土木って何? コンクリート工学研究室 岩城 一郎 土木って何? コンクリート工学研究室 岩城 一郎
土木とは? 土木の役割 市民の安全,安心な暮らしを支えるため, 環境と災害に配慮し,街づくりを進めること. 土木と建築の違い 土木も建築も「街づくり」が目的 ・土木の「街づくり」:暮らしを支える施設(社会 基盤施設,インフラ)を整備すること. ・建築の「街づくり」:暮らしを営む施設 (主として建物)を建築すること.
社会基盤(インフラ)とは? 人々の暮らしを支える基盤であり,我々の生活や 産業にとって,なくてはならないもの. 産業にとって,なくてはならないもの. 例 道路,鉄道,橋,トンネル,ダム,河川,港湾, ライフライン(上下水道,電気,ガス,通信)等 社会基盤の荒廃は,人々の生活・産業の荒廃を 意味することから,持続可能な社会を形成する ためにはこれを支える社会基盤の整備が不可欠.
インフラ整備のこれまでとこれから これまでのインフラ整備 ・時代の要請(ニーズ)に 合わせ,人々の生活や 産業に必要な施設(イン 合わせ,人々の生活や 産業に必要な施設(イン フラ)を作ることが使命 これからのインフラ整備 ・公共投資額の削減,少子高齢化社会下での インフラ整備→作る時代から使いこなす時代へ ・環境との調和(環境保全)と災害に対する備え (防災)に配慮したインフラ整備 ・市民に対する事業の説明責任,合意形成 首都高速道路㈱HPより
これからの土木に求められるもの 環境との調和(環境保全) ・地球温暖化をはじめとする,種々の環境問題 への対応 への対応 ・資源の枯渇化に伴う,資源の再利用,産業 廃棄物の有効利用,新たなエネルギー開発 (バイオマス等) ・水質保全 ・生態系の維持 災害に対する備え(防災) ・地震災害,豪雨災害に対するハード・ ソフト両面からの戦略的かつ総合的対策 ・高度なリスクマネジメント手法の導入 ・災害シミュレーション技術の開発 ・災害情報伝達技術の開発 ・防災教育
市民のための市民工学 (Civil Engineering)の実践 これからの土木の枠組み インフラ 整備 環境 保全 防災 市民のための市民工学 (Civil Engineering)の実践
本学科の多様な研究分野 環境 社会基盤 社会基盤の保全 保全 社会基盤 の防災 環境の保全と防災 防災 土木史 土質工学 水理学 景観工学 環境 社会基盤の保全 保全 土木史 土質工学 水理学 景観工学 コンクリート工学 水域環境 橋工学 維持管理工学 衛生工学 防災 社会基盤 の防災 マネジメント 環境システム コミュニケーション技術 交通工学 環境の保全と防災 地盤工学 河川・砂防工学 海岸・港湾工学 岩盤・地質工学 防災工学 地震工学