国民経済計算 System of National Accounts 定義 考え方:経済の循環を描く計算体系 三面等価の原則 経済活動別分類と制度部門別分類 勘定体系
国民経済計算 System of National Accounts 定義:SNAとは、一国の経済の状況について、生産、消費・投資といったフロー面や、資産、負債といったストック面を体系的に記録することをねらいとする国際的な計算基準である。
経済の循環 年初のスットク この期間のフロー 年末のストック
経済循環図 生産 C I Y D 所得支出 蓄積 S
三面等価の原則 一国経済全体でみた付加価値の集計量であるGDPは①付加価値の発生という「生産面」から把握しても、②各生産要素に分配された後の「所得面(分配面)」から把握しても、③最終生産物への支出から把握しても、概念的にまったく同値となる。 生産=分配=支出 http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/93snapamph/fig01.html
経済活動別分類 財貨・サービスの生産についての取引主体: 産業 政府サービス生産者 対家計民間非営利サービス生産者 家事サービスの供給主体
制度部門別分類 制度部門は所得の受払いや財産の所有・運用に関する意思決定を行う制度的単位として、金融面の役割、行動及び経済の相違による分類をしている。 非金融法人企業 金融機関 一般政府 対家計民間非営利団体 家計 海外
両主体別分類の関係
勘定体系 生産と所得の分配 所得の受取・処分と資本の蓄積・調達 (1)所得支出勘定 (2)資本調達勘定(制度部門別) 実物取引 金融取引 (1)所得支出勘定 (2)資本調達勘定(制度部門別) 実物取引 金融取引 制度部門別貸借対照表 海外勘定
重要な概念 国民と国内 要素費用と市場価格 「総,gross」と「純,net」 帰属計算:SNAが記録する経済取引や生産の中に、,見かけ上は行われていないにも関わらず、あたかも行われたかのように擬制して記録されているものがある。これを帰属計算という。
簡単な国民勘定と行列表示 複式記入 借方:列 貸方:行 T字型勘定 行列