ユビキタス環境における コミュニケーション・ツール選択支援機構の提案

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ユビキタス環境における コミュニケーション・ツール選択支援機構の提案 総合政策学部4年 中山裕佳子(yukako)

発表の概要 研究の背景 研究の目的 設計 まとめ

本研究の背景

ユビキタス環境の実現 通信インフラの整備 モバイル端末の普及

ユビキタス環境での コミュニケーション モバイル端末・コミュニケーション・ツールの多様化 計算機の伝達可能な情報の多様化 HOT SPOT利用コミュニケーションの普及 ユーザの位置情報利用におけるコミュニケーション

ユビキタス環境での コミュニケーション 現在:ユーザの携帯するデバイスの利用 ユビキタス環境: 携帯電話 PDA 携帯電話 PDA ユビキタス環境: 周囲にあるデバイスを協調して利用 スマートHOT SPOT

スマートHOT SPOT ネットワークへ接続の提供 コミュニケーション・ツールの提供 公共の場所に散在する 会議室の机 新幹線の座席 病院の待合室 Smart Furniture等、計算機、各種コミュニケーション・ツールを特に意識することなく利用し、コミュニケーションが可能

スマートHOT SPOTでの コミュニケーション スマートHOT SPOTでの コミュニケーション 多様なメディアの利用 文字 音声 映像 触覚 etc

ユビキタス環境下コミュニケーション における問題 シナリオ: ユーザの行動により優先して利用したいメディア ユーザの行動により優先して利用したいツール 場所によるメディアの制限

ユーザの状況により異なる 利用可能なメディア ユーザのいる場所 行動 コミュニケーションの相手 ↓ ユーザの最適なメディアの選択が煩雑に!

本研究の目的 ユビキタス環境でのさまざまなコミュニケーション・ツールを利用したコミュニケーションにおいて、ユーザの状況を考慮したコミュニケーション・ツールの選択を行う機構の設計と提案

コミュニケーションに用いるメディアの整理 ユーザの位置情報の考慮 ユーザのスケジュールの考慮 コミュニケーション相手ごとの嗜好の考慮 ↓ 適切なコミュニケーション・ツールの提案

コミュニケーション・ツールが増えることによる煩わしさの軽減 コミュニケーションを技術の側面だけでなく、利用者の利用形態に着目した問題の解決

コミュニケーション・ツール 選択支援機構の設計

コミュニケーション・ツールとメディア メディア 文字 音声 静止画 動画 入力 コミュニケーション・ツール キーボード 携帯電話 FAX マイク 電話 カメラ ビデオ 出力 ディスプレイ ヘッドホン スピーカー

ユビキタス環境下コミュニケーション のモデル化 location put SHS’s location sense portable device tag sensed has show location’s data has limit prefer user device use set engaged in prefer require mode action influence influence limit channel

本システム利用のシナリオ 前提 アカウントの作成 アドレス帳の登録 各コミュニケーション相手に 対する、優先メディアの登録 コミュニケーション・ツール 選択支援システム アカウントの作成 アドレス帳の登録 各コミュニケーション相手に 対する、優先メディアの登録 コミュニケーション・ツールに 対する嗜好の登録 スマート HOT SPOT

本システム利用のシナリオ スマート スマート HOT SPOT HOT SPOT 1.LOGIN 3.コミュニケーション要求発信 コミュニケーション・ツール 選択支援システム 1.LOGIN 3.コミュニケーション要求発信 5.利用メディアの決定 6.コミュニケーション 要求受信 位置情報検索 システム 2.アドレス帳DL 7.最寄スマート HOT SPOTの提示 4.利用可能メディアの通知 8.利用可能 メディアの提示 9.利用メディア の決定 スマート HOT SPOT スマート HOT SPOT

ハードウェア構成 DB サーバ Internet Smart HOT SPOT サーバ Smart HOT SPOT サーバ Smart LAN Smart HOT SPOT サーバ Internet Smart HOT SPOT サーバ Smart HOT SPOT サーバ

ソフトウェア構成 ユーザ情報管理モジュール コミュニケーション・ツール検索モジュール コミュニケーション・ツール決定モジュール メディア決定モジュール

システム図 DB Server ユーザ情報管理 モジュール メディア決定 コミュニケーション ツール決定 モジュール 利用可能 コミュニケーション ツール検索 モジュール スマートHOT SPOT Server

ユーザ情報管理モジュール データベース ユーザID パスワード それぞれのメディアに対する、優先したいコミュニケーション・ツール アドレス帳 各コミュニケーション相手に対するエントリ 優先したいコミュニケーション・チャネル

コミュニケーション・ツール 検索モジュール 各スマートHOT SPOTサーバにある 利用可能なコミュニケーション・ツール 利用可能なメディア コミュニケーション・ツールに対する場所的制限 メディアに対する場所的制限

コミュニケーション・ツール 選択モジュール サーバにある ユーザ情報管理モジュールが持つ、ユーザのツールに対する優先順位、ツール検索モジュールによる利用可能ツールの情報を反映する ユーザが最終的にどのツールを利用すべきか決定する

メディア選択モジュール サーバにある ユーザ管理モジュールが持つ、各コミュニケーション相手に関する優先メディア情報と、コミュニケーション・ツール検索モジュールによる、利用可能メディア情報を反映する。 ユーザが最終的にどのメディアを利用すべきか決定する

まとめ ユビキタス環境におけるコミュニケーション・ツール選択支援機構の提案 ユビキタス環境下コミュニケーションで、やり取りできるメディアが増えた際に、ユーザの状況を考慮して、ツールの選択を支援する 利用者の利用形態に着目した問題解決

関連研究 Modeling Context Information in Pervasive Computing Systems CAMS

今後の課題 考慮すべきユーザの状況が十分か ユーザの状況の取得方法 ユーザによる入力とシステムによる精度の高い状況把握のトレードオフ