愛知県統一がん地域連携パス プロジェクト ~がんの地域連携確立にむけて~

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受付番号 平成 23 年度 東北復興に向けた地域ヘルスケア構築推進事業 (被災地域における医療・介護周辺サービスの提供拠点整備の推進及び医療情報 等の共有システムの推進のための調査事業) 提案書 事業区分 イ-2:被災地における医療情報等の共有等を可能にするシステム の推進の調査事業 (被災地での地域医療提供体制の再構築のための情報通信技術の活用の在り方、
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何でもおたずねください 長崎がん相談支援センター 長崎がん相談支援センター 吉原律子・平山美香・木場英郎 緩和ケア普及のための地域プロジェクト 野田剛稔・藤井 卓 白髭 豊・ 鳥山ふみ子 長崎がん相談支援センター.
平成27年度広島県合同輸血療法委員会 平成27年度事業計画案 資料 3-1. 平成 27 年度の委員会活動の概要 県合同輸血療法委員会の開催(6月 27 日) 輸血前後の検査手順書の作成【新規事業】 輸血療法に関する調査の実施(継続と発展) 医療機関からの相談応需事業の実施 合同輸血療法委員会研修会の開催.
受付番号 平成 23 年度 東北復興に向けた地域ヘルスケア構築推進事業 (被災地域における医療・介護周辺サービスの提供拠点整備の推進及び医療情報 等の共有システムの推進のための調査事業) 提案書 事業区分 イ-1:被災地における医療情報等の共有等を可能にするシステム の推進の調査事業 (平成22年度医療情報化促進事業の検討内容を踏まえ、被災地において被災.
日本産科婦人科学会 産婦人科医療提供体制検討委員会 の活動概要
平成19年11月25日(日) がんケアサロン 納賀 良一 がん情報サロン ちょっと寄って見ません家 佐藤 愛子
僕らの病院を 僕らの手で盛り上げていこう!
① 災害時の医療   救護体制について.
災害時治験カード このカードは、大規模な地震等による災害時に、治験参加患者さまにご協力頂きたい事項および医療関係者への情報をお知らせするものです。 治験参加患者さまへ 今回あなたは 分類     に該当します A:お薬の継続投与が必要です。おかかりの病院で事前に受けました指示       に従ってください.
市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策について(案)
H28改定後の全国の届出動向 2167施設が届出 1 愛知256 2 広島199 3 兵庫
重症心身障害児者等 コーディネーター育成研修 3 支援体制整備③ 医療・福祉・教育の連携
『 胃癌化学療法 第8回三重メディカル・オンコロジー・フォーラム ~エビデンスを高齢化時代に どう適応したら良いのだろうか~ 』
第2回 病院内で行う抗がん剤・放射線治療時の口腔ケア
課題整理表 資料10 次期狛江市障害者計画・ 障害福祉計画策定に向けた この課題整理表は、 ①国が示した障害福祉計画に係る基本指針
静岡県西部広域がん連携パスの運用にあたって
第3回はままつCDE研究会 アンケート集計結果
がんと就労 資料1 山内班計画 がん診療連携拠点病院等 【課題】 【課題】 就労や職場の現状、法律に関する知識なし
前立腺癌 Expert Meeting in Mie
平成25年6月7日(金) 医療保健政策区市町村包括補助事業 台東区 口腔ケア連携推進事業 台東区健康部健康課.
~化学療法レジメン情報を患者指導に活かすために~
治療法は主に手術、薬物療法、放射線治療があります。
地域医療.
大 阪 府 資料3 平成27年3月国検討会プレゼンテーション資料.
趣旨  平成22年4月1日厚生労働省(医政発0401第17号) 各都道府県知事にあて発令された文章を受けて 県内各施設における医療的ケアを実践的に 指導できる看護職員を養成することを目的
愛知県統一がん地域連携パス プロジェクト ~がんの地域連携確立にむけて~
重症心身障害児者等 コーディネーター育成研修 3 支援体制整備④ 資源開拓・創出方法
平成22年6月25日もも脳ネット 脳卒中連携パス結果報告
動画で見る 全国がん登録 2016年1月から始まる「全国がん登録」について、ご紹介します。.
平成25年度 堺ブロック 合同総会報告.
「就労支援に係る相談支援機関」 障害者就業・生活支援センター 障がい者 自立・安定した職業生活の実現 雇用と福祉のネットワーク 福祉施設等
YMCA訪問看護ステーション・ピース 第2回 小児研修会のご案内
長崎がん相談支援センター なんでもおたずねください 吉原律子・平山美香・木場英郎 白髭 豊・ 鳥山ふみ子 長崎がん相談支援センター
緩和ケアチームの立ち上げ ー緩和ケア医の立場からー
愛知県統一がん地域連携パス プロジェクト ~がんの地域連携確立にむけて~
2015年症例報告 地域がん診療連携拠点病院 水戸医療センター
脳卒中・循環器疾患における 課題と検討の方向性について
FAX06-6339-2058(吹田保健所 企画グループあて)
新たに在宅医療に取り組む方のための 研修教材のご案内
伊藤大樹 あおばクリニック 福岡東在宅ケアネットワーク
座長 慶應義塾大学病院 腫瘍センター長 北川 雄光 同 副センター長 高石 官均 1.『当院におけるがん患者の地域連携』
諌早市在宅ケアサークル口から食べる分科会 例会
2015年症例報告 地域がん診療連携拠点病院 水戸医療センター
重症心身障害児者等 コーディネーター育成研修 2 計画作成③ 重症心身障害児者等の ニーズ把握事例 ~久留米市のコーディネートの現状~
資料②-1 資料3 在宅医療を支える   後方支援体制について 地方独立行政法人 りんくう総合医療センター 地域医療連携室長  中西 賢.
緩和ケアチーム介入患者の STAS-Jによる評価 -外来化学療法室での取り組みと今後の課題-
筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク 設立のご案内 第1回筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク研修会のご案内♪
背景:在宅医療の現状と意義 入院・外来に次ぐ『第三の診療体系』として 入院 外来 在宅 意義 ・多様化する病態や『生き方』への対応
我が国の自殺死亡の推移 率を実数で見ると: 出典:警察庁「自殺の概要」
資料6 地域医療構想の実現に向けた取組 平成29年1月26日   日高圏域地域医療構想調整会議.
愛知県統一がん地域連携パス プロジェクト ~がんの地域連携確立にむけて~
新たに在宅医療に取り組む方のための 研修教材のご案内
今後めざすべき基本目標 ―「ケアの流れ」を変える―
オンライン卒後臨床研修評価システム EPOC (Evaluation system of Postgraduate Clinical Training) について 国立大学医学部附属病院長会議常置委員会 教育研修問題小委員会EPOC運営委員会.
表1.入院医療から在宅療養への移行期での評価
大阪市の依存症対策 現状と課題 H29事業 共通 アルコール依存 薬物依存 ギャンブル等依存 治療が長期間に及ぶ-薬物治療の効果は限定的
在宅医療施策の取組状況と今後の展開(案)
緩和ケアチームの立ち上げ (精神科医として)
高齢者の救急搬送に係る意見交換会 資料7-1 1  意見交換会開催に至る経緯  平成26年度    病院連絡会議にて,高齢者の救急搬送に関して,患者及び家族の延命治療 に関する意向確認ができているかという課題提起がなされた。  平成27年度   (1) 介護サービス事業者協議会主催研修会・施設ごとの講演会(救急課)                  
国指定がん診療連携拠点病院の 推薦について
新医師確保総合対策のポイント 【医師数に関する全体状況】 【 対 策 】 短期的対応 19年度概算要求への反映
群馬大学病院 市民講座 申込不要 「キレイになって外に出よう! 特別講演 「もっと知ろう!乳がんのこと」 検診PR
がん地域連携パスについて (連携医療機関向け) 連絡先・お問合せ先 徳島大学病院 がん診療連携センター 担当:宮越・兼子
目 次 第1章 大阪府保健医療計画について 1.医療計画とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
( 平成29年6月30日時点精神科病院長期入院者数[暫定値] )
入退院時の多職種連携 医療機関の立場から 安佐北区介護支援専門員連絡協議会 定例研修会 2019年1月16日(水)
~「依存症対策のあり方について(提言)」(平成29年3月)と府の対応~
がん患者さんをどのように サポートするか? 日程 時間 場所 11/25(日) 第1部 10:00~ 第2部 13:00~
私のカルテ 発熱性好中球減少に対する予防的G-CSF製剤使用のための地域連携パス(通称:G連携)
日本医科大学千葉北総病院 地域がん診療連携拠点病院講演会
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愛知県統一がん地域連携パス プロジェクト ~がんの地域連携確立にむけて~ 愛知県統一がん地域連携パス プロジェクト  ~がんの地域連携確立にむけて~ プロジェクトの背景

がん医療の充実は 自分自身の問題! 一生涯のうちに何らかのがんになる割合は、男性で49%、女性で37%。 日本人の3人に1人はがんで死亡する。 がん医療の充実は 自分自身の問題!

H18年度

がん診療連携拠点病院の指定要件 1 診療体制 (1)診療機能 [1] 集学的治療の提供体制 がん診療連携拠点病院の整備について 平成20年3月1日厚生労働省健康局長通知(健発第0301001号) 1 診療体制 (1)診療機能 [1] 集学的治療の提供体制   標準的治療等の提供、集学的治療、及び緩和ケア、クリティカルパス、キャンサーボード [2] 化学療法の提供体制    急変時等の緊急入院、化学療法のレジメン管理 [3] 緩和ケアの提供体制   緩和ケアチーム、緩和ケア外来、チームカンファレンス、情報提供、退院後の緩和ケア、相談窓口、地域の医療機関と連携協力体制 [4] 病病連携・病診連携の協力体制   地域の医療機関から受入れ・紹介、診断、治療の連携協力体制、地域連携クリティカルパス (H24年4月1日より施行)、退院時共同診療計画の作成 [5] セカンドオピニオンの提示体制

あいちのがん対策推進計画(H19)

5大がんの地域連携パス研究班 -全国統一パスプロジェクト- 四国がんセンター谷水先生 H21年3月 5大がんの地域連携パス研究班       -全国統一パスプロジェクト-   四国がんセンター谷水先生

地域連携パスのイメージ

がん診療連携拠点病院の使命

第1段階として「統一パス」を活用する

各県の動向

研究班が推奨する調整する組織のモデル

各県の動向

愛知県がん診療連携協議会(県がんセンター中央病院) 〔部会名〕 〔担当拠点病院名〕 研修計画部会 名古屋大学医学部附属病院、国病機構名古屋医療センター 名古屋第二赤十字病院 診療体制の情報交換部会 小牧市民病院、安城更生病院 名古屋第一赤十字病院 院内がん登録部会 豊田厚生病院、公立陶生病院名古屋市立大学病院 社会保険中京病院 、豊橋市民病院 海南病院、一宮市立市民病院 地域連携クリティカルパス部会

地域連携パスの開発工程 愛知県がん診療連携協議会 地域連携パス部会 各拠点病院 5つのWG 統一地域連携パスを提供 地域医師会や 地域の施設に 呼びかけ 開始登録 バリアンス情報 地域ネットワークを 形成 患者さんに 適応開始 ネットワーク会議で 研修・調整・修正 統合 愛知県 全県ネットワーク

5大がんの地域連携クリティカルパス 研究班としての定義づけ 5大がんの地域連携クリティカルパス 研究班としての定義づけ がん診療連携拠点病院と地域の医療機関等が作成する診療役割分担表、共同診療計画表及び患者用診療計画表から構成されるがん患者に対する診療の全体像を体系化した表をいう。 がん医療の質と安全を保証しかつ均てん化に 資する地域医療連携のツールであり、地域の医 療連携ネットワークの構築、稼働が前提となる。