現代のグローバル化を考える 冷戦体制解体 民主主義とグローバル化
1 冷戦終結から多極化へ 1989年12月、マルタにおける米ソ首脳会談での冷戦終結宣言。 東西ドイツの統一 1 冷戦終結から多極化へ 1989年12月、マルタにおける米ソ首脳会談での冷戦終結宣言。 東西ドイツの統一 東欧諸国の共産党一党支配体制の解体・消滅・・・・社会主義のなのもとでの国家資本主義から資本主義・市場経済へ ソ連・ユーゴスラヴィアの解体 ワルシャワ条約機構の解散
ソ連解体により東欧から中央アジアにかけ、ロシアのほかに12の独立国家。 ユーゴスラヴィアは6つの国家に再編(それぞれの民族対立により内戦へ)。
民族対立、地域紛争の激化、戦争 アフリカ・・・ルワンダ、ブルンジ、ソマリア、スーダン アジア・・・パレスチナとイスラエルの対立 トルコとイラクの境界に居住するクルド人問題 スリランカの長期にわたる内戦 多民族国家インドネシアと中国における少数 民族問題。
91年、湾岸戦争 ・・イラクのクウェート侵攻(90年8月)。 イラク非難の国連決議。 アメリカを中心とする多国籍軍のイラク攻撃。
9.11とアメリカの「テロとの戦争」 2001年9月11日、航空機を使った「同時多発テロ」。世界貿易センタービルとペンタゴンへの攻撃 攻撃の担い手=主体・・・イスラーム原理主義急進派の武装組織アルカイダ 「アルカイダの拠点・・・アフガニスタン」・・・これを掲げて、イスラーム原理主義のタリバン政権を打倒するため、大規模な軍事戦を実行
アフガン戦争 アフガン戦争には西ヨーロッパをはじめとする多くの国家が参戦。 憲法の制約があるにも関わらず、日本も後方支援(海上給油)。
対イラク全面戦争 2003年3月から開始。 短期間のうちに主要地域を制圧し、フセイン政権打倒。 フセイン大統領を処刑。 多国籍軍の駐留 開戦の理由とされた大量破壊兵器は発見されず、誤った情報に基づく戦争だったことをアメリカ自身も認めざるを得なくなった。 世界的にイスラーム圏を中心に非米・反米気運。
アメリカ一極支配の国際政治の構造から、多極化へ 2009年、アメリカに、オバマ政権の誕生・・・ブッシュ政権の単独行動主義とは異なる国際協調路線。・・・・多極化時代に対応する姿勢。
ヨーロッパ統合の前進 90年の東西ドイツ統一を契機に、新たな段階へ 93年、ヨーロッパ共同体(EC)からヨーロッパ連合(EU)への改組。 99年共通通貨ユーロの導入。 2004年中欧・東欧への拡大 2009年リスボン条約・・・EUに大統領と外相
地域統合の様々な展開 01年 上海協力機構(中国・ロシア・中央アジア4カ国の計6カ国、のち、インド・パキスタン・イランなどがオブザーバー参加)・・・非米機構 中南米におけるブラジル・ベネズエラなど、アメリカと距離を置く政権の誕生。地域的結束。 アジア・・・ASEANを軸とする東アジアサミットが16カ国の参加で2005年から開始。
主要国連携の協議体の変化 1970年代の石油危機を契機に発足したG7サミット(先進国首脳会議) その後ロシアを加え、G8に拡大。さらに、 連携・相互協力の進展・・・・しかし現在は?
2 世界経済の一体化 経済グローバル化の進展 世界金融危機 地域経済統合の進展
3 地球規模の課題の噴出 開発と貧困 地球環境の危機・・・CO2 原発事故・・・脱原発・ 再生可能エネルギー社会へ 3 地球規模の課題の噴出 開発と貧困 地球環境の危機・・・CO2 原発事故・・・脱原発・ 再生可能エネルギー社会へ 国連改革とグローバルガバナンス