●他県にはない北海道教育旅行の優位性と特徴 ●北海道ならではの体験学習テーマ 北海道教育旅行の特徴 ●他県にはない北海道教育旅行の優位性と特徴 ●北海道ならではの体験学習テーマ 【ご注意】 本データをカスタマイズする場合は、他の資料等からの引用、流用等は一切禁じます。 本データに掲載している資料のみをご使用くださいますようお願いいたします。 社団法人北海道観光振興機構
目次 目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01 北海道教育旅行の特徴 目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01 北海道教育旅行の魅力・・・・・・・・・・・・・・・・・・02 【環境】北海道の魅力と特徴・・・・・・・・・・・・03 【環境】体験学習メニュー・・・・・・・・・・・・・・・・・04 【自然・夏】北海道の魅力と特徴・・・・・・・・・・・05 【自然・夏】体験学習メニュー・・・・・・・・・・06 【自然・冬】北海道の魅力と特徴・・・・・・・・・・・07 【自然・冬】体験学習メニュー・・・・・・・・・・・・08 【食】北海道の魅力と特徴・・・・・・・・・・・・・・・・09 【食】体験学習メニュー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 【歴史・文化】北海道の魅力と特徴・・・・・・・・・・・11 【歴史・文化】体験学習メニュー・・・・・・・・・・・12 【環境】北海道の魅力と特徴・・・・・・・・・・・・13 【環境】体験学習メニュー・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
北海道教育旅行の魅力 限りある資源を最大限に活用する エコ社会のモデル 先住民族・アイヌ民族の文化が 多く残されている 環境 歴史・文化 限りある資源を最大限に活用する エコ社会のモデル 先住民族・アイヌ民族の文化が 多く残されている 北海道は循環型社会づくりに向けた取り組みに力を入れている環境先進地です。太陽光、風力、地熱、雪氷などの自然エネルギーの導入率は全国の約2倍。これまで捨てられてきた間伐材や畜産廃棄物を資源として活用する試みも盛んです。2008年には、豊かな自然が残る洞爺湖町が環境問題を語るのに最適であるとして、主要国首脳会議(サミット)の開催地に選ばれました。 北海道は、地名からもわかるように、先住民族・アイヌの文化が色濃く残る地域です。アイヌ文様やユーカラ(口承文芸)などの独自の文化が、重要な文化遺産として守られています。 自然 産業 本州では見られない多様な生物や 独自の生態系が存在する 北の自然風土が特徴ある産業を 生み出している 特異な地理的・環境的条件を備える北海道では、日本ではここだけに生息する北方固有種や、絶滅が危惧される希少性の高い動植物などを数多く観察することができます。世界自然遺産・知床をはじめ、ラムサール条約登録地などでは、大自然が育んだ特異な生態系に出合うことができます。北海道は、さまざまな生物が関わり合って生きる地球の縮図といえます。 豊かな自然と広大な土地を生かし、大規模で生産性の高い農業を行っている北海道。食料自給率はなんと195%で、日本最大の食糧供給地域として、食の安全、安心を守る取り組みにも力を入れています。 食 安全・安心 冷涼な気候が育てる北の恵み 食料自給率は195% 「北海道アウトドア資格制度」によって 認定された専門ガイドがナビゲート 多種多様な地域資源を活用した食品関連産業が盛んです。さまざまな食品が北海道ブランドとして市場で高い価値を得ています。近年ではバイオテクノロジー関連など、新たな産業も発達しています。 野外での体験学習を安全に楽しみ、自然について正しく学ぶために、北海道では全国初のアウトドアガイドの能力を資格として認定する「北海道アウトドアガイド資格制度」が導入されています。
【環境】北海道の魅力と特徴 別名“地球環境サミット”とも呼ばれた、北海道洞爺湖サミット(2008年7月)。 環境問題を最重要テーマにすえたサミットが北海道で開催された理由は、環境保全の地域モデルになりうる、 豊かな生態系を含む自然があるからです。 地球に優しく、暮らしに根ざす 注目の循環型エネルギー 木とふれあい、学び、生きる 環境教育「木育」の発祥地 産業活動に伴い発生する廃棄物を資源化し、CO2や廃棄物の排出量を抑える試みが行われています。間伐材の木質ペレット化や畜産廃棄物のエネルギー利用、産業資源としての再利用はその一例です。環境と産業を両立した事例として、多くの注目を集めています。 空気や水を守り、日本の文化を支えてきた「木」。北海道は、日本の森林面積のおよそ4分の1を占める約554万haもの森林を有しています。木や森との関わりを主体的に考える心を育てる「木育」の発祥地でもあり、工作や森林浴などの体験を伴った環境教育が行われています。 黒松内町 北限のブナ林 鹿追町 環境保全センター 地熱、風力、雪氷も 北海道は自然エネルギーの宝庫 環境に配慮した行動を促す 「北海道環境宣言」 北海道は自然エネルギーが豊富です。温泉地は地熱、風の強い地域は風力、降雪量によって雪氷と、各地で風土に合わせた自然エネルギー利用が行われています。土地の特性を活かした無理のない取り組みは、持続可能な社会構築に向けての大きな一歩といえます。 北海道は、「北海道環境宣言」を策定(2008年4月)し、環境と調和するエコアイランドをめざしています。世界における環境保全の地域モデルとして、持続可能な社会づくりのために個人ができる具体的な行動を示し、行政と企業、市民が協働してキャンペーンを行うなど、環境への関心を喚起しています。 泊村 泊村風力発電所 虻田町 洞爺湖 朝日
【環境】体験学習メニュー 「エネルギー活用や環境保護の現場に触れ、環境を守る心を培う」学習メニューです。 循環型社会の構築に 寄与する産業施設の見学 環境を守ることへの意欲を高める 動植物観察、環境保全関連活動 自然エネルギー施設の見学 北海道には、風力発電用の風車や、太陽光、地熱などを利用した施設など、多種多様な自然エネルギー利用施設があります。これらを見学しエネルギー利用の実情を知ることは、今後のエネルギー利用のあり方や、新エネルギーが持つ可能性の大きさの理解につながります。 中でも雪氷を利用した施設や、畜産廃棄物を利用した施設は、北海道ならではの特徴的な自然エネルギー活用例です。特に鹿追町のバイオガスプラント・堆肥化プラントは、畜産廃棄物をエネルギーや堆肥として利用することで環境に優しいだけでなく持続可能な産業を実現している好例として高い教育効果が期待できます。 限りある資源をフルに活用する方法のひとつが、廃棄物の再利用です。ゴミを燃料として利用する発電所や、リサイクル施設の見学は、循環型社会のあり方を考える上で魅力的な教材となります。 また、北海道では、その地域的特性から、生物由来の資源・バイオマスの研究や利用が盛んに進められています。畜産廃棄物のエネルギー資源化やたい肥としての利用、間伐材の暖房用ペレット化、製紙や日用品、建材への利用例などにふれることで、リサイクル意識を向上させ、リサイクルへの関心を高めることができます。また、日本のエネルギー事情についての見識を深めることもできます。 動植物への愛護精神を持つことは、環境保全につながるあらゆる活動へのモチベーションを高めます。国内では北海道だけに生息するナキウサギなどの北方固有種の野外観察、タンチョウやオジロワシなどの絶滅が心配される種を観察できるバードウォッチング、天然記念物のマリモ観察、原生花園や自然公園での希少種や高山植物の観察などは、特異な環境の存在を意識させるのに非常に有用なプログラムといえます。 このほかにも、北海道を北限とするブナ、オオムラサキの観察など多彩なプログラムが用意されています。
【自然(夏)】北海道の魅力と特徴 地形的に大きな広がりをもつ北海道では、変化に富んだ風景を目にすることができます。 中には、手つかずのまま大切に残されている貴重なものも少なくありません。 知床の世界自然遺産登録を機に、美しい自然を次世代に残す運動は各地で活発化しています。 ラムサール条約登録湿地 全国37カ所のうち12カ所が 北海道 知床の自然は人類の宝 日本で3番目の世界自然遺産登録 原始の面影を残す知床には、多様な森林生態系や北海道固有種の成育、希少な鳥類の生息、流氷によって海と陸が一体となった食物連鎖など、他に類をみない生物相が存在します。特徴ある風土と優れた景観が評価され、2005年、世界自然遺産に登録されています。 ラムサール条約は正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といいます。日本で初の登録地は日本最大の湿原である釧路湿原。その後も次々と北海道の湿地が登録され、絶滅の危機に瀕する生物たちにとって貴重な自然環境が保たれています。 斜里町 知床五湖 釧路市 釧路湿原(細岡展望台) 日本の動物学上の境界・ ブラキストン線 野生動物が自然のままに息づく 23の自然公園 大切に保護されてきた自然 北海道には、6つの国立公園、5つの国定公園、12の道立自然公園があり、その総面積は約86万haにものぼります。地域によって大きく風土が異なる北海道の自然公園は、それぞれ特徴的で優れた自然景観をもち、後世へ向けて大切に守られています。 動物生息分布の境界線として有名なブラキストン線が津軽海峡を横切っており、北海道には本州とは異なる特有の動物相があります。地球環境の悪化に伴い数が減少している希少な生物も数多く、これらの保護を目的とした環境保全活動に多くの人々が協力・参加しています。 上川町 沼の原 ナキウサギ 鹿追町
「フィールドにすむ生物の立場から、自然の多様な魅力を捉える」学習メニューです。 【自然(夏)】体験学習メニュー 「フィールドにすむ生物の立場から、自然の多様な魅力を捉える」学習メニューです。 鳥の目線になって 北海道の広大な大地を体感する 野生動物の目線になって 豊かな自然の営みを体感する 魚の目線になって 清らかな水の大切さを体感する 北海道の特徴は、ほかにはない壮大なスケールの自然です。大地の広がりを強く感じるには、空中での体験が適しています。空を飛ぶ鳥と同じ目線で自然を見つめる体験は、新鮮な感動を呼び起こします。 山中の体験として、木に張ったワイヤーを使い滑車で豪快に空中を移動するエア・トリップがあります。普段とは異なる目線でダイナミックに自然の広がりを体感することができます。 道内各地で行われている熱気球フライト体験では、広大な平野や湖、山々のパノラマを、約40mの上空から遮へい物なしで眺望できます。このほか、ロープウェイでの遊覧なども刺激的な体験です。 野生動物のように、ありのままの自然に間近でふれられるのが野外での散策です。北海道でのトレッキングは、湿原やフットパスなど、体験シーンが豊富なのが特徴。貴重な動植物との遭遇する機会も多く、短時間でも充実した時間を過ごすことができます。 「北海道の屋根」と称される大雪山や、その美しさから「蝦夷富士」と呼ばれる羊蹄山をはじめとした個性的な魅力を持つ山々では、自然観察を兼ねた本格的な登山に挑戦できます。花が咲き乱れる春、青々とした緑が繁る夏、色とりどりの紅葉が美しい秋と、変化に富んだ季節ごとの景観は、多様な生態系の存在を強く感じさせてくれます。 14,000あまりの河川、30以上の湖沼が北海道にはあります。水量が豊富で、水質の良さでも高い評価を受ける河川、湖沼が多いのが特徴です。 カヌー、ラフティング、遊覧船でのクルージングでは、川や湖にすむ生き物と近い目線で北海道の美しい水にふれ、そのすばらしさを感じることができます。 渓流フィッシングではイワナやヤマメ、ニジマスなどを釣ることができ、清流にしか住まない幻の魚・オショロコマとの出合いも期待できます。さまざまな形で、暮らしにおける水の重要性と、水辺にすむ生き物の多様さを実感できます。
【自然(冬)】北海道の魅力と特徴 日本の最北端に位置する北海道は、一年の約3分の1にも及ぶ期間、雪と氷に閉ざされます。 厳しい寒さと大量の降雪は、北の大地の生き物すべてにとっての試練といえます。 しかし、この長い冬は、北海道に独自の景観や魅力を与える恵みの時期でもあるのです。 スキーやスケート、カーリングまで ウインタースポーツのメッカ 観測史上最も低い気温は 旭川で記録されたマイナス41.0℃ 日本の最低気温記録のうち、上位のほとんどが北海道の記録で占められています。これまでの記録では、1902年1月に旭川で記録されたマイナス41.0℃が日本の最低気温です。数々の記録が、冬の環境の厳しさを裏付けています。 過去に冬期オリンピックも開催された北海道では、各種スキー、スケートはもちろん、スノーボード、クロスカントリー、アイスホッケーやリュージュ、カーリングなど、さまざまなウインタースポーツが行われています。オリンピックのメダリストも、多数輩出しています。 雪の結晶 スノーボード ニセコ町 サラサラのパウダースノー 世界最高レベルの雪質 厳しい冬を彩る幻想的な光景 北海道の不思議な自然現象 北海道の厳しい寒さは、雪質にも影響を及ぼします。寒さのため雪の湿気が少なくなり、ウインタースポーツ愛好者憧れのパウダースノーと呼ばれるさらさらした雪となるのです。極上の雪質に魅かれ、近年では海外からも多くの人が冬の北海道を訪れています。 大気中の水蒸気がきらきら輝くダイヤモンドダスト、光の柱が出現するサンピラー、オーロラや四角い太陽など、冬に見られる不思議な自然現象の数々。これらはすべて、北海道の独特な地理的・気象的環境が生み出すもので、見る人々を魅了し、大きな感動を与えています。 スキー 岩内町 樹氷
「冬ならではの観察と体験の中で、変化に富んだ自然を体感する」学習メニューです。 【自然(冬)】体験学習メニュー 「冬ならではの観察と体験の中で、変化に富んだ自然を体感する」学習メニューです。 動物たちの姿や 痕跡を観察するスノーシュー 雪国ならではの スキー・スノーボード 氷や雪を活用した 冬の遊び 木々が落葉し、大地が雪に覆われる冬は、グリーンシーズンではわかりづらい野生動物たちの姿や足跡などの観察に絶好のシーズンです。スノーシューやかんじきを使ってのスノートレッキングで、冬山に生息する生き物を観察したり、痕跡から生態を学ぶことができます。一見静かな山の中に息づく動物たちの生命力やたくましさは、見る者に大きな感動を与えます。 気象条件によっては、めずらしい冬の自然現象を見られることもあります。自然現象との出合いは、豊かな感性の育成に繋がるだけでなく、その現象が起こる理由についての興味など、科学的な関心や思考力を養うのに良い機会となるでしょう。 冬が非常に長い北海道は、ウインタースポーツのメッカです。中でもスキーやスノーボードは人気のスポーツで、スキー場が至るところに見られます。設備も充実しているのが特徴です。 北海道のスキー場は、抜群の雪質もさることながら、いくつものコースを設定しているところが多く、各自のレベルに合わせた滑りが可能という魅力があります。スキーやスノーボードは初めてという方も安心です。 雪があるからこそ楽しめるスポーツを通して、銀世界の美しさを心に刻み、北海道の冬を体感できます。 然別湖や阿寒湖など、冬期に結氷し、人が歩ける程の厚い氷に覆われる湖がいくつか存在します。このような湖上や雪原では、ダイナミックな風景が楽しめるスノーモービルやバギー、一面の雪景色を見渡せる熱気球フライトなどが体験できます。どれも、北海道ならではの体験といえます。遊覧船での海上遊覧では、北の海にすむ生物たちとの遭遇も期待できます。 オリンピックで注目を集めたスポーツ、カーリングに挑戦できる施設もあります。充実の設備を使った、貴重なスポーツ体験が可能です。
【食】北海道の魅力と特徴 全国の4分の1を占める農地を持ち、太平洋、日本海、オホーツク海の3つの海に囲まれた北海道は、 国内最大の食糧供給基地として、食の安定供給や食の安全への取り組みに努めてきました。 食文化や食の大切さを実感できる、各種作業参加プログラムも豊富です。 牛肉、お米、野菜に加工食品まで 広がるトレーサビリティシステム導入 農業、畜産業、水産業 全国でトップシェアを占める 生産高 トレーサビリティシステムとは、生産から流通販売までの各段階の情報を消費者が把握できるシステムです。食材の宝庫・北海道は、すでに全国で義務化されている牛肉についてはもちろん、お米、野菜、加工食品など、他分野でもシステム導入が進んでいます。 北海道の食料自給率は195%。てんさい、ばれいしょ、小麦、小豆、たまねぎなど多くの農産物が生産量全国一を誇っています。また、生乳では国内シェアの40%以上を占めており、水産業においても日本の海で漁獲される水産物のうち約4分の1を占めています。 富良野市 オオムギ畑 稲穂 北海道産の食品で健康な食卓を 「北海道食の安全・安心条例」 ウニ、アワビ、ホタテにコンブ 拡大する栽培漁業 北海道では2005年4月に「北海道食の安全・安心条例」を施行しています。農薬の使用量を抑えるクリーン農業でつくられた農産物へのマーク「YES!cleanマーク」の表示など、独自の対策を含めた食品の質を保証するための取り組みを実行しています。 良質の水産物を安定的に供給するため、各地でエサ場やすみ場の確保、資源の量を増やすための努力が行われています。2006年には栽培漁業種の生産量は沿岸漁業生産量の68%にものぼり、関連研究も盛んです。北海道の栽培漁業は日々進化しています。 ホタテ水揚げ 野菜盛り合わせ
「日々の暮らしを支える食。作り手の立場から、食のあり方を考える」学習メニューです。 【食】体験学習メニュー 「日々の暮らしを支える食。作り手の立場から、食のあり方を考える」学習メニューです。 農業・酪農体験 食の手づくり・加工体験 漁業体験・水産加工体験 農業体験では、稲作、畑作などの農作業への参加や、各種収穫体験を行うことができます。春から初夏にかけては作付けなどの農作業が中心になります。初夏にはアスパラ、夏から秋にかけてはイモ掘り体験、トウモロコシやリンゴ、ブドウなどの野菜や果物の収穫体験を行うことができます。 酪農体験では、乳搾り、餌やり、ブラッシングなどが行えます。短時間の作業体験のほか、ファームステイを実施している牧場もあります。食の生産現場を見つめ、生産者とのふれあいを深める中で、食に対する知識や判断力を高める「食育」の効果が見込めます。 食品添加物や食の安全を考える上で、食べ物がどのような工程をたどって加工され、販売されるのかを知ることはとても重要です。また、自分の食べる物を自らつくる体験は、総合的な生きる力の育成に結びつきます。野菜や果物などの農作物、乳製品などの畜産物を使った加工食品づくり、新鮮な果物を使ったジャムづくりのほか、搾りたての牛乳を使ってのバターづくり、アイスクリームづくり、チーズづくり、自家製のソーセージづくりなど、地元食材を使った体験メニューは多彩です。 周囲を海に囲まれた北海道では、漁業にかかわるさまざまな体験が可能です。港での漁業体験は、地球規模での食や、他国との環境の結びつきを考えることにつながり、食を生み出す環境の重要性、環境を守ることの意味を考える良い機会となります。 イクラづくり、イカの加工、松前漬づくりなど、収穫された水産物を使った各種加工体験もあります。新鮮な食材だからこそのおいしさを実感するとともに、北海道の食文化を学ぶことができます。自分自身の手で調理した加工品をおみやげとして持ち帰る喜びもあります。
【歴史・文化】北海道の魅力と特徴&体験学習メニュー 北海道の歴史や文化を学ぶ上で、先住民族であるアイヌの人々の伝統を知ることは大切な要素です。 アイヌ民族が作り創りげてきた独特の文化を知ることのできる施設のほか、 オホーツク文化や擦文文化、開拓の歴史にまつわる豊富な史跡や資料が残されています。 北海道の魅力と特徴 先住民・アイヌ民族の文化の継承、さまざまな文化遺産を保存・保全 四方を海に囲まれた北海道には、独自の歴史や文化が存在しています。その代表がアイヌ文化です。アイヌの人々は、北海道を中心とした北方地域に暮らしている先住民族で、ユーカラ(口承文芸)やアイヌ文様、イオマンテ(熊送り)をはじめとする各種の儀式など、独自の文化を築いてきました。北海道の地名にも、アイヌ語に由来するものが数多く見られます。 2008年、アイヌ民族は国会で正式に先住民族として認められました。これ以降、アイヌ文化の保護、保存に向けての動きが活発化しています。 このほか、幕末の史跡や北海道開拓の歴史を伝える産業遺跡などの保護・保全も、北海道の各地域で進められています。 札幌市時計台 阿寒町まりも祭り 体験学習メニュー アイヌ文化を巡る 見学・ものづくり体験 遺跡・史跡見学 幕末や北海道開拓の歩みを今に伝える史跡・産業遺跡、縄文時代以降の独自の文化の遺跡などが数多く残っています。価値ある作品を収めた美術館、博物館などの見学を通して、歴史や文化に対する見聞を広めます。 アイヌ民族の集落・コタンの訪問、民族楽器であるムックリの制作や演奏、美しいアイヌ文様の刺繍体験を通して、文化の保護・継承の重要性を学びます。 ムックリ作り体験 阿寒町 函館市 五稜郭
【産業】北海道の魅力と特徴&体験学習メニュー 北海道では、良質な素材を武器にブランド力を高める食品関連産業が発達しており、 日本の経済をリードする大企業の工場が多くみられるという特徴があります。 近年は木材関連、バイオテクノロジー関連産業も伸びを見せています。 北海道の魅力と特徴 広大な土地と澄んだ空気豊かな水が育む食品関連産業 広大な土地と良質な水の確保は、特に食品関連の工場を造る上で必要不可欠です。北海道には牛乳やバターなど、製品の原材料となる良質の食材が手に入りやすいというメリットもあります。クリーンな環境の中で育まれた食材が手に入ることは、食の安全が問われる現在、非常に魅力的なポイントです。 このような条件のもと、北海道には、よつ葉乳業、コカ・コーラ、日清食品、キリンビール、アサヒビールなど各種の飲料メーカーや食品メーカーが工場を構えています。北海道の資源をいかした製紙工場など、食品関連以外の工場も数多く存在しています。 乳製品 大沼産 体験学習メニュー 食品加工工場・工房の見学 製造業・加工業の工場見学 良質の食材、きれいな水、地理的条件に魅かれ、北海道に工場や工房を構えている企業は少なくありません。乳製品加工工場や製菓工場、ウイスキー工場や酒蔵などの見学では、地域資源を生かした北海道の産業を詳しく学ぶことができます。 苫小牧にある王子製紙の製紙工場をはじめ、さまざまな大規模工場を見学できます。製品が作られる工程を理解し、北海道の産業や、暮らしと産業の関わりについて知識を深めるとともに、リサイクルや環境保護活動など、企業が社会に果たすべき責任についても考えます。 よつ葉乳業(株)十勝主管工場 王子製紙(株)苫小牧工場