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〈防災班〉 担当教員:糸井川栄一 TA :吉森和城 班員:斎藤達也 根本拓哉 岸本祐樹 小嶋崇央 オウ エン チョウ シ 筑波大生の自転車事故をなくそう! 〈防災班〉 担当教員:糸井川栄一    TA :吉森和城   班員:斎藤達也 根本拓哉 岸本祐樹      小嶋崇央 オウ エン チョウ シ

表1.市町村別交通事故発生状況(平成22年3月末) 背景(つくば市の交通事故現状) 表1.市町村別交通事故発生状況(平成22年3月末) 順位 市町村 発生件数 第1位 水戸市 609 第2位 つくば市 323 第3位 土浦市 248 第4位 日立市 247 第5位 ひたちなか市 227 第6位 古河市 192 ◆茨城県は交通事故多発県 ◆つくば市は茨城県第2位

背景(つくば市交通事故白書) 自転車事故が半数以上! 図1.平成21年各種事故の発生状況 出典:平成22年 交通白書

背景(つくば市交通事故白書) 図2.年齢別自転車の関係した事故 大学生の年代が多い! 出典:平成22年 交通白書

背景(問題意識) つくばは道路も整備されているようにみえる・・・ でも、交通事故はとても多い!!特に、私たち学生が多く利用する自転車事故が。 [原因] ・信号無視、音楽を聴きながらの走行 ・道路の構造や設備の問題が原因 (ソフト面) (ハード面)

・交通環境(ハード面) ・運転手の意識(ソフト面) 目的 自転車事故の要因として考えられるもの 自転車事故が起きる要因を明らかにし、自転車事故を減らすための提案をする。

作業の流れ ①文献調査 ②ヒアリング ③現地調査 ・ヒアリング、現地調査で必要となる情報の入手 ・つくば市、大学周辺での   交通事故の現状の把握 ・対策と要望 ③現地調査 ・日常の自転車に関する交通の実態を把握

ヒアリング調査 1.つくば市の交通事故の現状把握 ヒアリング先 調査目的 2.警察署で行っている交通安全対策 茨城県つくば市中央警察署 3.警察署から市民、特に学生への要望 筑波大学学生生活課 1.大学内、大学周辺の交通事故の現状把握 2.交通安全対策 3.学生生活課から学生への要望 つくば市環境生活部生活安全課 1.交通安全対策 2.生活安全課から市民、特に学生への要望

ヒアリング調査 ①茨城県つくば市中央警察署 ◆まとめ 1.道路網が整備されているため、各種交通手段でスピードを出しや ◆まとめ   1.道路網が整備されているため、各種交通手段でスピードを出しや      すい。道路構造にも問題があるがやはり運転手のモラルの問題。 2.年4回交通安全運動を実地(市、大学と連携)。   交通事故が多い場所に注意を促す標識、看板等を設置 3.自動車、自転車ともに交通マナーを守ってもらいたい ・携帯電話使用や音楽を聴き“ながら”の走行 ・反射板の設置 ・傘差し運転 ・交差点での一時不停止

ヒアリング調査 ②筑波大学学生生活課 ◆まとめ 1.大学生が絡む事故が多発。特に出会い頭の自転車×車の事故が多い。 2.フレッシュマンセミナー等の大学内での講義   樹木の伐採、横断歩道の自転車専用レーン・構内の段差・   センターラインの設置 3.大学生の交通安全意識が低い、モラルの低下 交通安全シートの配布 「止まれ」シートの貼付 道路の閉鎖 点字ブロック 最高速度違反 信号無視 無灯火

ヒアリング調査 ③つくば市環境生活部生活安全課 ◆まとめ 1.交通安全運動キャンペーン(警察、大学と連携)   幼稚園、保育所、小・中学校での交通安全教室   カーブミラー、スクールゾーン等の交通安全施設の設置 2.交通ルールを頭でわかっていても、守られていない。自己中心的   な走行をせず、マナーを守ってもらいたい。 一時不停止 安全不確認 信号無視 ながら運転 傘差し 右側通行 自転車の並進運転

ヒアリング調査のまとめ 交通の円滑を求めて行われた交通整備により交通事故がより多く引き起こされるようになってしまった。 道路などが整備されたり、各機関で様々な対策がなされ、以前よりも安全面は確保されて恵まれている分、自分の身は自分で守るという意識が逓減している。

現地調査 図3.筑波大学交通事故ハザードマップ(平成18~20年)

現地調査① 大学周辺で実際に事故が起きていて危険だと思われる地域を調査。 ◆調査日時 1.図書館近くの西ループの交差点 ◆調査地域 1.図書館近くの西ループの交差点 2.平塚線大学会館東側交差点横断歩道 3.大学公園南交差点 4.柴崎交差点 5.春日1丁目西交差点 6.つくば駅前交番前横断歩道 ◆調査日時 2010年5月12日(水) 天気:晴れ 時間:午後 12:30~16:30

現地調査② 大学周辺の交差点の状況についての調査 ◆調査日時 2010年5月17日(月) 天気:晴れ 時間:午後 17:30~18:30 ◆調査地域 平塚線walk前交差点 ◆調査内容 ・自動車の交通量 ・自動車の信号無視回数 ・自転車の交通量 ・自転車の違反回数(ながら     運転、信号無視、など)

現地調査 現地調査の目的 現地調査① ◆事故多発地帯でなされているハード面での事故防止対策の調査。 ◆事故多発地帯での、自転車の交通違反の実態把握。 現地調査② ◆車・自転車の交通量や違反の実態を調べ、ハード面とソフト面の問題について把握する。

現地調査のまとめ 現地調査① ◆自転車専用横断歩道、分離式信号など場所によって様々な対策がなされていた。 ◆交通違反が多く見られた。運転者のモラル、つまり意識に問題がある。また、円滑性が低下した場合に交通マナーを守る意識も低下している。 現地調査② ◆車の交通量→692台 ◆自転車→497台  ◆車の信号無視→20件 ◆自転車のながら運転(携帯→8件 音楽→52件) ◆信号無視→58件 ◆二人乗り→3件 車、自転車ともに交通量は多く、また違反の回数を多く見受けられた。この結果から、この地域に関しては、ハード面もソフト面も問題がある。 

事前調査からの考察① ソフト面の 問題 ハード面の問題 ・ながら運転 ・信号無視 交通ルール違反 ・無灯火 マナー違反 etc. ・無灯火      etc. 交通ルール違反 マナー違反 ハード面の問題 ・速度違反を誘発する 道路環境 ・先が見づらい道路環境

事前調査からの考察② 自己本位な走行 接近! 自転車 事故発生リスクの増大! ルール・マナー違反                自己本位な 走行 車 ルール・マナー違反

仮説 自転車運転者は歩行者や自動車運転者の行動を考慮せず自分の行動規範で走行しているために事故のリスクが高まる。また、事故の対象となる相手の行動を予測して走行する意識が薄れていく。 道路の設備が運転者の意識を変えさせてしまう何かがあるのではないか。(ハードの要因がソフト面に影響を与える。)

仮説検証のための調査内容 ①現地調査 ②ヒアリング調査 ③アンケート調査 目的:車、自転車の交通量の調査、道路の整備状況 の確認を行う。また車や、自転車の運転の様子についても調べ、より詳しく実態を把握しハード面、ソフト面から交通事故の原因を考えていく。 ②ヒアリング調査 目的:道路やその整備環境、交通施設設置に関して基準や評価を得る。それによって、ハード面の改善が交通事故にどのような影響を与えるかにいて調べる。(茨城県警交通規制課) ③アンケート調査 目的:車を保有する学生、保有していない学生それぞれについて普段の車、自転車の運転の意識についてアンケートを行う。それによって交通事故の原因を車・自転車のソフト面から考えていく。

参考資料 平成22年 交通白書        (茨城県つくば市中央警察署) 平成22年 市町村別統計交通事故発生状況        (茨城県警察ホームページ)

御静聴ありがとうございました。

補足資料① 表2.1万人当たり事故発生件数(市町村別) 順位 全体で見た順位 発生件数前6位の都市 第1位 水戸市 22.94 第2位 土浦市 17.19 第3位 東海市 16.97 つくば市 15.21 第4位 下妻市 16.78 日立市 14.47 第5位 那珂市 16.06 古河市 13.38 第6位 ひたちなか市 12.82 平成22年3月末 市町村別統計交通事故発生状況 平成22年4月 つくば市人口統計データ