糖尿病 診断・治療の流れ 診断と治療の流れ 問診・身体診察 検査 診断 治療

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今 日 の ポ イ ン ト今 日 の ポ イ ン ト 糖尿病人口は予備群を含めると 2,050 万人1.1. 糖尿病は血糖値が高くなる病気 ただし自覚症状がほとんどありません 2.2. 血糖値が高い状態を「高血糖」といいます3.3. インスリンの作用が弱くなったために高血糖に なったのですが、高血糖は必ず改善できます.
34-2 今 日 の ポ イ ン ト今 日 の ポ イ ン ト 現代社会とストレスと糖尿 病 1.1. ストレスによる 血糖コントロールへの影響 2.2. QOL障害によるストレ ス 3.3. 糖尿病とうつ 4.4. ひとことアドバイス 5.5.
11-2 知っておくと役立つ、 糖尿病治療の関連用語 一次予防、二次予防、三次予 防 1.1. インスリン依存状態 インスリン非依存状態 2.2. インスリン分泌 3.3. 境界型 4.4. グルカゴン 5.5. ケトアシドーシス、ケトン体 6.6. 膵島、ランゲルハンス島 7.7. 糖代謝 8.8.
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体重減少 ◎食欲があるのに体重が減る ⇒糖尿病、甲状腺機能亢進症、吸収不良症候群などを疑う ◎食欲がなくて体重が減る ⇒その他の疾患を疑う
今回の調査からわかった主なことがら ○糖尿病で治療中の人の43.2%は健診で見つかっている ○健診で見つかった人は、合併症の発症率が低い
体重増加 短期間で 急に太った いつもと同じ食生活をしているのに… 定期的に運動をしているのに…
全身倦怠感 全身倦怠感はさまざまな病気にみられます 疲れやすい… だるい…
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動悸にはこんな種類があります 心臓の動きが 考えられる病気 動悸とは、心臓の動き(心拍)がいつもと違って不快に感じることをいいます。
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糖尿病 診断・治療の流れ 診断と治療の流れ 問診・身体診察 検査 診断 治療 糖尿病 診断・治療の流れ 診断と治療の流れ 問診・身体診察 検査 診断 治療 症状 受診の動機 既往歴 家族歴 治療歴 血液検査 尿検査 眼底検査 微量アルブミン尿検査 生活習慣の改善 (食事療法・運動療法) 薬物療法 糖尿病の自覚症状としては、口渇(こうかつ:のどが渇く)、多飲(たくさん水分を摂る)、多尿などがみられます。ただし、病気が進行するまで無症状な場合も多く、健康診断で血糖値の高さを指摘されて再検査を受けた結果、糖尿病と診断される方も多いようです。

糖尿病の分類 1型糖尿病 2型糖尿病 全体の5%以下。 全体の95%以上。 小児から青年期が多い。 中高年に多い。 自己免疫などが主な原因。 やせ~正常体型が多い。 インスリンの分泌が著しく  低下している。 1型糖尿病 全体の95%以上。 中高年に多い。 不規則な生活習慣が主な原因。 正常~肥満体型が多い。 2型糖尿病 糖尿病は1型と2型にわけられ、それぞれに特徴があります。 1型は全体の数は少なく、小児や青年期など比較的若いころに診断される場合がほとんどです。 2型は全体のほとんどを占め、中高年の肥満男性に多い病気です。不規則な生活習慣や暴飲暴食を長年続けているとなりやすい、とされています。

糖尿病の患者さんに行われる検査 血液検査 尿検査 糖尿病では、主に血液検査や尿検査が行われます。 目的 血液検査 尿検査 血糖値 HbA1c 自己抗体 血中ケトン体 の測定 尿糖 尿中C-ペプチド 尿中ケトン体 その他の検査と目的 眼底検査・・・糖尿病網膜症の有無 微量アルブミン尿検査・・・糖尿病腎症の有無 糖尿病では、主に血液検査や尿検査が行われます。 糖尿病が進行すると、糖尿病網膜症や糖尿病腎症などの合併症を起こすため、必要に応じてそれらを調べるための検査を行います。