平成13年11月 株式会社ﾃﾞｼﾞﾀﾙ・ﾅﾚｯｼﾞ WBTｼｽﾃﾑ構成案 ～本格運用向け～ 平成13年11月 株式会社ﾃﾞｼﾞﾀﾙ・ﾅﾚｯｼﾞ

目次 １．ｼｽﾃﾑの安定稼動 １．１．ｼｽﾃﾑ要件 １．２．ｼｽﾃﾑ構成案 案その１）ｼｽﾃﾑ全体の二重化 案その２）ｼｽﾃﾑ障害発生時の非常用ｼｽﾃﾑへの切り替え 案その３）ｼｽﾃﾑの監視、管理 １．３．ﾏｼﾝｽﾍﾟｯｸ 案１）ｼｽﾃﾑ全体の二重化 案２）ｼｽﾃﾑ障害発生時の非常用ｼｽﾃﾑへの切り替え 案３）ｼｽﾃﾑの監視、管理 ２．ｾｷｭﾘﾃｨ保持 ２．１．ｾｷｭﾘﾃｨﾎﾟﾘｼｰ ２．２．某データセンターの監視ｻｰﾋﾞｽ概要抜粋 ３．サーバ回線の考察 ４．社内利用環境の考察

１．ｼｽﾃﾑの安定稼動 １．１．ｼｽﾃﾑ要件 最長ｼｽﾃﾑ停止時間 ：30分 最長ｼｽﾃﾑ停止時間 ：30分 欠落ﾃﾞｰﾀ許容範囲 ：1ｾｯｼｮﾝ（1ﾛｸﾞｲﾝ単位）で学習したﾃｽﾄﾃﾞｰﾀ 過去ﾃﾞｰﾀの保全 ：ﾃﾞｨｽｸの二重化（RAID5） ﾒﾝﾃﾅﾝｽ時の稼動 ：ﾏｼﾝの二重化（ｸﾗｽﾀﾘﾝｸﾞ） ﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟ ：定期保存（DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ） 耐火、耐震、電源 ：ﾃﾞｰﾀｾﾝﾀｰの活用（データセンター） 状態の監視 ：監視ｻｰﾋﾞｽの活用（データセンター ） 最大受講者数 ：7,000名程度

１．２．ｼｽﾃﾑ構成案 案１）ｼｽﾃﾑ全体の二重化 ｻｰﾊﾞｰのｸﾗｽﾀﾘﾝｸﾞ ﾃﾞｨｽｸの二重化 ｼｽﾃﾑの「完全二重化」による安定稼動から「監視、管理」まで、３案をご提案いたします。 案１）ｼｽﾃﾑ全体の二重化 ｻｰﾊﾞｰのｸﾗｽﾀﾘﾝｸﾞ ﾃﾞｨｽｸの二重化 案２）ｼｽﾃﾑ障害発生時の非常用ｼｽﾃﾑへの切り替え 非常用ｼｽﾃﾑの構築 ｼｽﾃﾑの24時間、365日監視 ﾘﾓｰﾄによる障害復旧 案３）ｼｽﾃﾑの監視、管理 注記）実構築作業に加え、1ヶ月間の動作確認作業が発生いたします。また、ｻｰﾊﾞｰのｸﾗｽﾀﾘﾝｸﾞを実施するためにはWindows2000環境は必要となります。

【Streamingｻｰﾊﾞｰ 】ｸﾗｽﾀ 案その１）ｼｽﾃﾑ全体の二重化 Internet 【 WBTｻｰﾊﾞｰ 】ｸﾗｽﾀ Ethernet１TCP/IP （ノード間通信専用） ノード１ ノード２ Ethernet２ （他サーバ接続用） ﾃﾞｰﾀｾﾝﾀｰ 空調・耐火耐震・電力供給システム 24時間365日の監視・運用・保守 【DBｻｰﾊﾞｰ 】ｸﾗｽﾀ 共有SCSIバス Ethernet１TCP/IP （ノード間通信専用） ディスク RAID5 ノード１ ノード２ Ethernet２ （他サーバ接続用） 【Streamingｻｰﾊﾞｰ 】ｸﾗｽﾀ Ethernet１TCP/IP （ノード間通信専用） ノード１ ノード２ Ethernet２ （他サーバ接続用） ※構築期間： H/W、S/W 納品後1ヶ月

案その２）ｼｽﾃﾑ障害発生時の非常用ｼｽﾃﾑへの切り替え 【WBTｻｰﾊﾞｰ】【DBｻｰﾊﾞｰ】【Streamingｻｰﾊﾞｰ】の内、いずれかのｻｰﾊﾞｰに障害が発生した場合、【非常用ｻｰﾊﾞｰ（ WBT、DB、Streamingの各機能を有する1台のｻｰﾊﾞｰ） 】へ業務を引き継ぎます。 【 WBTｻｰﾊﾞｰ 】 データセンター ﾘﾓｰﾄ監視、障害復旧 【非常用ｻｰﾊﾞｰ】 （ WBT DB Streaming ｻｰﾊﾞｰ） 24時間365日 【 DBｻｰﾊﾞｰ 】 ﾘﾓｰﾄ切り替え 24時間365日 【 Streamingｻｰﾊﾞｰ 】 24時間365日 ※構築期間：H/W、S/W納品後1ヶ月 案その３）ｼｽﾃﾑの監視、管理 【WBTｻｰﾊﾞｰ】【DBｻｰﾊﾞｰ】【Streamingｻｰﾊﾞｰ】の内、いずれかのｻｰﾊﾞｰにｿﾌﾄｳｪｱ上の障害が発生した場合、ﾘﾓｰﾄで機能を復旧（電源ON/OFF等）させます。ﾊｰﾄﾞｳｪｱ交換には時間を有します。 【 WBTｻｰﾊﾞｰ 】 データセンター ﾘﾓｰﾄ監視、障害復旧 24時間365日 【 DBｻｰﾊﾞｰ 】 24時間365日 【 Streamingｻｰﾊﾞｰ 】 24時間365日 ※構築期間：H/W、S/W納品後2週間

１．３．ﾏｼﾝｽﾍﾟｯｸ 【 WBTｻｰﾊﾞｰ 】ｸﾗｽﾀ 案その１）ｼｽﾃﾑ全体の二重化 Ethernet１TCP/IP （ノード間通信専用） ノード１ ノード２ Ethernet２ （他サーバ接続用） OS ：Windows2000　Advanced　Server CPU ：PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：ﾃﾞｼﾞﾀﾙﾅﾚｯｼﾞWBTｴﾝｼﾞﾝ（ Knowledge　Learning ） ：HTMLｺﾝﾃﾝﾂ その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ ：DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ ：NIC

【 DBｻｰﾊﾞｰ 】ｸﾗｽﾀ OS ：Windows2000 Advanced Server CPU ： PentiumⅢ1GHz 共有SCSIバス Ethernet１TCP/IP （ノード間通信専用） ディスク RAID5 ノード１ ノード２ Ethernet２ （他サーバ接続用） OS ：Windows2000　Advanced　Server CPU ： PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：SQLServer2000　EnterPriseEdition その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ ：DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ ：NIC

【 Streamingｻｰﾊﾞｰ 】ｸﾗｽﾀ Ethernet１TCP/IP （ノード間通信専用） ノード１ ノード２ Ethernet２ （他サーバ接続用） OS ：Windows2000　Advanced　Server CPU ：PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：Windows Media Server その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ ：DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ ：NIC

【 WBTｻｰﾊﾞｰ 】 【 DBｻｰﾊﾞｰ 】 案その２）ｼｽﾃﾑ障害発生時の非常用ｼｽﾃﾑへの切り替え OS ：Windows2000　Advanced　Server CPU ：PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：ﾃﾞｼﾞﾀﾙﾅﾚｯｼﾞWBTｴﾝｼﾞﾝ（ Knowledge　Learning ） ：HTMLｺﾝﾃﾝﾂ その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ、DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ、NIC OS ：Windows2000　Advanced　Server CPU ： PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：SQLServer2000　EnterPriseEdition その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ、DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ、NIC 【 DBｻｰﾊﾞｰ 】

【 Streamingｻｰﾊﾞｰ 】 OS ：Windows2000 Advanced Server CPU ：PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：Windows Media Server その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ ：DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ ：NIC

【 非常用ｻｰﾊﾞｰ 】 OS ：Windows2000 Advanced Server CPU ：PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：ﾃﾞｼﾞﾀﾙﾅﾚｯｼﾞWBTｴﾝｼﾞﾝ（ Knowledge　Learning ） ：HTMLｺﾝﾃﾝﾂ ：SQLServer2000 ：Windows Media Server その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ ：DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ ：NIC

【 WBTｻｰﾊﾞｰ 】 【 DBｻｰﾊﾞｰ 】 案その３）ｼｽﾃﾑの監視、管理 OS ：Windows2000　Advanced　Server CPU ：PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：ﾃﾞｼﾞﾀﾙﾅﾚｯｼﾞWBTｴﾝｼﾞﾝ（ Knowledge　Learning ） ：HTMLｺﾝﾃﾝﾂ その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ、DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ、NIC OS ：Windows2000　Advanced　Server CPU ： PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：SQLServer2000　EnterPriseEdition その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ、DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ、NIC 【 DBｻｰﾊﾞｰ 】

【 Streamingｻｰﾊﾞｰ 】 OS ：Windows2000 Advanced Server CPU ：PentiumⅢ1GHz Memory ：4GB（最低1GB） H/D ：40GB（増設可能なこと） Software ：Windows Media Server その他 ：19ｲﾝﾁﾗｯｸﾏｳﾝﾄﾀｲﾌﾟ ：DATﾄﾞﾗｲﾌﾞ ：NIC

２．ｾｷｭﾘﾃｨ保持 ２．１．ｾｷｭﾘﾃｨﾎﾟﾘｼｰ ﾌｧｲﾔｰｳｫｰﾙ ：不正ｱｸｾｽ防止 ﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟ ：ﾃﾞｨｽｸの二重化、DAT ﾌｧｲﾔｰｳｫｰﾙ ：不正ｱｸｾｽ防止 ﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟ ：ﾃﾞｨｽｸの二重化、DAT UPS ：非常用電源の確保（データセンター） SSL ：ID/PASSWORDの盗難防止 入退室管理 ‘ｼｽﾃﾑの破損防止（データセンター ）

２．２．某データセンタの監視サービス概要 抜粋 ２．２．某データセンタの監視サービス概要　抜粋                                                              監視運用 サービス・コース 仕　様 SILVER 監視対象機器の稼働確認のみをご要望のお客様に最適なサービスで、基本的かつ最低限必要な内容に絞ったサービスです。オンサイトによる機器の稼働確認、電源OFF/ONまで行います。 GOLD 監視対象機器だけでなく、アプリケーションの稼働確認をご要望のお客様に最適なサービスで、SILVERのサービスに加え、障害時の保守業者への連絡代行、リモートによるプロセス再起動、及びシステムのリブートなどを行います。 PLATINUM 監視・運用に関しては、可能な限りアウトソースしたいとお考えのお客様に最適なサービスです。GOLDのサービスに加え、お客様の管理者の方が定常的に行っているオペレーション業務を代行いたします。 オプション・サービス 監視対象数の追加、すべての障害時対応、上記メニューを越える詳細オペレーションなどのニーズに応えるオプション・メニューです。上記のサービスに付加して設定可能です。

３．サーバ回線の考察 ３．１．想定される回線容量 （１）年間受講者数想定 6,350名 （２）同時期の受講者数想定 （１）年間受講者数想定　　6,350名 （２）同時期の受講者数想定 平均受講期間を3ヶ月とし、平準的に学習すると仮定して、1,587名 （３）同時ログイン学習者数想定 　　　同時ログイン率を約１０分の１と仮定して、158名 （４）同時音声再生者数想定 　　　同時音声再生率を約３分の１と仮定して、53名 （５）必要回線容量 　　　１音声を再生するに必要な容量は４０KB/Sであるので、53×40=2,120KB/S＝2.1MBPS 　　　200%の余裕を考慮し、4.2MBPS ※ピーク時の利用度が高いので、グローバルセンターのようなピーク吸収型の回線が好ましい。

各拠点から直接InterNet へ接続されている ４．社内利用環境の考察 ４．１．拠点間の回線網 データ センタ InterNet 各拠点から直接InterNet へ接続されている 本社 事務所 支店 支店 事務所

４．２．拠点で必要と想定される回線容量 （１）同時期受講者数当たりの必要回線の想定容量(WBT利用分のみ) 　　　仮定条件：同時ログイン率を約１０分の１と、同時音声再生率を約３分の１と仮定 ※WBTのみで利用する必要回線容量です。 ※拠点では、この必要回線容量分だけ、インターネット接続容量とLAN容量を確保する必要があります。 ※拠点毎の受講者平準化の運用が効果的である。 ※大規模拠点でインターネット回線が不足している場合には、イントラネット内へ音声サーバのみを配置することも可能（次ページ） 同時期受講者数 必要回線の想定容量 備考 １ 40KBPS 2 80KBPS 3 120KBPS 5 10 160KBPS 50 240KBPS 100 360KBPS 500 800KBPS 事務所内に音声サーバを配置推奨 1000 1.5MBPS 2000 2.8MBPS

４．３．イントラネット内への音声サーバ配置方式 （１）システム形態 大規模拠点でインターネット回線が不足している場合向けの、イントラネット内へ音声サーバのみを配置する方式のご説明 ※音声のみをCD-ROMに入れて利用する方式も可能 これらの方式は、教材のマスタ管理が複雑になるので、必要な場合のみ選択すべき。 拠点 音声 サーバ InterNet 音声のみ データ センタ 教材、履歴等