経済成長の概観 マクロ経済分析 畑農鋭矢
アンガス・マディソン の 一人あたりGDP推計値 紀元1~2000年 アンガス・マディソン の 一人あたりGDP推計値
経済成長率とは? 何故、経済成長は重要か 2倍豊かになるのに必要な年数⇒約70/成長率(%) 成長率 (Yは所得、tは時点) 所得の増え方 だから 2年後の所得 s年後の所得 何故、経済成長は重要か 2倍豊かになるのに必要な年数⇒約70/成長率(%)
経済成長率と豊かさ (単位:倍) 経済成長率 経過年数 1% 3% 5% 10% 1.00 1 1.01 1.03 1.05 1.10 2 1.02 1.06 1.21 5 1.16 1.28 1.61 10 1.34 1.63 2.59 20 1.22 1.81 2.65 6.73 50 1.64 4.38 11.47 117.39 100 2.70 19.22 131.50 13780.61
所得(生産)の要因分解 総生産量=労働者1人当たり生産量×労働者数 人口1人当たり生産量=総生産量/人口 =労働者1人あたり生産量×(労働者数/人口) ① ② ①労働者1人当たり生産量 =時間当たり生産量×労働時間 時間当たり生産量の増加←資本設備、効率アップ ②労働者数/人口 =(労働者数/生産年齢人口)×(生産年齢人口/人口)
生産性の上昇 時間当たり生産量を増やすためには? ①資本設備の増加=投資による蓄積 ⇒貯蓄の役割 ②労働者の質を上げる ⇒教育=人的資本投資 ③経営効率を上げる 技術進歩=全要素生産性
①投資による資本蓄積 個人・家計 貯蓄 預貯金 株式投資 金融機関 証券会社 金融(資本)市場 貸付 投資 企業 投資
②人的資本投資 人的資本:労働者の質(生産性を表す指標) 教育投資⇒人的資本蓄積 人的資本の種類 1)一般的人的資本:どの産業・企業でも有効 2)特殊的人的資本:特定に企業で有効 教育投資との関係 1)学校教育、一般的な企業内教育 2)企業特殊的な企業内教育
③技術進歩(経営効率) 低 高 労働力 100 資本 100 生産 100 労働力 100 資本 100 生産 200