調査対象の決定 (今日の目標) 1. 全数調査と標本調査の違いを理解する。 2. 標本調査の種類と特徴を理解する。 3.

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◎標本調査とその問題点 ● 何らかの情報を得たい全体集団(母 集団)から、ランダムに適当な数の標 本(サンプル)を抽出し、それに対す る調査結果から母集団に関する情報を 推定する方法 ● 全数調査(悉皆調査:国勢調査等) と比較して、費用・時間の面で極めて 効率的 ● 標本調査が十分にその機能を果たすためには.
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5 章 標本と統計量の分布 湯浅 直弘. 5-1 母集団と標本 ■ 母集合 今までは確率的なこと これからは,確率や割合がわかっていないとき に, 推定することが目標. 個体:実験や観測を行う 1 つの対象 母集団:個体全部の集合  ・有限な場合:有限母集合 → 1つの箱に入っているねじ.  ・無限な場合:無限母集合.
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調査対象の決定 (今日の目標) 1. 全数調査と標本調査の違いを理解する。 2. 標本調査の種類と特徴を理解する。 3. 無作為抽出法を実例を通して理解する。

(1) 調査対象の決定 消費者 母集団 母集団 標本 標本 全数調査 標本調査

全数調査と標本調査 全数調査(全部調査) ○ 母集団すべてを調査する方法 → 理想的 ○ 時間・作業・手間がかかる ○ 母集団すべてを調査する方法 → 理想的 ○ 時間・作業・手間がかかる ○ 母集団の規模が小さい場合に利用 標本調査 ○ 母集団から代表される標本(サンプル)を選ぶ ○ 標本抽出(サンプリング)さえ間違わなければ効率的 ○ 実際は多くの調査で広く利用される。

① 有意抽出法 ② 無作為抽出法 ア.単純任意抽出法 イ.等間隔抽出法 ウ.層化抽出法 エ.集落抽出法 オ.多段階抽出法 (2) 標本調査の種類 ① 有意抽出法 ② 無作為抽出法    ア.単純任意抽出法    イ.等間隔抽出法    ウ.層化抽出法    エ.集落抽出法    オ.多段階抽出法

① 単純任意抽出法 母集団から,全く任意に標本を取り出す。 任意に=いい加減に くじ・乱数表などを活用 抽 出

通し番号がついている母集団から,等間隔で抽出する。 ② 等間隔抽出法 通し番号がついている母集団から,等間隔で抽出する。 例)100人の中から15人を抽出  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 ① 抽出間隔の計算 100÷15=6(余り10) ※余りは無視する ② 抽出開始番号の選択 1~6の中から無作為に選択 例として「3」を選択 ③ 3から6人間隔で抽出 抽 出 3 9 15 21 27 33 39 45 51 57 63 69 75 81 87

③ 層化抽出法 抽 出 抽 出 抽 出 ある基準によって小集団に分け,その小集団の中から ある割合に応じて抽出する。 30人=全体の60% ③ 層化抽出法 ある基準によって小集団に分け,その小集団の中から ある割合に応じて抽出する。 30人=全体の60% 抽 出 15人=全体の30% 抽 出 抽 出 5人=全体の10% 標本(10人) 母集団(50人)

④ 集落抽出法 抽 出 抽 出 抽 出 母集団をその縮図になるような小集団に分け, 原則として,各小集団から標本を抽出する方法。 A地区 ④ 集落抽出法 母集団をその縮図になるような小集団に分け, 原則として,各小集団から標本を抽出する方法。 A地区 抽 出 B地区 抽 出 C地区 抽 出

⑤ 多段階抽出法 主に母集団が大きい場合,いくつかの抽出法を 組み合わせて用いて標本を抽出する方法。 例)全国の消費者を母集団とする場合 ⑤ 多段階抽出法 主に母集団が大きい場合,いくつかの抽出法を 組み合わせて用いて標本を抽出する方法。 ①  (第1段階)    すべての市町村から,    単純任意抽出法で対象地域を選ぶ    ② (第2段階)    選んだ市町村の住民台帳から,    層化抽出法などで,ここの世帯を抽出する。 例)全国の消費者を母集団とする場合

例) 第1段階でいくつかのグループを抽出し, その中から最終的な標本(☆)を抽出する。 第2段階 標本 母集団 第1段階 抽 出 抽 出  例) 第1段階でいくつかのグループを抽出し,  その中から最終的な標本(☆)を抽出する。 抽 出 抽 出 抽 出 抽 出 抽 出 抽 出 第2段階 標本 母集団 第1段階

パソコンを活用した抽出法の実例 これまでみてきた抽出法では ① 単純任意抽出法 ② 等間隔抽出法 が,よく用いられます。   ① 単純任意抽出法   ② 等間隔抽出法          が,よく用いられます。 この2つの抽出法をパソコンを活用して,実例を見ていきましょう。

今回のまとめ 1.調査対象の決定 → 母集団と標本をどのようにとるべきか 2.全数調査と標本調査 → 抽出がしっかりできれば標本調査も有効 3.標本調査の種類 → 有意抽出法 無作為抽出法  (単純任意・等間隔・層化・集落・多段階)