1DS04169K 太田睦美 1DS04175N 川崎賢一 1DS04192E 徳永英里 担当教員 藤村直美

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1DS04169K 太田睦美 1DS04175N 川崎賢一 1DS04192E 徳永英里 担当教員 藤村直美 WebCTの現状と課題 1DS04169K 太田睦美   1DS04175N 川崎賢一 1DS04192E 徳永英里    担当教員   藤村直美

目次 WebCTの生まれた背景と現状 WebCTの概要と改善点 WebCTと他のe-Learningシステムの比較

大学教育におけるコンピュータの利用 近年のインターネットの急速な普及 Webベースのオンライン教材の開発     近年のインターネットの急速な普及 Webベースのオンライン教材の開発    ・講義資料提携型(講義ノート、OHP・・・)    ・受講者交流型(電子掲示板上での遠隔地間交流)    ・コースウェア型(テキストの閲覧、課題の実施、評価)    ・マルチメディア型(テレビ会議、VOD) 様々な教材が作成されている

オンライン教材の問題点 使い方が統一されていない ある程度の技術力 教材の交流が難しい 誰もが使うPlatformとしてのオンライン    ・学生、教員は教材ごとに操作法を学ばなければならない ある程度の技術力 ・文系を中心に、技術的に詳しくない教員が多い 教材の交流が難しい ・優れた教材がたくさんあっても、集約することができない → 統一された操作性 → 誰でもコース作成が可能 → 教材の交流が可能 誰もが使うPlatformとしてのオンライン 教材作成支援&閲覧用ツールの必要性

WebCT ブリティッシュコロンビア大学(カナダ、バンクーバー)のコンピュータサイエンス学科のMurray Goldberg氏が開発した「コース管理システム」 WebCT社(アメリカ、ボストン)が開発・販売し、84カ国2600を越える高等教育機関で利用 日本語版WebCTは名古屋大学情報連携基盤センターの梶田助教授が開発、株式会社エミットジャパンが商品化

WebCTのバージョン変遷 WebCT1.3.x WebCT2.x WebCT3.x WebCT4.x ・1998年8月 1.3リリース     ・1998年8月 1.3リリース     ・1999年3月 1.3.1リリース WebCT2.x     ・1999年11月 2.0リリース WebCT3.x     ・2000年9月 3.0リリース WebCT4.x     ・2001年4月 4.0リリース 日本語化(非公式) 日本語化(公式) 現在、九州大学で使われているバージョン

WebCTの使用料金 ~2002年 ~400人 年間約20万円 無制限 年間約60万円 2003年に大幅に値上げし、2005年には    ~400人 年間約20万円    無制限 年間約60万円 2003年に大幅に値上げし、2005年には    ~1000人  年間約60万円    ~8000人  年間約360万円    ~25000人 年間約500万円 2006年4月には料金の改定が行われ、~25000人の料金が約430万円程度になり、若干の低料金化傾向にある。が、それでもまだまだ高価である。

WebCTの利用状況 大学名 割合(%) 広島大学 60/1853 3.2% 大分大学 33/680 4.9% 日本大学 43/5835 登録者数/全教員数 割合(%) 広島大学 60/1853 3.2% 大分大学 33/680 4.9% 日本大学 43/5835 0.7% 名古屋女子大学 41/230 17.8% 福井県立大学 20/150 13.3% (平成18年 古川淳一著 修士論文より抜粋) このように大学にWebCTを導入していても、実際の利用状況は全教員の一割にも満たない大学もあり、とても低いことがわかる。

九州大学におけるWebCT 使用バージョン:WebCT4.0 契約形態:WebCTキャンパスエディション           Institution 25000FTE 年間使用料金:約430万円程度 約300の授業に利用されているが、その9割以上が医学部による利用。 このように私たちが所属する九州大学でも、その費用のわりに 普及状況がいまひとつ伸びないという状況に陥っている。

WebCTの概要 教材の作成支援 教材の提示 学生の受講管理 学生の学習状況へのフィードバック 情報交換の場の提供

4つのアクセスモード

My WebCT

教材の提示

教材の提示(PDF)

教材の提示(HTML)

教材の作成(HTML)

教材の作成(HTML)

成績確認

学生の学習状況

カレンダー機能

情報交換

現状の問題点 使い方が統一されていない ⇒教員・TA・学生それぞれが 操作方法を習得しなければならない 全体的に見難い   操作方法を習得しなければならない 全体的に見難い ⇒視覚と感覚で操作できる、   使いやすいデザイン 授業間の教材の交流が難しい ⇒プラットフォームとしての在り方

HELP

HELP(案) ①図を取り入れる。 ②リンクを貼る。

普及した場合のメリット プリント配布が不要になる。 学生管理(状況把握)が容易になる。 予習・復習がしやすい。 履修前に授業を比較・検討できる。 ネット環境さえ整えば いつでも、どこからでも学習できる。 教授・学生間、学生同士の意見交換の場が提供される。

大学におけるe-Learningシステム Learning Space Blackboard Web CT

Learning Space

Blackboard

LMSの比較 主な長所 主な短所 Web CT LS Bb 管理:Web 閲覧:Web ・豊富な機能、 細かな設定管理 ・教材ファイル管理が    主な長所    主な短所   Web CT 管理:Web 閲覧:Web ・豊富な機能、  細かな設定管理 ・教材ファイル管理が  充実 ・同時大量処理が可能 ・HTMLの知識が必要な場合も ・操作しにくい(デザインの問題) ・ネットワーク回線の問題     LS 管理:専用ツール ・課題回収・フィード  バックの容易さ ・オフラインでの教材  開発・管理が可能 ・ノーツが必要     Bb ・教材掲載など操作が  容易 ・課題管理の弱さ ・同時大量処理が不可能 LSのメリット Lotus Notes を使用→オフライン作業が可能 Bbのメリット 使用が簡単、教材の掲載がスムーズ 学生へのアナウンス、メール伝達が便利 アクセス状況を細かく見られるので、学生の予習復習の状況の判断材料になる WebCTのメリット 細かいコース設定・課題設定が可能 教育機関向けの機能が充実している アンケートの集計が容易 学生の課題を一括ダウンロードできる

e-Learning授業のメリット 対面授業では補えない、学生一人ひとりの理解度の差などを補うことができる 自分の理解度に応じた勉強が、好きなときに自分のペースでできる 学生の意見を掲載することで学生の相互刺激・意見交換の場になる

e-Learning授業のデメリット ネットワーク環境が必要 ITスキルの格差が問題 デジタル教材の著作権管理のルールが必須

まとめ (WebCTが普及するにあたって) 使用効果に妥当な使用料金であるべき 感覚で操作できるデザインが必要 Blended Learningの概念

参考文献・URL 古川淳一著 修士論文「Web教材作成支援システムの構築」 CSKシステムズhttp://www.csk.com/systems/ エミットジャパンhttp://www.emit-japan.com/ 梶田助教授講演資料   http://webct.media.nagoya-u.ac.jp/ 橋本順一著  「玉川大学におけるeラーニングの取り組み」