身近な化学2010 総集編 これまでの授業を振り返ります。 しっかりと復習しましょう!! START CONTUNUE
人類が一番初めにおこなった化学反応は? 火を燃やす:燃焼反応
原子の構造 原子の大きさはどれくらい? 約1億分の1センチ 野球ボール 地球
A.恒星の中で核融合で作られます。太陽では炭素や酸素 Q4.原子はどこでつくられる? A.恒星の中で核融合で作られます。太陽では炭素や酸素 ベテルギウス、アンタレスの中では鉄が作られています
原子のつくりはどうなっているの? では炭素原子と酸素原子では何が違うのですか? 陽子の数
金属の性質はとその仕組みは? 金属のは光沢を持ち、展性・延性があり、 電気や熱をよく伝えます。 電気や熱をよく伝えます。 それらは、自由電子による金属結合で説明できます。 金属結合:たくさんの原子でたくさんの電子(自由電子)を共有する 自由電子
金属と食塩との違い:展性・延性
力 展性、延性 力を受け流す
栄養素と化学 ブドウ糖がたくさんつながって、でんぷん・セルロースが出来る C6H12O6 → C6(H2O)6 だから炭水化物
植物(生産者) 人間(消費者) 消化 消化 でんぷん 麦芽糖 ブドウ糖 ブドウ糖 呼吸 エネルギー H2O CO2
グリセリンと脂肪酸が水分子を出しながら結合する
オレイン酸・リノール酸・リノレン酸・DHA・EPA いろいろな脂肪酸 単結合のみの脂肪酸 肉の脂身 乳脂肪 ステアリン酸 (飽和脂肪酸) 二重結合がある脂肪酸 植物油 魚脂 (不飽和脂肪酸) オレイン酸・リノール酸・リノレン酸・DHA・EPA
タンパク質:アミノ酸がペプチド結合でつながる 筋肉やら内臓やらいろいろ タンパク質 水分子が取れながら2つの分子がつながる
たんぱく質の構造: 一次・二次・三次・四次 より複雑な 構造へ 多機能化 四次構造 三次構造
化学変化とエネルギー よりエネルギーが安定になる方向に反応が進行する 結合の強さ(発熱・吸熱)
化学変化:活性化エネルギー・反応熱 活性化エネルギー 反応熱 反応熱をエネルギーとして利用:石油などの化石燃料
化学変化:触媒の役割 触媒
石油の話 原油:炭素が2つ、つながった化合物から 30程度つながったものまでの混合物 蒸留して 沸点の近い成分に分けて利用 ナフサを 30程度つながったものまでの混合物 ナフサを たくさん得ようと 蒸留して 沸点の近い成分に分けて利用
炭素のつながりの 少ない物へ
プラスチックとは? 10000 合成高分子の1つ 高分子:分子量(分子の重さ、大きさ)が 以上 参考) 高分子:分子量(分子の重さ、大きさ)が 以上 10000 参考) 酸素:分子量32 二酸化炭素:分子量44 エチルアルコール:分子量46 C:分子量12 炭素が800個以上つながっている
高分子を作る手法:重合 小さな分子をつなげて大きな分子へ モノマー ポリマー
プラスチックの種類: 熱に対する挙動で2つに分けられる。 熱には弱い 熱可塑性樹脂:熱で軟らかくなり、冷やすと硬化する。 熱に対する挙動で2つに分けられる。 熱可塑性樹脂:熱で軟らかくなり、冷やすと硬化する。 成形が容易で用途が幅広い 熱には弱い
可塑剤:パイプとヴィ○ンのバックの関係は? 可塑剤:プラスチックに加えることで より成形が容易になる。 多く加えると軟らかくなる。
プラスチックの種類: 熱に対する挙動で2つに分けられる。 熱硬化性樹脂:熱で化学反応が進み、硬化する。 その後熱を加えても軟らかくならない。 熱に対する挙動で2つに分けられる。 熱硬化性樹脂:熱で化学反応が進み、硬化する。 その後熱を加えても軟らかくならない。 熱に強いが成形は難しい。
代表的なプラスチック ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレン ポリ塩化ビニル・ポリエチレンテレフタレート(PET) 全生産量の約75%をこの5つのプラスチックが占めている この部分
プラスチックの用途(分野別) フィルム・シートが多い ついで、容器・機械部品 目別用途では 「包装」が一番多い
プラスチックのリサイクル プラスチックが出来るまで 材料リサイクル:化学的変化はさせず再び材料として利用 発泡スチロールトレイのリサイクル ペットボトルのリサイクル
プラスチックのリサイクル プラスチックが出来るまで ケミカルリサイクル:化学的変化させて、 ガスやコークスなどの原料として利用 ガスやコークスなどの原料として利用 サーマルリサイクル:燃やして燃焼熱を利用
リサイクルの問題点: リサイクルをするには必ずエネルギーが必要
電池の話 電池とは化学反応によってエネルギーを 直接に(直流)電力に変換する装置 燃焼: 化学反応 → 熱エネルギー 電池: 化学反応 直接に(直流)電力に変換する装置 燃焼: 化学反応 → 熱エネルギー 電池: 化学反応 → 電気エネルギー どんな化学反応か? 酸化還元反応
酸化還元反応 酸化反応 電子を失う反応 還元反応 電子を受け取る反応 電気が流れる
化学電池の構造 負極:電子を出す 正極:電子を受け取る 電流が 流れる 電流が 流れる 電解質: 負極と正極をつなぎ イオンを伝え、 酸化還元反応を起こす
乾電池の構造
電池の種類 一次電池:繰り返し使用しない電池 二次電池:充電して繰り返し使用可能な電池 マンガン電池・アルカリ電池など 鉛蓄電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池など ニッケル水素電池:ハイブリットカーのバッテリー リチウムイオン電池:携帯やパソコンなど 最も多く作られている電池
リチウムイオン電池 なぜリチウム? 原子の大きさが小さい(水素、ヘリウムの次) イオン化傾向が一番大きい(電子を出しやすい) 同じ大きさでたくさんの電気をためることが出来る 起電力:3V
先週まで14回の授業 平均出席数233人 皆勤賞は 人いました。 155 ところで・・・ 未登録、 しかも1回だけ出席
花火について 花火の魅力は? 花火は、 なぜ大きな音が するのか? 迫力のある音 なぜきれいな色が 出るのか? 鮮やかな色彩
花火はなぜ綺麗な色がつくか? :炎色反応 花火の色はこれらの金属化合物を火薬に混ぜることで作られる
鮮やかな色彩 炎色反応の原理 金属原子 励起 原子(元の状態) 熱エネルギー 光エネルギー (原子によって異なる) 熱エネルギーから エネルギー高い 不安定 熱エネルギー 光エネルギー (原子によって異なる) 鮮やかな色彩 熱エネルギーから 光エネルギーへの変換
電子が動いた様子が人の目には色として見える 炎色反応の原理: 原子だって熱いんだ!! 原子を熱すると 電子が動く 電子がもとに戻る 電子が動いた様子が人の目には色として見える
花火は、なぜ大きな音がするのか? 花火の火薬(黒色火薬)の成分: 硝酸カリウム(KNO3)、炭素粉末、硫黄粉末 火薬の燃焼反応 火薬は炭素が空気中の酸素ではなく、 火薬の中のKNO3と反応して燃焼する。
花火(火薬)の反応 非常に速い燃焼反応 短い時間で一気に燃えた方が、単位時間(たとえば1秒) あたりのエネルギーは大きくなる。
大きな音 爆風 空気の動きは? 大きな エネルギー発生 (熱エネルギー) 空気に伝わる (空気が素早く動く :運動エネルギー) 空気がぶつかり合う
大きな音・爆風の原理 空気の粒子 運動エネルギー 火薬の燃焼 大きな音(音エネルギー) 爆風 熱エネルギー 熱エネルギーから 運動エネルギーへの変換
水の話 水分子の特徴 分子の極性 水素結合 常温で液体である 水から氷になると 体積が大きくなる その理由は・・・ (CH4, NH3 は気体) 水から氷になると 体積が大きくなる (普通は体積が小さくなる) その理由は・・・ 分子の極性 水素結合
共有結合:原子が電子をひとつずつ出し合う 水分子を作る結合:共有結合 共有結合:原子が電子をひとつずつ出し合う → ● ● ● ● ● ● ● ● → ● ● d- d+ 分極
水素結合 気体になる場合には水素結合を切る必要 → 沸点が高い その分エネルギーが多く必要 水素結合を保ったまま固体になる → 沸点が高い 水素結合を保ったまま固体になる → すき間の大きな固体(氷)になる → 氷になると体積が大きくなる
水はものを良く溶かす が、 に溶ける時
水の用途 農業用水・生活用水・工業用水 水の利用の約7割が農業用水 農業用水 食糧生産 日本はたくさん食糧を輸入している 間接的に水を輸入している バーチャルウォーター 良くもないかもしれないが、悪いことではない
水と環境 農業用水・生活用水・工業用水 農業排水・生活排水・工業排水 使い終われば? それらによって起こる水環境への影響は? 重金属、有機物による汚染、富栄養化 ちなみに・・ 重金属とは密度が大きい(重たい)金属のこと
配位結合:ひとつの原子が結合に必要な電子を2つとも出す 重金属の処理:「キレート」を用いる キレートとは配位結合を利用したもの 配位結合:ひとつの原子が結合に必要な電子を2つとも出す ⇒ 2つ以上の配位結合で 金属を挟み込む
水の用途 農業用水・生活用水・工業用水 農業排水・生活排水・工業排水 重金属は工業排水 有機物・富栄養化は農業排水・生活排水 使い終われば? それらによって起こる水環境への影響は? 重金属、有機物による汚染、富栄養化 排水との関係は? 重金属は工業排水 有機物・富栄養化は農業排水・生活排水
有機物は好気性微生物が、酸素を使って分解する。 有機物(よごれ)が多いと 分解するのに酸素が多く必要 酸素の少ない水になる 他の水生生物が住めなくなる 嫌気性微生物が働き出す 悪臭の原因 (硫化水素など)
有機物の汚れの浄化:下水処理場 活性汚泥法 汚れ(有機物を)たくさんの空気(酸素) 下水:有機物を多く含む を使って人工的に分解させる。 有機物で汚れた水を 好気性微生物が分解してきれいに 活性汚泥法
配位結合:ひとつの原子が結合に必要な電子を2つとも出す 重金属の処理:「キレート」を用いる キレートとは配位結合を利用したもの 配位結合:ひとつの原子が結合に必要な電子を2つとも出す ⇒ 2つ以上の配位結合で 金属を挟み込む キレート
富栄養化 通常水の中に これらの元素は少ない 植物の生長に必要な元素: N、P → しかし・・・ 植物 植物 プランクトン
富栄養化:あくまでも植物(プランクトン)の栄養 その水を人間が飲んでも栄養にはならない。
大気の話 地球上の大気: 窒素78%、酸素21%、アルゴン1%、水蒸気1% 、二酸化炭素0.036% 大気中に人工的にそれ以外の物質が多く放出されると 大気環境問題が起こりうる。
大気の汚染:関連する3つの化学・物理的変化
燃焼とは を出しながら と激しく化合する反応 である 熱と光 酸素 さびは酸素と化合するが燃焼とは言わない 金属が燃えても燃焼と呼ぶ
H2O H2O
酸性雨 雨はもともと弱酸性 酸性雨の影響 雲の中 そこに、少量のH2SO4やHNO3が混じることでさらに酸性に 5.6 日本国内で降っている雨はpH 程度である。 4.5~4.7 酸性雨の影響 河川や湖沼が酸性になる 水生生物への影響 土壌が酸性になる 養分が流れ出す (Ca、Mg) 植物への影響
酸性雨の対策: 大気中に、NO2, SO2 を出さなければいい 脱硫 SO2:燃料の改善 NO2:燃やし方の改善・排気ガスの処理
なぜ二酸化炭素は温暖化するのか? 昼 夜
なぜ二酸化炭素は温暖化するのか?