豊かさとは? 経済学B 第2回 畑農鋭矢
豊かさの基準 所得 効用 所得から消費へ 厚生 効用の社会化 福祉 (well-being) 潜在能力 生活環境の重要性 社会資本と生活環境
アマルティア・センの潜在能力 同じ所得・消費であれば、同じくらいに幸せか? 選択できる能力が重要 =潜在能力 選択の自由の保障 * 07/16/96 アマルティア・センの潜在能力 同じ所得・消費であれば、同じくらいに幸せか? 選択できる能力が重要 =潜在能力 選択の自由の保障 ⇒政治的には民主主義の優越性 ⇒経済的には資本主義の優越性 人間開発指数(Human Development Index) 平均寿命、識字率、国民所得 *
豊かさの測定 第1原則 所得(GDP)は豊かさの第1の指標である。 第2原則 所得は「1人当たり」で測る。 第3原則 所得は「実質化」して測る。
GDP(国内総生産)とは? 定義 一定の期間に国内で生産された財・サービスの貨幣価値の合計 キーワード1:一定の期間 フロー(⇔ストック) キーワード2:国内 GNP(国民総生産) キーワード3:貨幣価値の合計 豊かさ=数量(実質)⇒合計できない ⇒貨幣価値に換算合計(貨幣価値=価格×数量)
フローとストック フロー ある一定期間内の経済活動 (例)今月の収入 ストック ある一時点における存在量・残高 (例)今月末の預貯金残高 フローとストックの関係 4月末の預貯金残高=3月末の預貯金残高 +4月中の貯蓄額
例:GDPの測定 小麦農家 パン屋 合計 原料 300(小麦) 300 生産物 500(小麦) 600(パン) 1100 付加価値 500 300(小麦) 300 生産物 500(小麦) 600(パン) 1100 付加価値 500 300 800 消費財 200(小麦粉) 600(パン) 800
3つのアプローチ 最終財アプローチ GDP= C + I + G + X - M 消費 投資 政府支出 輸出 輸入