食のヒト介入システム“江別モデル”による 食と健康のイノベーション拠点形成

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愛知県統一がん地域連携パス プロジェクト ~がんの地域連携確立にむけて~
「地域実践研究への参画」 「研究実践校(地域)との連携」 「地域への研究成果の還元」
○○圏域 新たな広域連携促進事業概要 ※連携する市町村を黄色で着色した地図を 添付 圏域市町村 圏域人口 主要産業 圏域面積 圏域の特長
平成26年度 北海道・海外展開促進地域人材育成事業
②生産履歴の明確化や減農薬栽培等による付加価値向上
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
5本柱 運動推進の 時代の変化に即応した、金属運動のさらなる強化と発展の追求 勤労者に安心・安定をもたらす雇用をはじめとする生活基盤の確立
資料2 立地推進体制について(案) 平成23年7月26日.
在宅医療施策の取組状況と今後の展開(案)
道市連携海外展開推進事業(ASEANマーケット開拓プロジェクト)
+ うつのみや産業振興ビジョン【概要版】 7章 施策の展開と支援体制の形成 1章 産業振興ビジョンの基本的な考え方について
目標 民間・計量関連 機関の取組み 研究開発(計測知的基盤)の 取組み 関連施策の 計量・計測システム分野の導入シナリオ
大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業(概要) ~府全域版健康マイレージシステムの構築~
食品の機能性表示に取り組む事業者の方へ 食品の機能性表示制度とは 支援員の活動内容について 機能性表示のご相談について
NPO法人数(分野別) 全国・愛知・名古屋
健康サポート薬局に求められる機能 健康サポート薬局について かかりつけ薬局の基本的機能 健康サポート機能 【背景・課題】
平成26年度 北海道・海外展開促進地域人材育成事業
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食のヒト介入システム“江別モデル”による 食と健康のイノベーション拠点形成 Innovation Net Award 2016 北海道情報大学 食のヒト介入システム“江別モデル”による 食と健康のイノベーション拠点形成 ~江別モデルの現況とグローバル化~ 北海道情報大学医療情報学部 教授 健康情報科学研究センター長  西平 順 (医学博士) 北海道情報大学

文部科学省地域イノベーション戦略研究事業 Bio-S & Smart-H(平成18年~平成28年)  江別モデルとは 地域密着型の食品臨床試験システム 文部科学省地域イノベーション戦略研究事業 Bio-S & Smart-H(平成18年~平成28年) 江別市民活動団体 江別市保健センター 江別市経済部 江別市自治会 研修を依頼 江別市との包括的連携 登録データの収集 研修プログラムの提供 センター職員の派遣 ・自治会と市民活動団体とのコラボ事業で、学生も参加した健康関連イベントを導入し、自治会活動の活性化や市民健康づくりに貢献している。 ボランティア登録約6300名(平成28年3月)   食品関連企業    北海道情報大学 健康情報科学研究センター 機能性食素材 ヒト介入試験

ICTを基盤にしたネットワーク構築 ヒト介入試験 “江別モデル” Internet & Cloud ボランティア 食品素材のデータベース化 <医と食の融合> ・北大病院臨床検査部 ・公設試(農研機構等) ・ノーステック財団 ・食品企業   食品企業 大学・研究機関 “江別モデル” 総務省SCOPE事業(地域ICT振興) ライフイノベーションの推進 (平成26年~平成28年) 江別市立病院  Internet & Cloud 提携病院・診療所 <トータルヘルケアシステム> グローバルネットワーク ヒト介入試験 食品素材のデータベース化 データマイニング 医療統計・論文化  ボランティア 国内ネットワーク 約6000名 健康情報科学研究センター 北海道情報大学 <食品の国際標準化> 3

動物モデル解析 (北海道大学 農、 獣医、先端研) 江別モデル (食の臨床試験) (北海道情報大) 地域イノベーション戦略と江別モデル さっぽろヘルスイノベーション‘Smart-H’ 素材系プロジェクト 機能性予測スクリーニング 機能性確認(有効性) 安全性試験 ヒト試験 製品 道産食素材 ウニ マイタケ ジャガイモ タマネギ 黒米... 核内受容体 産総研 (北海道センター) PPAR RXR ER 計18種 細胞毒性 Nrf2 他 高次評価 腸内環境 腸内細菌 高度脂質分析 動物モデル解析 (北海道大学 農、 獣医、先端研) 安全性評価 (委託) 特定保健用食品(トクホ) 申請 食成分(サプリメント)申請 江別モデル (食の臨床試験) (北海道情報大) ヘルシーDO 高品質・低価格 市民参加 ワンストップ 学術支援 英論文化 食品・素材 開発 販売 新たな素材 機能性表示に 必須 高付加価値商品 機能性成分分析 迅速評価拠点

(Smart-H H24~H27) 江別モデルによる食材のヒト介入試験例 北海道産食材    江別モデルによる食材のヒト介入試験例        (Smart-H H24~H27) 北海道情報大学 健康情報科学研究センター 統括:西平 順 教授)  北海道産食材    大豆(新種)        韃靼ソバ (新種)     マイタケ(新種)        タマネギ(新種)         アスパラガス    カボチャ(新種)       チコリ(根)          長ネギ           道産米 (富化米)      カズノコ              マッシュルーム        桑の葉           梅の実           緑茶(新種)        乳酸菌食品各種                    (神奈川県)          (和歌山県)           (静岡県)           ヨーグルト、サプリ等             赤字:農林水産省農研機構共同・委託試験    青字:道総研共同試験       

➪ 日本初のアンバサダー 就任 (西平順、平成27年11月) Global Harmonization Initiative (GHI)   ➪ 日本初のアンバサダー 就任 (西平順、平成27年11月)     ”食の安全性と機能性のグローバル化(国際標準化)に貢献する”  GHI は、米国の研究所、US-based Institute of Food Technologists (IFT) International Divisionと欧州連合の European Federation of Food Science and Technology (EFFoST) の共同活動として 2004 年に設立された機関で、食の安全性研究の共有化および世界的な食糧安全規制および法律の調和を促進するためのネットワーク。  GHI の目的は、すべての消費者に安全で健康的な食品を提供するため、各国の行政府の規制機関にグローバルな観点でアドバイスし、意思決定をサポートすることを目的とし、科学的な問題について世界的な議論の場を提供する。  組織構造は、 非営利法人であり、その憲章と憲法を実行する。 GHI 協会として、オーストリアのウィーンに本部 (ZVR: 453446383)。監督は執行委員会によってなされ、世界中様々 な場所で開催するワーク ショップで一般会員によって優先順位を付ける。  <新たなミッション> 産学官連携により確立した江別モデルは、地域産業の活性化に加え、”食と安全と健康“のグローバル化(国際標準化)に貢献できる学術研究組織としての進展も図る。