「記入例」階段の清掃作業の見積り結果について1人ずつ発表する。 ② 各項目の見積り点数について、グループで討議し意見の統一をはかる。 【討議テーマ2】 ① 階段の移動について書き出したリスクと、その見積り結果について1人ずつ発表する。 ② リスクの見積り結果について、グループとして意見の統一をはかる。
法令に定められた事項の実施(該当がある場合) P. 14,19 【体験3】 リスク低減措置の検討 法令に定められた事項の実施(該当がある場合) 高 1 設計や計画の段階における危険性又は有害性の除去又は低減 リスク低減措置の優先順位 危険な作業の廃止・変更、危険性や有害性の低い材料への代替、 より安全な施工方法への変更等 2 工学的対策 カバー、ガード、安全装置、局所排気装置、防音囲いの設置等 3 管理的対策 マニュアルの整備、立ち入り禁止措置、ばく露管理、教育訓練等 4 保護具の使用 上記1~3の措置を講じた場合においても、除去・低減しきれなかったリスクに対して実施するものに限られます 低
Ⅲ 【体験3】 リスク低減措置の検討 2 2 6 10 通路の段差で台車のバランスが崩れて、荷が落下して足を負傷する。 リスクポイント P. 19 【体験3】 リスク低減措置の検討 通路の段差で台車のバランスが崩れて、荷が落下して足を負傷する。 15kg リスクポイント リスク 頻 度 可能性 重篤度 Ⅲ 2 2 6 10 + + =
【体験3】 リスク低減措置(案)の例 Ⅰ Ⅰ Ⅱ 1 1 1 3 1 1 1 3 1 2 3 6 P. 14,19 + + = + + = 案1 コンベヤー リスク ポイント リスク 頻 度 可能性 重篤度 Ⅰ 1 + 1 + 1 = 3 案2 スロープ 箱形の台車 リスク ポイント リスク 頻 度 可能性 重篤度 Ⅰ 1 + 1 + 1 = 3 案3 ゴムバンド リスク ポイント リスク 頻 度 可能性 重篤度 Ⅱ 1 + 2 + 3 = 6
P. 16,19 【体験3】 リスク低減措置の検討
P. 19 作業時間 10分間 【体験3】 リスク低減措置の検討 個人作業
グループ討議の内容 討議時間 10分間 討議テーマ 1 討議時間 10分間 グループ討議の内容 討議テーマ 1 「危険性又は有害性と発生のおそれのある災害」のそれぞれについて、各自の考えたリスク低減措置の案と、その案を実施したときに想定されるリスクの見積りについて相互に発表する。 討議テーマ 2 各メンバーから出された低減措置の案について、グループ全員で討議し、統一した低減措置案をまとめる。
【体験3】 リスク低減措置の検討 (グループ討議) P. 19 討議時間 10分間 【体験3】 リスク低減措置の検討 (グループ討議)
体験のまとめ 危険性又は有害性の特定 大きなリスクは、発見できたか 災害への流れは、表現できたか
体験のまとめ リスクの見積り リスクの見積り方法が理解できたか 人によって見積りにバラツキがでる ことを体験できたか
体験のまとめ リスク低減措置の検討 リスク低減措置は、ハード対策から検討できたか ※作業ルールや教育等のソフト対策では「重篤度」は下がらない !!
お手元にあるアンケートにご記入をお願いします これで本日の研修は 全て終わりです お疲れ様でした お手元にあるアンケートにご記入をお願いします