オンライン説明会に関する調査 0312006017 上杉裕也
前回 遠隔コミュニケーションの分類 各分類の研究調査 共有音場を利用したコミュニケーションの提案の論文概要 オンライン説明会システムを作ってはどうかという提案
現在のオンライン説明会 現状のオンライン説明会は Webページ上に動画と資料を上げておく非同期型 特定の日付に特定のソフトを起動することにより、参加できる同期型
非同期型のオンライン説明会 http://www.c-direct.ne.jp/rakuten/irroadshow/irroadshow_flame.html Webページから聞きたいものを選択 ⇒動画が再生され、資料は自分の手元で操作
非同期型の利点問題点 利点 登録や予約が不要(人数を制限する必要がない) 時間を気にする必要がない。 自分の好きな所だけを聞ける。 問題点 通信が一方的である(質問などがその場でできない)
同期型 http://www.bbt757.com/bond/explanation.asp http://www.sympathy.co.jp/sir/s_index.html Webページから参加申請をする ⇒必要なソフトをダウンロードする ⇒相手のペースで説明を聞き、資料も相手から提示される。 ⇒質問タイム
同期型の利点問題点 利点 質問をすることができる。 手元での操作が不要 問題点 時間が合わなければ参加できない 登録や予約が必要となることが多い 聞きたい箇所ごとに登録が必要
つまり 非同期型は気楽に参加できるが、深い内容を知ることができない 同期型は質問などができ、自分の聞きたい内容を聞けるが、気楽に参加できない また、複数企業のものを聞くときに同じ内容をなんども入力し登録する必要があり、面倒 ⇒良い点を両立できないだろうか。
気楽な参加 ⇒登録を無くす、あるいは複数企業を一つの登録で済ませられるようにする いつでも参加できること(説明を聞ける)が必要 ⇒リクルートのように一つに登録して、その情報を用いて他に発信 深い内容 ⇒少なくとも質問をできる場が必要 ⇒基本非同期型のスタイルで、特定時間のみ質問スペースを作る
これら二つをクリアするために、オンラインゲームライクなインターフェースを持ったオンライン説明会システムを用いると良いのではないか。 インターフェースは MMORPGのようなもの ハンゲームのようなルーム形式 のどちらか
説明会の流れ(説明者側) システムに登録する ログイン後、動画や資料をアップする。 質問に答えられる時間を予め設定しておき、その時には有人で質疑応答を行う。 ⇒基本的に無人で動画を再生することにより説明。企業側の設定時刻に質疑応答
説明会の利点(利用者側) システムに登録する ログインを行うとワールド、あるいはロビーにログインする。 検索、分類、もしくはワールドを歩き回ることにより企業を選択 資料と動画を閲覧する 質問できる状況であれば質疑応答を行う
気楽さ 登録は一度でよく、基本が非同期なため比較的気楽に参加できる 質問の機会 いつでも、とまでは言えないが時間を設定して行うことが可能 途中退室なども可能
このシステムの利点 利用者同士でコミュニケーションを図ることができる ⇒ロビーやワールド内のチャットで会話を行うことが可能 説明者側からの招待が可能 ⇒リクナビのメッセージのように、特定の分野に興味を持った人へメッセージを送ることが可能
問題点 送受信が頻繁に行われ、かつ動画などの大容量データの場合、サーバや回線に過負荷がかかるのではないか
これからやること このシステムが研究としてやっていける場合 ネットワークやセキュリティに関する研究 オンラインゲームのインターフェース実現の手法を学習 このシステムが研究としてダメな場合 遠隔コミュニケーションから別の派生を考えてみる。
参考文献 BOND-BBT MBA http://www.bbt757.com/bond/explanation.asp 株式会社デジタル・ナレッジ http://www.digital-knowledge.co.jp/00-etc/school-briefing/index.html コーポレートダイレクト http://www.c-direct.ne.jp/rakuten/irroadshow/irroadshow_flame.html