日本語教育グローバルネットワーク(GN) J-GAPシンポジウム 2014 (香港-日本プロジェクト) テーマ:大学間アーティキュレーションの 構築に向けて ―「JF日本語教育スタンダード」の活用― 2014年2月1日(土) 13時~17時30分(予定) 会 場:国際交流基金日本語国際センター (埼玉県さいたま市浦和区北浦和5-6-36)
総合司会 加納千恵子 (筑波大学)
ご挨拶 マギー梁先生 香港日本語教育研究会
●主催:香港日本語教育研究会 ●企画:GN(日本語教育Global Network) J-GAP香港-日本プロジェクトチーム ●後援:日本語教育学会 ●助成・協力:国際交流基金
プログラム ●第一部●パネル・ディスカッション ①はじめに: 「アーティキュレーションとは」 (當作靖彦) ②香港-日本プロジェクト概要と成果 (萬美保) ③アーティキュレーションアンケート調査結果の報告 (水戸淳子) ④ディスカッション: 「大学間アーティキュレーションを考える」 ・話題提供者: 萬美保(香港大学)、堀井惠子(武蔵野大学) ・コメンテーター: 當作靖彦(カリフォルニア大学サンディエゴ校) トムソン木下千尋(The University of New South Wales) 加納千恵子(筑波大学) ・司会: 伊東祐郎(東京外国語大学)
プログラム ●第二部●ワークショップ 「アーティキュレーション構築のために <JF日本語教育スタンダード>を活用する」 ・講師: 押尾和美、長坂水晶(国際交流基金) 堀井惠子(武蔵野大学)
参加の皆さんの現場と・・ 大学間アーティキュレーションを考える ⇒皆さんの現場とつなげてみると・・・ *短期留学(交流協定プログラム)と長期留学(正規留学) 短期留学(交流協定プログラム) 長期留学(正規留学) 主な目的 日本語ブラッシュアップ コミュニケーション・異文化体験 左記+専門の学位取得 卒業 母国の大学で卒業 日本の大学で卒業 AJ/BJが必要 留学時の 日本語レベル A1ー 様々なレベル B1/B2ー
交流協定におけるアーティキュレーションを考える アンケート結果から 協定交換(短期)留学生のニーズと受け入れ教育機関が育てようとしているものとのGAPの確認 *大学の協定留学に対する姿勢 *グローバル人財との関係 *短期留学生は帰国後再入国、または、帰国せず延長する確率が高い *学内アーティキュレーションの必要性
留学生アーティキュレーションにおけるJFSの役割 *留学生のアーティキュレーション上の課題から 1.教科書や教授法の不統一→教授項目のアンバランス 2.受け入れ校における診断テストの判定の信頼の問題 3.受け入れ校における多様な学生の受け入れ 4.受け入れ校による成績・評価の記述が不十分 5.送り出し校が単位認定する場合の授業内容、シラバス→Can-Do Statements、能力レベル・評価基準の不明確さ、不統一な情報→比較、検討が困難で単位互換の障害 ⇒これらを解決する一つがJFS Can-doの活用
HKU日本語スタンダーズ・・・その背景と意義 明文化された内部指標の欠如による体系性の揺らぎ 学習背景の多様化 入学時点での既習者増加 学習方法の多様化、自律的学習者増加 教育の流動化 留学、他教育機関からの移動 これらに対応するために レベル別目標、指導・学習内容の明確化、質的な達成度の記述 無駄のない効果的な指導・学習 適切な単位交換・成績認定・プレイスメント アーティキュレーション構築の可能性
第二部:ワークショップ 講師 押尾和美、長坂水晶 (国際交流基金) 堀井惠子 (武蔵野大学)