効果的なCMと好感度 2012年7月5日 市場戦略学科3年 MR0017 林 実穂
目次 ・ 銘柄別CM好感度TOP10 ・ 好感要因「商品にひかれた」銘柄別TOP10 ・ 比較 ・ ブランドと広告 ・ 好感度のあるCMと共通点 ・ 考察とまとめ ・ 参考文献
2012年6月前期 銘柄別CM好感度TOP10 順位 企業名/銘柄名 オンエア作品数 CM好感度 1位 ソフトバンクモバイル/SoftBank 全5作品 150.0‰ 2位 ダイハツ/Tanto 全4作品 72.0‰ 3位 キリンビール/淡麗グリーンラベル 全3作品 54.7‰ 4位 インテル/イメージアップ 全1作品 48.7‰ 5位 トヨタ/イメージアップ 全8作品 44.7‰ 6位 大日本除虫菊/虫コナーズ 全3作品 40.0‰ 7位 全国都道府県及び全指定都市 /ドリームジャンボ宝くじ 全2作品 36.0‰ 8位 NTTドコモ/NTT DOCOMO 全9作品 36.0‰ 9位 H.I.S./スーパーバザール 全3作品 33.3‰ 10位 グリー/GREE 全7作品 28.0‰ 調査期間:2012年5月20〜2012年6月4日、東京キー5局 調査対象:関東1都6県 1,500人 [1]
2012年6月前期 好感要因「商品にひかれた」 銘柄別TOP10 CM好感度総合順位 1位 ほっともっと/塩から揚弁当 総合15位 2位 ソフトバンクモバイル/Soft Bank 総合1位 3位 ダイソン/ダイソンエアマルチプライアー 総合19位 4位 キリンビール/一番搾りおうちで フローズン生プレゼント 総合23位 5位 ケンタッキー/レッドホットチキン 総合32位 6位 NTTドコモ/NTT DOCOMO 総合8位 7位 日本マクドナルド/チキンクリスプ 総合24位 8位 大日本除虫菊/虫コナーズ 総合6位 9位 味の素/クックドゥ 総合25位 10位 任天堂/マリオテニスオープン 総合46位 調査期間:2012年5月20〜2012年6月4日、東京キー5局 調査対象:関東1都6県 1,500人 [1]
SoftBank、虫コナーズ、NTT DOCOMOは両方のTOP10にランクインしている 比較 CM好感度銘柄別TOP10 「商品にひかれた」銘柄別TOP10 SoftBank、虫コナーズ、NTT DOCOMOは両方のTOP10にランクインしている CMと商品の両方に対して好感をもってもらえたのではないか
ブランドと広告 ① 企業や商品にオリジナルの強さ、クオリティがある ② 独自の美しく強いスタイルを構築している ▽元来、企業や商品には多かれ少なかれ、世の中に出た時点で何らかのブランドイメージがあると思われる。それらを上手く表現し、好感や興味をもたれる広告にはいくつかの共通点がある。 ① 企業や商品にオリジナルの強さ、クオリティがある その企業の思想、経営方針、事業内容などの企業が進むべき方向性が明解であったり、商品も独創性、品質などが高いもの。 ② 独自の美しく強いスタイルを構築している レベルの高いオリジナルのデザインフォーマット ③ 独自のスタイル(②)を長期継続している ブランドイメージを定着させるには、長い期間継続することも重要である。 ④ 長期継続しながら、進化、リフレッシュさせている 時代とともに企業や商品も常に変化しつづけていく。独自のスタイルを長期的に継続することは、ひとつのブランドイメージが、誰にでも透過していくという反面、古臭く新鮮さに欠けると見られる欠点もある。そのために進化、リフレッシュさせ続けることを決して忘れてはならない。 [2]
好感度のあるCMと共通点 ☞ソフトバンクを例に共通点を見てみる ① 企業や商品にオリジナルの強さ、クオリティがある ・ 海外パケットし放題、ホワイト学割りなどのサービス ② 独自のスタイルを構築 ・ 白戸家シリーズで統一感を出す ③ 独自のスタイルを長期継続 ・ 白戸家シリーズは2007年6月から現在(2012年6月)まで 多くの種類のCMを放映 ④ 長期継続しながらも、進化、リフレッシュ ・ 最近では「ワイルドなお父さん」篇が放映されているが、これまでに127種類のCMがサービスの変化に応じて放映されている [3][4]
考察とまとめ 企業や商品が出しているブランドイメージをさらに視聴者に定着させるには、思わず見てしまうCMでないといけない。 例:ソフトバンクの白戸家シリーズやNTT DOCOMOのスマートフォン擬人化シリーズ、大日本除虫菊の虫コナーズなど また、いくらCMで好感度がよくても商品に惹かれないCMづくりでは意味がないのではないか。
参考文献 [1] CM好感度ランキング|CM DATABANK CM総合研究所 http://www.cmdb.jp/ranking/ 参照日付:2012年6月30 日 [2] 電通,新アートディレクター入門,電通,2007 [3] ソフトバンクCMギャラリー, 参照日付:6月30日 http://mb.softbank.jp/mb/tvcm_media/cm/ [4] ソフトバンク,Wikipedia,参照日付:7月1日
おわり