金星キャンペーン あかつきの金星を見よう.

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金星キャンペーン あかつきの金星を見よう

明けの明星、宵の明星 VenusCampainWG

望遠鏡でながめると VenusCampainWG

金星の形の変化 VenusCampainWG

金星の形の変化 VenusCampainWG

金星の輝いている場所 VenusCampainWG

第2惑星・金星 VenusCampainWG

金星のプロフィール 金星 地球 6052km 0.815倍・5.20g/cm3 0.81倍 243日(公転と逆方向) 225日 赤道半径 質量・密度 赤道重力 自転周期 公転周期 太陽からの距離 双極磁場 6052km 0.815倍・5.20g/cm3 0.81倍 243日(公転と逆方向) 225日 0.7233AU なし 6378km 1倍・5.52g/cm3 1倍 1日 365.25日 1AU あり JAXA/ISAS,VenusCampainWG

金星と地球の内部 内核があるかないかが、双極磁場があるかないかの違いに効いていると考えられる。 JAXA/ISAS,VenusCampainWG

地球型惑星の大気 金星 地球 火星 窒素 (78 %) 酸素 (21 %) アルゴン(0.9 %) 水蒸気 (0-2 %) 1気圧、15℃ 二酸化炭素 (96 %) 窒素(3.5 %) 二酸化硫黄 (0.015 %) 90気圧、460℃ 窒素 (78 %) 酸素 (21 %) アルゴン(0.9 %) 水蒸気 (0-2 %) 1気圧、15℃ 二酸化炭素 (95 %) 窒素 (2.7 %) アルゴン (1.6%) 0.006気圧、−50℃ JAXA/ISAS,VenusCampainWG

なぜ地球には二酸化炭素が少ないのだろう? →大量にあった地球の二酸化炭素は、地中へ閉じ込められています。 雨によってできた海で、空気中の二酸化炭素とカルシウムが化合。  サンゴや貝類、植物、動物が地中へ埋められた。 木星 H2 (90 %) He (10 %) 木星 - 0.73 113 2.2 Mio Hashimoto

惑星で違う大気の流れ JAXA/ISAS

ベネラ1~16号 マゼラン マリナー2・5・10号 パイオニア・ビーナス ベガ1・2号 ビーナスエクスプレス                                   打上げ国: アメリカ     打上げ年: 1962~1973年                                  打上げ国: 旧ソビエト連邦     打上げ年: 1961~1983年     打上げ国: アメリカ     打上げ年: 1989年 パイオニア・ビーナス ベガ1・2号 ビーナスエクスプレス JAXA/ISAS                                    打上げ国: アメリカ     打上げ年: 1978年     打上げ国: 欧州宇宙機関     打上げ年: 2003年     打上げ国: 旧ソ連・フランス     打上げ年: 1984年

金星探査機あかつき (PLANET-C ) 金星周回軌道から雲の下まで透視するリモートセンシングによって地球の兄弟星の気候のしくみに迫る 超回転はなぜ起こるのか 高さ方向の大気の循環はどうなっているのか 雲はどう作られるのか 雷は起こるか 活火山はあるか 2010年5月21日(H2A)、到着同年12月7日 ミッション期間 2地球年以上 JAXA/ISAS

「あかつき」搭載観測装置 雷・大気光カメラ(LAC) 中間赤外カメラ(LIR) 紫外イメージャ(UVI) ミッション系統合計算機(DE) 雷発光 大気光 雲頂温度  雲頂高度  成層圏の循環 中間赤外カメラ(LIR) 二酸化硫黄  未知化学物質     成層圏の循環 紫外イメージャ(UVI) ミッション系統合計算機(DE) 地表物質 活火山 水蒸気 1mmカメラ(IR1) シーケンス制御 機上データ処理 データ記録 下層雲    一酸化炭素   対流圏の循環  2mmカメラ(IR2) 大気の鉛直構造 電波科学(RS) JAXA/ISAS

あかつき 気温・硫酸蒸気の高度分布 (電波掩蔽) 大気光 (雷・大気光カメラ) 成層圏 二酸化硫黄 (紫外イメージャ) 90 km 大気光       (雷・大気光カメラ) 成層圏 二酸化硫黄   (紫外イメージャ) 90 km 雲の温度      (中間赤外カメラ) 下層の雲    (1mm/2mmカメラ) 65 km 雲 風速ベクトル       (雲の動きから) 対流圏 50 km 一酸化炭素    (2mmカメラ) 35-50 km 10 km 雷放電      (雷・大気光カメラ) 地表面 水蒸気    (1mmカメラ) 活火山・地表物質  (1mmカメラ) JAXA/ISAS

科学観測機器 (1) 1μmカメラ IR1 (東京大学・JAXA) 2μmカメラ IR2 (JAXA) l= 0.9, 0.97, 1.01 mm (近赤外の窓) 視野12×12°,1024x1024画素, 検出器 SiCCD  下層の雲, 活火山,地表物質 2μmカメラ IR2 (JAXA) l= 1.73, 2.26, 2.32 mm (近赤外の窓), 2.02 mm (CO2 吸収), 1.65 mm (黄道光) 視野12×12°,1024x1024画素, 検出器 PtSi  下層の雲, 粒径, 雲頂高度, 下層の一酸化炭素 紫外イメージャ UVI (北海道大学) l= 283, 365 nm  SO2 ,未同定吸収物質 Galileo (2.3um) JAXA/ISAS

科学観測機器 (2) 中間赤外カメラ LIR (立教大・宇宙研) 雷・大気光カメラ LAC (北大) 画像処理装置 DE (JAXA) l= 10 mm 視野16.4×12.4°,240x320画素, 検出器 非冷却bolometer  雲頂温度 雷・大気光カメラ LAC (北大) 視野16×16°,l= 777, 551, 553, 558, 630 nm 8x8画素, 検出器 APD (50kHz sampling)  雷放電, O2 /O 大気光 画像処理装置 DE (JAXA) 超高安定発振器 USO (JAXA) 電波オカルテーション観測  気温・硫酸蒸気高度分布 JAXA/ISAS

観測計画 スーパーローテーションに同期して飛行しつつ、広域の雲や微量ガスや地表面を連続的に撮影、時間変化を動画として可視化 雲の重なり具合を横から見る 軌道周期 30時間 地上局へ During the mission life, we repeat almost the same observation sequence every revolution. When the s/c is far from Venus, global images of the atmosphere and the ground surface will be acquired continuously over one earth day. When we move near Venus, cloぶnse-up images will be acquired, and lightning flashes and airglow will also be observed. Near the pericenter, limb images will be acqurired. クローズアップ  雲の凸凹を立体視    雷発光・大気光  大気を水平に貫く電波を地球で受信して気温分布などを観測

「あかつき」の衛星諸元 JAXA/ISAS 「あかつき」主要諸元 形状・寸法 2翼式太陽電池パドルを 有する箱形 金星探査機「あかつき」 プレスキット   「あかつき」の衛星諸元 「あかつき」主要諸元 形状・寸法 2翼式太陽電池パドルを 有する箱形 (1.04m×1.45m×1.40m) 予定軌道 金星周回楕円軌道  近金点高度:300km  遠金点高度:約8万km  軌道周期:30時間  軌道傾斜角:172度 ミッション期間 金星到着後 約2地球年 質量 約500kg (打ち上げ時) 発生電力 金星軌道にて約500W (ミッション終了時) 「あかつき」の主要諸元項目 諸元 形状・寸法 2翼式太陽電池パドルを有する箱形(1040mm ×1450mm ×1400mm) 予定軌道 種類:金星周回楕円軌道近金点高度:300km遠金点高度:約8万km軌道周期:30時間軌道傾斜角:172度 設計寿命 打ち上げ後4.5年 質量 打ち上げ時質量:約500kg 電力 発生電力金星軌道にて約500W(ミッション終了時) 「あかつき」に採用された 新技術の例 再生測距式 トランスポンダ リチウムイオン電池 高利得平面型 RLSAアンテナ セラミックスラスタ JAXA/ISAS

LIR LAC UVI IR1 IR2 組み立て JAXA/ISAS

ロケット結合アダプターとの適合試験 JAXA/ISAS

振動試験 熱真空試験 JAXA/ISAS

2010年5月21日 打ち上げ フェアリングに収納 JAXA/ISAS

初画像:打ち上げ後振り返って撮影した地球 UVI 365nm (紫外線) LIR 10μm(赤外線) 地球からの距離25万キロ JAXA/ISAS IR1 0.9μm (近赤外線)