公益社団法人岩手県栄養士会医療職域会 代表 太田代 健二 下半期統一議題 25年度スローガン チーム医療の一員として すべての患者の栄養管理の充実させよう 公益社団法人岩手県栄養士会医療職域会 代表 太田代 健二
統一議題 ①生涯教育実務研修実施にあたって(実務研修5年間40単位) ・年間実施可能単位数 ・実施可能な環境つくりに向けての検討 ②平成26年度栄養部門実態調査について ・各県における記載内容のチェック法 ・調査項目について ③医療分野ビジョンについて ・臨床における管理栄養士将来構想 ④食事療法学会のあり方についての検討 ・現在の職域研修会か学会とするか ・運営について(各県に運営を任せている現状と限界について) ⑤食事療養費自己負担問題について ⑥その他
①生涯教育実務研修実施にあたって(実務研修5年間40単位) ・年間実施可能単位数 ・実施可能な環境つくりに向けての検討 現在、岩手県栄養士会生涯学習研修会運営委員会(12名)にて開催案検討中(6日開催場所予約済)である。 日本栄養士会による説明会(11月)開催後、運営委員会2回開催されているが、内容・講師決定には至っていない。 基本研修項目6単位、実務研修各6単位実施予定を目標に掲げ、2月の説明会後実施可能項目を選定予定。 実務研修開催項目は、7つ共通する項目から選定する。 課題1:開催日数6日では不足するため追加予約が必要。 課題2:参加人数が少ない場合、運営費が赤字となる。 課題3:近隣県と共同開催する協力体制の整備が必要。
②平成26年度栄養部門実態調査について ・各県における記載内容のチェック法 ・調査項目について 管理栄養士の病棟業務の効果について 1)医師・看護師業務の軽減 2)インシデント・アクシデントの軽減 3)患者への治療貢献 非加算栄養指導の実施状況 1)栄養指導の内容 (必要性はあり指導しているが点数がとれない栄養指導) (例)咀嚼・嚥下障害、悪性腫瘍、IGT、COPD、 生活習慣病予防等 2)年間件数
③医療分野ビジョンについて ・臨床における管理栄養士将来構想 1)入院患者の栄養管理(食事、経管栄養、栄養投与ルートなどを医師へ提案) 2)外来患者の栄養相談 3)集団栄養指導による治療食の実践的啓蒙 4)生活習慣病予防への栄養指導
④食事療法学会のあり方についての検討 ・現在の職域研修会か学会とするか ・運営について(各県に運営を任せている現状と限界について) 現在開催する各県運営では、職域研修会が限界と感じる。 今後学会運営とするならば、各ブロック2~3箇所限定(北海道・東北ブロックであれば札幌・仙台等)とし、各ブロック持ち回り開催が望ましい。 医療部門に関わらず、福祉・在宅部門と協力し、各専門分野からの発表を主体とした学会運営が望ましい。 学会発表が診療報酬に反映されるような食事療法学会の名にふさわしい学会としていただきたい。 会員対話については、医療栄養部門からのセッション、自由討論とし、ネーミングを変更する。
⑤食事療養費自己負担問題について 食事療養費全額自己負担の場合、患者への負担が増える。 個人負担が多いと受診抑制、入院拒否などにもつながるおそれがある。 病院の食事を拒否する患者が増加する懸念があり、入院中の栄養管理も困難となる。 食事は治療の一環であることがみえなくなる。 医療現場においては食事は治療の一環であり、食事療養制度の継続を求め自己負担には反対である。
⑥その他 管理栄養士病棟業務加算申請について 1)24年診療報酬改定により、薬剤師病棟業務加算が実施されたが、業務過剰となり名目通りにはいっていない現状に見える。 2)病棟業務は管理栄養士として必要不可欠であり、薬剤師よりも多くの時間を割いているのが現状である。 3)病棟業務加算できるよう後押ししていただきたい。
まとめ