環境配慮型製品の基準等における冷媒の位置づけとその動向 ATMOsphere ネットワーク 東京 (7月13日) 環境配慮型製品の基準等における冷媒の位置づけとその動向 グリーン購入ネットワーク(GPN) 事務局長 深津 学治
グリーン購入の普及・実践を推進する全国ネットワーク 情報収集 優秀事例に学ぶ 商品の選び方 19分野の購入指針 パーム油等のガイダンス 環境配慮製品の総合サイト 持続可能なパーム油のガイダンス 第17回大賞・環境大臣賞の三重大学 仲間づくり 評価・スキルアップ グリーン購入の 普及を図る 地域拠点 (地域ネットワーク) 北海道GPN(2008年) 宮城GPN(2004年) フォーラム・セミナー、研修会の開催 京都GPN(2004年) 埼玉GPN(2007年) 取り組みの(評価&教育)制度 横浜GPN(2009年) 三重GPC(2003年) 大阪GPN(2011年) 九州GPN(2007年)
グリーン購入・環境配慮契約の普及(環境省事業) 全国の地方公共団体の グリーン購入法 環境配慮契約法 環境配慮促進法の 取り組み実態調査 アンケート調査 全地方公共団体の取り組み状況をHPで公表。 取り組み事例 データベース グリーン購入方針や環境配慮契約方針の策定・改訂、 職員を対象とした研修など、 地方公共団体の取り組み 支援 実務支援 グリーン購入法適合などの 環境情報の信頼性を 確保するための 取り組みを促すため の調査、セミナー開催 信頼性確保 環境配慮型製品の国際展開を促進するために、海外の環境ラベルとの整合性調査や主要国との対話 国際展開
持続可能なパーム油のガイダンス[日本版] グリーン購入ガイドラインの策定 環境に配慮した製品・サービスを選択するための観点 ■特徴 グリーン購入の対象とすべき主要な分野の購入指針 ライフサイクルを考慮しつつ、重要で差別化できる事項(最大10項目程度) “グリーン製品”の基準ではなく、考慮の視点や方向性を示す 組織購入の指針とともに、メーカーの製品開発の指針 定量化・線引きしにくい取り組みも盛り込む その商品分野に おける環境配慮の ”種”蒔き 研究会レポート バイオマスプラスチック 食品 「電力のグリーン購入」 解説書 持続可能なパーム油のガイダンス[日本版]
グリーン購入ガイドラインにおける冷媒の位置づけ 商品分野 購入ガイドラインでの位置づけ 「エコ商品ねっと」での情報提供 冷蔵庫 ●ガイドライン項目 冷媒及び断熱材発泡剤にオゾン層破壊と地球温暖化影響の小さい物質を使用していること 物質名 オゾン層破壊影響の有無 地球温暖化影響 の有無 エアコン 冷媒にオゾン層破壊と地球温暖化影響の小さい物質を使用していること 自動車 エアコンの冷媒にオゾン層破壊と地球温暖化影響の小さい物質を使用し、その量が少ないこと 冷媒の種類 冷媒使用量 (g) 掲載機種は全てR600a 掲載機種は全てHFC(R32) 掲載機種は全てHFC(134a)
「エコ商品ねっと」 製品・サービスの環境情報データベース ■特徴 製品・サービスの環境情報プラットフォーム 84商品分野、約1,300社、15,000商品超を掲載 ほぼ全ての主要メーカーの主要製品を比較できる 環境ラベルの取得状況が分かる 都道府県・政令市の76%が参考情報として利用 ■環境ラベル 森林認証、間伐材マーク、国際エネルギースター、 Gマーク(化学物質)、排ガス・燃費マーク、フェアトレード、 レインフォレスト・アライアンス、有機栽培 等の該当商品も多数掲載
グリーン購入法における冷媒の位置づけ(1) ■特徴 国等の機関を対象とした法律 21分野270品目を対象品目(特定調達品目)とし、毎年品目・基準を見直し 商品分野 判断の基準 文具類 (ダストブロワー) ●フロン類が使用されていないこと。 ただし、可燃性の高い物質が使用されている場合にあっては、製品に、その取扱いについての適切な記載がなされていること。 電気冷蔵庫等 ●冷媒及び断熱材発泡剤にフロン類が使用されていないこと。 エアコン ●家庭用:冷媒に使用される物質の地球温暖化係数は750以下。 ●冷媒にオゾン層を破壊する物質が使用されていないこと。 (配慮事項) ・業務用:冷媒に可能な限り地球温暖化係数の小さい物質を使用。 ガスヒートポンプ式冷暖房機 (配慮事項) ・冷媒に可能な限り地球温暖化係数の小さい物質を使用。 CO2、炭酸ガス等
グリーン購入法における冷媒の位置づけ(2) 商品分野 判断の基準 自動車 (配慮事項) ・エアコンディショナーの冷媒に使用される物質の地球温暖化係数は150以下。 断熱材 ●フロン類が使用されていないこと。 氷蓄熱式空調機器 ●冷媒にオゾン層を破壊する物質が使用されていないこと。 ガスエンジンヒートポンプ式空気調和機 庁舎管理 ●庁舎管理に空気調和設備、熱源設備の維持管理を含む場合にあっては、冷 媒として用いられるフロン類の漏えいの防止のための適切な措置が講じられていること。 飲料自動販売機設置 ●冷媒及び断熱材発泡剤にフロン類が使用されていないこと。 (配慮事項) ・年間消費電力量及びエネルギー消費効率基準達成率並びに冷媒(種類、地球温暖化係数及び封入量)が自動販売機本体の見やすい箇所に表示されるとともに、ウエブサイトにおいて公表されていること。
エコマークにおける冷媒の位置づけ(1) ■特徴 国内唯一のType I エコラベル(ISO14024) 認定基準の特徴:ライフサイクル考慮、重点領域(資源・地球温暖化・有害物質・生物 多様性)に着目 商品分野 判断の基準 太陽熱利用システム Version1.0 ●主構成機器は、特定フロン(CFC5種)、その他のCFC、四塩化炭素、トリクロロエタンおよび代替フロンを使用しないこと。冷房空調用のHFCは適用除外とするが、可能な限り地球温暖化係数の低い冷媒を使用すること。 文具・事務用品Version2.0 (ダストブロワー) ●フロン類および可燃性が高い物質が使用されていないこと。 家具Version2.0 ●発泡剤にフロン類が使用されていないこと。
グリーン購入は、“円(¥)の投票” 一人の百歩より 百人の一歩 www.gpn.jp 最後に・・・ グリーン購入ネットワーク事務局 一人の百歩より 百人の一歩 グリーン購入ネットワーク事務局 www.gpn.jp TEL.03-5642-2030 FAX.03-5642-2077 Mail:gpn@gpn.jp GPNの10年の歴史とこれからの方針を述べさせていただきました。 しかし私たちはいつの間にか親になってはいないでしょうか? 10年前私たちは環境的正義と公正さを守るために73の決意から生まれた子供であります。 GPNが成長してきたのではありません。私たち自身が成長しようとしているのです。 企業、行政、そして消費者市民が手を携えて成長しようとしているのです。 何人もこの動きをとめることは出来ません。傍観は許されません。 共に立ち上がり成長していきましょう!! 私たち自身のために!! 10