Ⅱ.高齢者に係る地域アセスメントの    手法について

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Ⅱ.高齢者に係る地域アセスメントの    手法について

1.地域アセスメントの意義 地域支援に必要な取り組みを考えるために、社会資源と地域の生活支援ニーズを把握する 地域特性の把握により、地域住民等へのアプローチ方法を考える 地域ニーズの把握により、必要なサービスを考える 社会資源の把握により、関係者のネットワークづくりやマッチングにつなげる。

2.地域アセスメントの方法 生活支援ニーズの把握 社会資源の把握

地域の捉え方 住民の生活圏と専門職の担当圏域は同一ではない 地理的な 広さ 社会関係の広さ 都道府県 専門職 同僚 市区町村 同窓生 中学校区 お店 小学校区 活動仲間 自治会 家族・親族 近所付き合い 住民の生活圏と専門職の担当圏域は同一ではない

2-(1)地域の社会資源の把握 ①行政機関 ②保健・医療・福祉関連の機関・団体 ④ボランティアグループ・NPO・当事者団体 ③地縁組織  ①行政機関  ②保健・医療・福祉関連の機関・団体  ③地縁組織  ④ボランティアグループ・NPO・当事者団体  ⑤中間支援組織  ⑥生活関連産業

2-(2)地域全体の生活ニーズ把握 ①個別事例の収集・分析 ②行政資料の活用 ③アンケート調査ヒアリング調査 ④戸別訪問 ⑤住民座談会

3.地域アセスメントの留意点 (1)地域連携に生かす地域アセスメント ~連絡先の把握・顔と名前と業務の分かる関係性~ (1)地域連携に生かす地域アセスメント    ~連絡先の把握・顔と名前と業務の分かる関係性~ (2)地域の力を高める支援に生かす地域アセスメント    ~地域支援方策の検討・個別課題を地域課題へ転換~ (3)地域アセスメントの地理的範囲    ~担当圏域で生活する人々の生活範囲~ (4)地域アセスメントの記録    ~組織として地域アセスメント情報を引き継ぐ~ (5)地域アセスメントを通した地域力向上    ~地域アセスメントプロセスの意図的活用~

地域のネットワーク作り 新たなサービス開発 住民活動の支援 福祉教育 担い手の発掘・養成 3-(2)地域支援方策の検討 地域のネットワーク作り 新たなサービス開発 住民活動の支援 福祉教育 担い手の発掘・養成

3-(2)個別課題を地域課題へ 転換する4つの視点  3-(2)個別課題を地域課題へ              転換する4つの視点 同じニーズを持つ人はどれ位いるか 同じ状況の人は どれ位いるか 課題 多さ 社会性 将来予測 共通性 将来、増大して いくニーズか 少数でも社会として解決すべき問題か

地域アセスメントをどう教えるか 演習例① ●事前に地域アセスメントシート   を送付 ●地域概況と社会資源を調べた 上で研修に参加 ●グループ討議で地域の力や課 題について話し合う

地域アセスメントをどう教えるか 演習例② ●高齢者の生活ニーズ(買い物・ 通院・ゴミ出し・掃除等)が含ま れた簡単な個別事例を用意 ●高齢者の生活ニーズ(買い物・   通院・ゴミ出し・掃除等)が含ま れた簡単な個別事例を用意 ●同様なニーズを持つ人々の状 況を把握するために、どんな調 査を行う必要があるか話し合う

高齢者の生活を支えるための 社会資源の現状や 社会資源の把握方法について グループ内で情報交換しましょう。 指導者養成研修ディスカッション 社会資源把握演習シートを活用 高齢者の生活を支えるための 社会資源の現状や 社会資源の把握方法について グループ内で情報交換しましょう。