ネットワークの基礎技術
はじめてのコンピュータABC 1939年開発 真空管300本 重量320 kg
はじめての プログラム内蔵式コンピュータENIAC 1946年開発 真空管18,800本 重量30 t
コンピュータネットワーク出現の背景 コンピュータ開発当初(1950~60年代) 大型・集中処理型を中心に急激に発達 ・コンピュータ資源の有効活用 →TSS(時分割システム) ・ソフトウェアコストの増大→ソフトウェア危機 60年代以降 小型化、相互接続の必要性 →コンピュータネットワークの出現
コンピュータネットワークについて コンピュータネットワークとは 複数のコンピュータを通信回線によって相互に接続し、コンピュータ上の様々な情報を交換(伝達)し合うための情報通信網や、それらを構築する技術の総称 http://www.smartdraw.com
コンピュータネットワークの目的 情報資源の共用 →高価なコンピュータを多人数で利用すれば安価に利用できる 分散処理 →高価なコンピュータを多人数で利用すれば安価に利用できる 分散処理 →大きな仕事を一人で抱えるよりみんなで分担して作業すれば速く終わる 情報資源の分散 →たくさんの人で作業すれば、一人ぐらい病気になっても仕事は進められる。 コミュニケーション応用 →遠くの人とメールやチャットで会話できれば便利
コンピュータネットワークの基本構成 ユーザエージェント →ユーザが利用するための端末 通信網 →コンピュータ同士をつなぐ仕組み 情報資源 →ユーザが利用するための端末 通信網 →コンピュータ同士をつなぐ仕組み 情報資源 →データベース、ワークステーション、スーパーコンピュータなど
コンピュータネットワークの形態 スター型(集中処理システム) リング型(大規模LAN) バス型(小規模LAN) ツリー型(分散処理システム) ネットワーク型(インターネット)
集中処理システム 大規模処理を行う高性能なコンピュータをネットワークの中心に配置して、データ処理をホストコンピュータに集中 システム全体の管理がしやすく、システムやデータの共有がしやすい 中心となるコンピュータに障害が発生すると、ネットワーク全体が機能しなくなる
分散処理システム データ処理などの機能を、複数のコンピュータに分散させる形態 1台のコンピュータの障害が、システム全体に波及しない システムが分散しているので管理に手間がかかる
分散処理システム:クライアント/サーバシステム サーバがサービスを提供し、クライアントがそれを利用する形態 サーバにデータをまとめられるため、データの管理が容易 大規模LANに向いている サーバが故障した場合ネットワークが機能しなくなる
分散処理システム:ピアツーピアシステム ネットワークにつながれたコンピュータが全て対等(サーバでもありクライアントでもある) 専用サーバを必要としない→経済的 大規模ネットワークではネットワーク自体のパフォーマンス低下→10台程度までの小規模システム向き
ネットワークの規模による分類 LAN(Local Area Network) 限られた区域内に設置された、コンピュータ同士を接続してデータのやり取りを行うネットワークシステム WAN(Wide Area Network) 遠隔地にある企業の本支店や工場などのコンピュータやLANを、NTTなどの通信業者が提供する通信回線(公衆回線)を利用して接続した広域ネットワーク
その他のネットワークに関する用語 MAN(Metropolitan Area Network) 都市や市街地の一部または全部をカバーするコンピュータネットワーク:LAN < MAN < WAN SAN(Strage Area Network) HDD等のストレージとサーバなどのコンピュータを接続する専用ネットワーク インターネット 大小様々なネットワークが相互に接続された、世界規模のネットワーク イントラネット インターネットの技術を使ってLANの内部だけでデータの共有とやり取りを行うネットワーク
課題 ファイルサーバでひとつの電子ファイルを共有した場合に起こる問題点を考えなさい 提出期限:10月13日(火) 授業開始時