1. 現代人の生活習慣と健康状態.

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生活習慣病とは 食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生 活習慣が、その発症・進展に関与する疾患群 (平成8年・公衆衛生審議会) ブレスローの7つの健康習慣 – 喫煙しない – 定期的な運動 – 飲酒は適度か、しない – 1日7,8時間の睡眠 – 適正体重 – 朝食は食べる – 間食はしない.
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1. 糖尿病による網膜の病気 =糖尿病網膜症 2. 自覚症状が現れないまま 進行します 3. 糖尿病網膜症の 予防法・治療法 4.
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1. 現代人の生活習慣と健康状態

平均寿命の推移 主要先進国における平均寿命の推移

増える高齢者の割合 65歳以上人口の総人口に占める割合

男女別高齢者人口割合の推移

現代人の健康状態  満員の通勤・通学電車の中、渋滞した車の中、自動化された職場、家庭の中に、「心の疲れた人」「健康不安を訴える人」が溢れている。 健康不安(体力の衰え)を訴える人の割合

現代の生活環境と健康危機 運動不足 自動化 高度文明社会 競争社会 長寿化 ストレス 体力低下 栄養過剰 心因性 アンバランス 肥満 疾 患 栄養過剰  アンバランス 地球環境の 破壊・汚染 運動不足 競争社会 ストレス 肥満 体力低下 心因性 疾 患 生活習慣病 オゾン層の破壊 地球温暖化 森林の破壊 酸性雨 生物種の減少 廃棄物問題 海洋汚染 放射能汚染 高度文明社会が病人をつくっている 

現代の健康とは

健康の概念 ① 健康とは病気のない状態である。  健康を「病気」や「異常」の有無で定義する二元論的発想。病気や怪我がなければそれで十分という、健康の定義としてはネガティブな考え方。 ② 健康とは単に病気や異常がないばかりでなく、身体的にも精神的にも、 また社会的にもよい状態にあることである。(WHO: 世界保健機関)  健康を身体的な「病気」や「異常」の有無だけでなく、精神的な側面や社会的な関わり合いまでも含めた、より広く、より深い考え方。理想的状態を示した定義。 ③ 健康とは環境に適応し、かつその人の能力が十分に発揮できるような 状態をいう。  人の健康状態とは決して静的で安定したものではなく、個々人が健康を獲得しようと努力を惜しまない、動的な力の上に成り立っていることを強調した考え方。  現時点では世界保健機関(WHO)の考え方が「健康の定義」として知られている。しかし病気や異常という縛りではなく、環境に適応し、能力が十分発揮できる状態を健康と捉える③の考え方が、多くの人に健康を実感してもらえるのではないか。

健康度 A:検査成績に何ら異常がなく、元気な人(健康) B:いくらか異常はあるが、普通の社会生活ができる人(健康) C:異常の程度から見て、普通の仕事や身体活動で苦痛を生じたり、病状を悪化 させる心配のある、要注意の人(半健康) D:異常の程度が強く、要治療の人(病気) E:末期

成人病と生活習慣病 厚生省(現・厚生労働省)は、昭和30年代から行政用語としてきた「成人病」を、平成9年から「生活習慣病」に名称を変更した。  厚生省(現・厚生労働省)は、昭和30年代から行政用語としてきた「成人病」を、平成9年から「生活習慣病」に名称を変更した。  生活習慣病は、食事・運動・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣が発病・進行に関与する疾患群である。「運動不足病」はもちろんこの疾患群に含まれる。概念では成人病と異なるが、重複する病気が多く、実際にはほぼ同義と見なしてよい。予防対策として一次予防の重要な事も同様である。  成人病は、ガン・心臓病・脳卒中・糖尿病・高血圧症など、40歳前後から増加する病気の総称で、加齢との関係に着目してつけられた用語である。 ① 高血圧症 ② 高脂血症 ③ 心臓病(狭心症・心筋梗塞・心不全) ④ 脳血管障害(脳梗塞・脳出血) ⑤ 糖尿病 ⑥ ガン(肺・胃・大腸・肝臓・乳房・子宮) ① 高血圧症 ② 高脂血症 ③ 心臓病(狭心症・心筋梗塞・心不全) ④ 脳血管障害(脳梗塞・脳出血) ⑤ 糖尿病 ⑥ ガン(肺・胃・大腸・肝臓・乳房・子宮) ⑦ 肥満 ⑧ 骨粗鬆症 ⑨ 老年期認知症

これからの健康管理 自分の健康は自分でつくり、守る! 〜生活習慣病の予防が重点 ◎一次予防・・・病気が芽生えるまでの対策 自分の健康は自分でつくり、守る! 〜生活習慣病の予防が重点 ◎一次予防・・・病気が芽生えるまでの対策  体力の保持・増進を図り、病気にならない強いからだをつくる。  日常生活の中で病気の原因(成因)になることが分かっているもの(喫煙、過剰な食塩・動物性脂肪の摂取、肥満、運動不足、ストレス、過労、過度の飲酒など)は、それを避ける。 ◎二次予防・・・病気が発生してからの対策  病気をできるだけ早期に発見し、早期治療によって完全治癒を図る。1年ごと、できれば半年ごとに定期的に健康診断・ガン検診を受診し、完全治癒の時機を逸しないように注意する。からだの不調や症状を自覚したら直ちに専門医を受診する。  病気の再発・進行の阻止に努める。主治医や専門医の指導によって、必要な治療を続けるとともに積極的に生活習慣の改善を図る。 ◎三次予防・・・リハビリテーション  脳卒中後遺症の片麻痺の時のように、残された機能を最大限発揮して社会復帰ができるように努める。

健康づくりの3本柱 健康づくり 運動 栄養 休養 健康づくりのための栄養指針 多様な食品で栄養バランスを 日常の生活活動に見合ったエネルギーを 脂肪は量と質を考えて 食塩を摂りすぎないように 心のふれあう楽しい食生活を 健康づくりのための休養指針 生活にリズムを ゆとりの時間で実りある休養を 生活の中にオアシスを 出会いと絆で豊かな人生を 健康づくりのための運動指針 生活の中に運動を 明るく、楽しく、安全に 運動を活かす健康づくり

健康日本21 <基本理念>  21世紀の我が国を、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするため、壮年期死亡の減少、認知症や寝たきりにならない状態で生活できる期間(健康寿命)の延伸などを目的に、社会の様々な健康関連団体等がその機能を活かして、一人一人が自己の選択に基づき、主体的に健康実現を図れるよう支援することにより、国民の健康づくりを総合的に推進する。 生活習慣の改善 ○栄養・食生活 ○身体活動・運動 ○休養・心の健康 ○飲酒 ○歯科保健 危険因子の低減 ○適正体重の維持 ○喫煙 ○血圧 ○糖尿病  等    検診等の充実 ○検診受信者の増加 ○事後指導の徹底  等    疾病等の減少 ○ガン ○心臓病。脳卒中等の   循環器疾患 ○糖尿病の合併症 ○自殺者 ○歯周病    等 健康寿命の延伸と生活の質の向上 健康日本21の概要

健康づくり政策の変遷