対米輸出食肉を取り扱うと畜場等の認定について

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対米輸出食肉を取り扱うと畜場等の認定について 3.3. 日本の食肉センターにおける第三者認証取得の動き 対米輸出食肉を取り扱うと畜場等の認定について 平成2年5月24日、衛乳第35号 我が国から米国への食肉の輸出については、昭和38年9月21日付け環発第401号「対米輸出肉を取り扱うと畜場および食肉処理場の選定について」に基づき取り扱われてきたところ、長年輸出の実績もなく、この間米国においても「米国連邦食肉検査法」が改正されたことにかんがみ、この度、米国農務省と協議の上、別紙「対米輸出食肉を取り扱うと畜場等の認定要綱」を策定したので、今後はこれに基づき関係者に指導方お願いする。 対米輸出食肉を取り扱うと畜場及び食肉処理場の認定状況 認定番号 名称 認定日 群馬県 宮崎県 鹿児島県 G-1 M-1 K-1 K-2 株式会社 群馬県食肉卸売市場 株式会社 ミヤチク 高崎工場 南九州畜産興業株式会社 末吉と畜場 サンキョーミート株式会社 有明ミート第二工場 H2.8.30 H14.12.26

対米輸出と畜場認定申請書 対米輸出食肉を取り扱うと畜場として認定を受けたく、下記により関係書類を添えて申請致します。   対米輸出食肉を取り扱うと畜場として認定を受けたく、下記により関係書類を添えて申請致します。 1. と畜場の所在地及び名称 2.  衛生管理責任者名 3.  添付書類 (1) 施設の構造・設備に関する書類: ア 施設配置図、イ 施設の平面図、ウ 施設の立面図、エ 給湯設備の概要、オ 給水・給湯系統図、カ 排水系統図、キ 汚水処理設備の概要、ク 冷蔵庫の概要、ケ 設備・機械等の仕様書 (2) 衛生管理等に関する書類:ア 組織の概要、イ 衛生作業マニュアル(1. 施設・設備の衛生管理マニュアル(就業後清掃・始業前点検プログラムを含む)、2. 給水・給湯の管理マニュアル、3. 排水処理マニュアル、4. 廃棄物処理マニュアル、5. 鼠族・昆虫防除マニュアル、6. 消毒剤等管理マニュアル、7. と殺・解体処理作業マニュアル) (3) その他参考資料: ア 当該施設におけると殺・解体処理能力及び3か年の実績、イ 処理する獣畜の生産地についての過去3か年の実績及び今後3か年の計画 (4) HACCP等に関する資料: ア 標準作業手順書に関する文書および記録、イ 大腸菌検査に関する文書および記録、ウ HACCP計画に関する文書および記録 . .

厚生労働省視察 南九州畜産興業株式会社HP ナンチクの衛生管理システム  「対米輸出食肉を取り扱うと畜場等の認定要綱」に基づく厚生労働省の輸出食肉検査担当官による月1回の工場視察の実施。(牛処理施設) 厚生労働省視察

「安全性を形に変える」  この度、JA飛騨ミートは品質保証のための国際標準モデルとして国際標準化機構が制定しているISO9001:2000を全国に先がけて取得しました。  JA飛騨ミートはこのISO9001を活用し、「信頼」・「改革」・「貢献」の3つの柱のもと、さらにより良い商品を皆様のもとにお届けします。

三重県の事例:食品衛生検査におけるISO9002認証登録 三重県科学技術振興センター: 2000年12月22 日付けで(財)日本品質保証機構(JQA)によりISO9002 の認証登録を受けた。 ● 1997年4 月、食品衛生法に基づく「食品衛生検査施設における検査等の業務管理(GLP)基準」が施行。 ● 三重県の「住民満足度の向上」と「生活者起点の行政」を理念とする行政システム改革の一環として認証を推進。

県の機関でのISO9000の取組を紹介します  三重県では、「県民が主役の県政」を目指し、効率的で質の高い行政サービスの提供等を図るため、一部の県機関でISO9000シリーズの認証取得に取り組んでいます。  この取組は、ISO9000シリーズの第一のねらいである「顧客満足度の向上」、PDCA (Plan-Do-Check-Action)サイクルによる「マネジメントの考え方」、第三者機関の審査による「透明性の確保」の3つの観点からISO9000シリーズの導入による品質マネジメントシステムの構築、確立を目指しています。 Dr. W. E. Deming博士(1950年代) Plan(計画): 目標を設定して、それを実現するためのプロセスを設計(改訂)する Do(実行): 計画を実施し、そのパフォーマンスを測定する Check(評価): 測定結果を評価し、結果を目標と比較するなど分析を行う Act(改善): プロセスの改善・向上に必要となる変更点を明らかにする 連絡先 総務部人材政策室 経営品質向上グループ

個別部門においても、経営者(最高責任者)が組織長となる。 三重県科学技術振興センターのHP 3 品質方針は?   「適正で信頼性の高い検査結果を提供し、顧客の信頼と満足を得るとともに、公衆衛生の向上に寄与する。」を品質方針としました。 4 適用業務は何ですか?  (1) 食品、食品添加物、器具、容器包装の微生物学的検査  (2) 食品、食品添加物、器具、容器包装の理化学的検査  (3) 食品の動物検査 5 適用組織はどうなっているのですか?  (1) 経営者(検査部門責任者)・・・・・・部 長  (2) 管理責任者(信頼性確保部門指定者)・精度管理監  (3) 検査部門   1)総務部門責任者・・・・・・・・・・・企画調整課長   2)微生物学的検査区分責任者・・・・・・微生物研究課選任者   3)理化学的検査区分責任者・・・・・・・衛生研究課長   4)動物検査区分責任者・・・・・・・・・衛生研究課選任者 個別部門においても、経営者(最高責任者)が組織長となる。

行政サービスの品質管理という考え方は、まだ珍しいことであり、先進モデルの海外視察が必要とされた。 三重県科学技術振興センターHP  行政サービスの品質管理という考え方は、まだ珍しいことであり、先進モデルの海外視察が必要とされた。  視察経験を基に、関係各部門の研究会が発足し、導入に係る準備作業が開始された。  実際の導入試行までに、約1年半経過している。この間の人件費を含む諸経費は相当額に上っていると推定され、こうした事業を継続可能とするには、経営トップの判断なくしてあり得ない。 1997年 1998年

 認証登録に至るには、「審査登録機関」を通過する必要があり、そのためには「記録・文書化」のシステムについて外部の専門コンサルタントの助けを必要とした。

三重県では、各種の行政サービス機関が認証登録を受けている。  三重県では、各種の行政サービス機関が認証登録を受けている。

三重県食肉衛生検査所HPより

4 食肉衛生検査所へのISO導入目的 1)食肉の安全性確保のためママネジメントシステムを確立: 「食肉の安全性確保」という消費者のニーズに応えるべく業務を強化できるよう、マネジメントシステムを確立します。 2)情報公開による生活者起点の行政の実現: 食肉衛生検査業務のながれをオープンにし、県民との信頼関係を構築します。 3)ノウハウの共有・コミュニケーションの充実: とちく検査員の検査業務の標準化を図り、検査技術の向上につなげます。 5 認証取得に向けて(省略) 6 顧 客 当組織では、顧客と製品を以下のとおり定めました。  1次顧客:公社(㈱三重県四日市畜産公社、㈱三重県松阪食肉公社)  2次顧客:とちく依頼者、出荷団体、関連業者(販売店・内臓取扱業者等)  3次顧客:消費者 7 マネジメントプロセス  ISO9001:2000では、顧客の要求(インプット)を製品(アウトプット)に変換する活動をプロセスとみなして、個々のプロセスが相互に機能し品質マネジメントシステムを構築することが要求されます。当組織おける、インプット、アウトプット、プロセスの相互関係を模式化したものが、「マネジメントプロセス図」であります。

8 ISO導入による具体的な取り組みと成果 1)リスクマネジメント意識の向上: 業務を“消費者(顧客)の視点”で見直すことにより、検査員の「食肉の安全性確保」上でのリスクマネジメントに対す意識が今まで以上に向上しました。 2)業務の標準化・効率化: これまで、検査員の経験と知識で検査をおこなっていた側面もありましたが、文書化により業務の標準化ができました。  ・とちく検査・試験室検査業務の標準化: 検査方法を文書化し、検査方法を統一  ・新版文書・記録の適切な管理: 文書を登録し管理することで最新版を管理、記録書を作成しトレーサビリティー(追跡性)を確保しました。  ・検査機器の保守管理の明確化: 日常点検・定期点検方を文書化し、記録として保管します。  ・教育・訓練の充実: 新人・再・専門の3区分とし、内容を充実しました。 3)課所間のコミュニケーションの向上・ノウハウの共有  薬務食品課、両食肉衛生検査所(四日市、松阪)が、協力してシステムの構築を進めたことでコミュニケーションが向上しました。また、両食肉衛生検査所がノウハウを共有することで、より効率的・効果的な業務の進め方を展開できるようになりました。 4)顧客とのコミュニケーションの強化:  特に、今まで食肉衛生検査所では接する機会が少なかった一般消費者とのコミュニケーションの場を設けたことで、消費者の要求するものを把握することができました。  ・ホームページの開設  ・顧客に対するアンケート調査  ・講習会の開催

平成5年度は、104~105個/cm2のものが多かったが、103~106個/cm2のものもあり成績に差が見られた。施設改修後の平成13年度は101~102個/cm2、102~103個/cm2が大半であった。モウモウ運動の展開によって、さらに改善が見られた。

モウモウ運動 :平成14年6月~10月 (ア)掲示板・講習会・ホームページを利用した衛生知識の普及とコミュニケーションの強化 (イ)デジカメ画像を提示することによる剥皮・解体行程の見直し (ウ)搬送車の衛生管理の徹底 (エ)保健所と連携した衛生知識普及活動 (オ)衛生対策会議の開催 (カ)見学者の受け入れ 平成16年度 ・ モーモー掲示板による衛生知識の普及とコミュニケーション ・ チラシによる個人周知 ・ 白衣・長靴に加え、ヘルメットの貸し出し ・ 業種別衛生講習会: 食肉処理従業員、松阪食肉公社職員、内臓取扱い業者及び従業員対象

1.牛の搬入に際して〔生産者〕  ・牛体表の糞やほこりの除去を徹底 2.とさつ解体〔公社職員、検査員〕  ・腸内容物の漏出防止のために結紮の徹底  ・外皮による枝肉汚染防止の徹底  処理室の入室制限(長靴の消毒徹底) 3.枝肉の清潔保持〔公社職員、食肉販売業者、生産者〕  ・懸肉室の清潔保持  ・枝肉の衛生的取扱いの徹底(ヘルメット、清潔な衣服、長靴の消毒、手洗い) 4.枝肉の搬出〔食肉販売業者、搬送業者、公社職員〕  ・枝肉の衛生的取扱いの徹底(清潔な衣服・長靴、手洗い)  ・搬送車の衛生保持及び低温管理の徹底 5.内臓処理〔内臓取扱い業者、検査員〕  ・心臓・肝臓の汚染防止及び低温保持の徹底、生食禁止の周知  ・作業後の清掃・消毒の徹底

モウモウ運動を開始した平成14年度、2年目の15年度と、牛枝肉ふきとり検査の成績は順調に上昇しています。

 平成17年度の目標は「牛枝肉で1㎠当りの生菌数を80%以上の枝肉で100個未満にする」 というものでした。結果は93%で、見事達成しました。昨年度は97%でしたので、この数値だけを比べるとわずかにダウンですが、本年度は、「1 ㎠当りの生菌数1000個以上の枝肉がゼロ!」という素晴らしい結果を得ることができました。なぜ素晴らしいかと言いますと、生菌数1000個の場合、大腸菌群数は10個、大腸菌は1個であると言われており、生菌数が1000個未満であるということは理論上、「大腸菌がいない」ということになるからです。

鹿児島県内の衛生認証システムの取得状況 (H17/5現在) JA食肉鹿児島南薩工場 (株)コワダヤ スターゼン加世田工場 プリマハム 阿久根食肉センター 大口食肉センター 末吉食肉センター サンキョーミート(株) 高山ミートセンター 処理場,カット室 豚カット室 ー 会社として 牛のカット室 牛施設 処理場 ISO 9001取得(H16) SQF 2000取得(H12) SQF 2000取得の予定あり ISO 14001取得(H17) SQF取得の予定あり 取得の予定あり 対米輸出認定(H2) 対米輸出認定(H14) ISO 9001取得 (H14) ISO 14001取得(H14) 民間のHACCP認証取得 (H16)