~外国人観光客への対応~ 問題・課題及びその改善策 琉球大学 観光産業科学部観光科学科 3年次 大城 結香 1
外国人観光客数(沖縄) 627,200人 前年比64%増加! 109000人 2
☆航空路線拡充のクルーズ☆那覇港の旅客ターミナル供用開始 外国人観光客増加の要因 ☆航空路線拡充のクルーズ☆那覇港の旅客ターミナル供用開始 ☆LCCの増便 ☆定期便就航 ☆ビザ免除またはビザ発給緩和 際ターミナルビル設立 ☆那覇港の旅客ターミナル供用開始 ★大型クルーズ船寄港 ★那覇空港新国際ターミナルビル設立 ★那覇港クルーズ専用ターミナル供用 ★LCCの増便 ★定期便就航・直行便の増加 ★ビザ免除・ビザの発給緩和 3
外国人の受入状況について(地域) 受入について 積極的に受け入れたい 43.9% どちらかというと受け入れたい36.0% 積極的に受け入れたい 43.9% どちらかというと受け入れたい36.0% 外国人の誘客について 積極的に行っている 9.2% 行っている15.0% ・県やOCVBが実施する支援事業に対して 知らなかった 69.2% 外国人観光客受け入れに関する実態調査報告書(財)OCVB
課題 よって… 海外カード対応のATM Wi-Fi環境 公共・観光施設の多言語表記 外国人観光客の異文化理解 外国語対応ができる人材が不足 沖縄観光は外国人観光客の受け入れ態勢が不十分… 海外カード対応のATM Wi-Fi環境 公共・観光施設の多言語表記 外国人観光客の異文化理解 外国語対応ができる人材が不足 公共交通機関の利便性 空港設備の充実化 ムスリム層の対応 課題 4
優先的に取り組むべき課題 ~外国人観光客・沖縄県民 アンケート・ヒアリングをもとに~ 5
1.訪れる側(外国人観光客) 6
~訪沖外国人観光客満足度アンケート~ 注目 満足! 不満足… 7 「平成24年度 外国人観光客満足度調査報告書 沖縄県より」
外国語対応力 案内表記表記 8 「平成22年度 外国人観光客満足度調査 (財)OCVBより」
言語対応に関して 満足していない 外国人観光客は…
2.受け入れ側(沖縄県) 9
外国人観光客を受け入れる際に課題になると思うこと 注目 「外国人観光客受け入れに対する実態調査 (財)OCVB海外事業部インバウンド推進課 より」 10
●チェックインの際のパンフレットでは不十分 ●外国人のマナーを指摘できない In 万座ビーチリゾート 実際に聞いてみました!!! 外国人対応で一番困っていることは…? 外国人観光客に言語対応 問題・課題 ●言語対応の看板に取り換えるのは難しい ●注意紙をしすぎると景観が失われる ●チェックインの際のパンフレットでは不十分 ●外国人のマナーを指摘できない 外国人観光客に 直接対応できる人材がほしい ホテル業は賃金が低く人材が 集まらない 雇用環境を改善すべき!! 11
沖縄県民は… 言語で対応できずに困っている
不安 外国語での対応 受け入れる側 (沖縄県民・企業) 不満 訪れる側 (外国人観光客) 12
外国語対応力! 優先的に取り組むべき課題は… ☆外国語対応に関する課題は様々☆ 施設の多言語案内版設置が必要 店員が外国語に対応できていない 多言語の観光案内所が少ない 外国語を話せるガイドが不足 インターネットの多言語案内 パンフレット・ポスターの多言語表記 13
解決案! 14
語学力に長けた人材が増えると… 人材育成に力を入れる!! ★言語表記がなくても直接対応できる ★外国人観光客が沖縄の人と関わる機会が増える ★ホスピタリティを感じてもらえ、満足度向上につながる ★沖縄で生活しやすくなる ★外国人観光客が訪れやすい観光地になる 15
提案 学生にとって 留学を身近なものに 「踏み出せない学生にきっかけを!」 観光業の雇用環境を改善 海外留学経験者を主体に組織発足 県内の学生に留学へ行くきっかけをつくる活動(講演会や相談会)を行う 奨学金など金銭面で支援 観光業の雇用環境を改善 「観光産業は言語に長けた人材が不足」 原因→低賃金・週休二日ではない・割に合わない など 改善するためには・・・ 語学スキルを持っている人を就職活動で高く評価 観光業において語学を評価できるような資格を 観光が沖縄のリーディング産業であることを認識させる (観光業が誇りを持てる職業であること認識) 観光業に就くことのやりがいなどを伝える講演会を 16
「外国人観光客の対応が必要となる企業や観光施設に 最低限の語学力を身につけることを義務化」 企業や店に最低限の言語教育 「外国人観光客の対応が必要となる企業や観光施設に 最低限の語学力を身につけることを義務化」 必要最低限な言語でも、少しでも意思疎通を図ることができれば満足度向上につながる 「観光業界が率先して外国人交流のイベントを開催」 イベントを通して外国人とのつながりを増やす →友達になると自然に言語を意識し学ぶきっかけになる →交流の中で実践的に語学を学べる →+αで異文化理解もできる 「英語に限らず多言語のスピーチコンテストを年に4回開催」 コンテストをレベルで(1級~3級など)分け開催 一度の参加で終わるのではなく次のステップに上がる仕組み 参加者の実績づくりになるようなコンテスト 学校や企業からも教育の一環として参加者を呼びかけてもらう 17
💡沖縄の観光産業が持続的に発展していくには 今後の観光を担う人材を育成。 来てくれた外国人観光客の期待を上回るような観光地に 18