青少年の健全育成は大きな感動を与える奉仕 清水 清

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青少年の健全育成は大きな感動を与える奉仕 清水 清 青少年奉仕 青少年の健全育成は大きな感動を与える奉仕 清水 清

      青少年奉仕 *ロータリーはより良い社会 を築くための人つくり運動 *ロータリーの奉仕の理念を 次世代を担う若者に伝え育成 する価値ある奉仕 *2010年より社会奉仕から独立し 第5奉仕となる(RIが重視)

     青少年奉仕の歴史 *シカゴRCが誕生8年後(1913年)にニュー ヨーク州シラキュースRCが障害を持つ少女 の支援プログラムを立ち上げたことが最初 の青少年奉仕 *以来、青少年の健全育成に共鳴したロータ リアンに広がり全世界のRCで奉仕運動が進 められる *1916年 シンシナティ大会で青少年のため の常設委員会が設置される

     青少年奉仕の歴史 *1920年 アトランタ大会で青少年奉仕 活動を含めるための細則改定が決定さ れる *1924年 RIは全世界のRCに青少年 奉仕活動委員会の設置を義務つける *1924年 カールビンソン米大統領が 青少年奉仕委員会の名誉会長に就任、 ロータリアンに感動を与える

     青少年奉仕の歴史 *1924年 青少年奉仕の目的の明確化 「青少年を良き市民、立派な職業人に 育て、全ての青少年に潜在能力を引 き出す能力を与え、そして職業訓練を 推奨し、ロータリー精神を未来に伝え る」

  青少年奉仕を独立させた背景 青少年奉仕プログラムの全体に占め る割合が80%を超えることから、未 来を担う若者たちの将来を見据えた 育成こそがロータリアンの大きな夢と なった。「青少年奉仕(新世代奉仕) を社会奉仕から分離独立させ五大 奉仕とする。・・・(2010年)」

   RIの青少年奉仕プログラム *RYLA 1971年国際ロータリーがRIプログラムとし て正式に承認 狙いは、青少年のリー ダーシップの育成プログラム 1959年にオーストラリア のロータリアン達で、 10代の若者たちに交流の機会を与え1週間の研 修をした。研修内容は、交流、文化、教育活動が 計画され、個人的成長が図られた。

   RIの青少年奉仕プログラム インターアクト 1960年 試験的プログラムとして委員会設立 当初は、14~18歳の少年少女が対象(現在 は12~18歳に変更) 1962年に初のインタアクトクラブがフロリダ 高校に誕生(RI会長ビル・ロビンズの貢献) 1962年6月の理事会で常設プログラムとして 承認されている。狙いは、親睦・奉仕・世界 平和のための世界理解

   RIの青少年奉仕プログラム ローターアクト インターアクト活動に継ぐプログラムとして1968年 に米国ノースカロライナ州シャロットに誕生 ロータリアンとして入会する前の段階を補うための プログラムであり、青少年のプログラムではなく、社 会奉仕を志し、高い道徳基準を備え、奉仕を目指す 人々との交流を支援する健全育成プログラム (ロータリアンに最も近い育成プログラム)

   RIの青少年奉仕プログラム 青少年交換プログラム 生い立ちは、デンマーク・コペンハーゲンRCが少年 数名を受け入れることからスタートした。 1928年 300人の青少年が「世界平和の若き巡礼 者=Youthful Pilgrims of World Peace」として アメリカからスカンジナビアの家庭を訪れ5週間滞在 1928年 RIは青少年交換プログラムを正式に承認、 RIプログラムとして今日に至る

 インターアクトに関するRI方針 *インターアクトクラブ(IAC)はロータリークラブが提唱 する12~18歳の青少年団体 *目的は、奉仕と国際理解、および指導力能力の開 発・習得の機会を与えること *提唱クラブは、IACに対し指導・助言を与える責任が ある。IAのすべての活動、方針、プログラムを学校と 連携し全面的に管理、監督すること *会員の大半が未成年者であることを理解し、危機管 理と法律違反行為などの防止に努めること

   RYLA に関するRI方針 *14~30歳の人生やキャリアーの目標意識が強くな る年齢の若者を対象に、技量と人格を養いながら、 奉仕、高い道徳的基準、平和への理解などロータリー の価値観を学ぶ機会を提供し、人間形成を図ること (リーダーシップの育成) *グループ活動、経験を通しての学習、親睦とネット ワークづくりに効果的なプログラムを提供すること *開催期間中の青少年保護に努め、特に、危機管理 の徹底を図ること *セミナー参加者の関係維持に努めること

  ローターアクトに関するRI方針 *目的は、若者が個々の能力の開発に当たっ て役立つ知識や技能を身につけ、地域社会 における物質的、社会的なニーズと取り組み、 親睦と奉仕活動を通して 全世界の人々の 間により良い信頼関係を推進するための機 会を与えること a)専門的技能および指導力を養成する b)他人の権利を尊重する観念を養い、職業 道徳水準および品位を保持し推進する c)地域社会や世界のニーズ、懸念事項に取 り組む機会を与える d)提唱クラブと協力して活動する(GG)旧MG

青少年交換プログラムのRI方針 1.自分で考え、率先して行動する力を養う 2.外国語や異文化を学び国際理解を図る 異文化を理解し、国境を越えた友情と信頼を築く機会 を与えることで、世界平和に貢献するための青少年 育成プログラム 「具体的な目標」 1.自分で考え、率先して行動する力を養う 2.外国語や異文化を学び国際理解を図る 3.海外の若者と交流し、友達をつくる 4.自覚を養うことでグローバルな市民になる

青少年交換プログラムのRI方針 「プログラム推進のための方針」 1.ガバナーは、地区内に青少年交換委員会と危機管 理委員会を設置し必要な保険に加入し、RIの承認を 受けていること 2.青少年交換委員長は、ロータリークラブ(RC) の協 力を得て派遣学生の選考と受け入れ学生の受入れ 体制を定めること(受け入れ学生は4ホストファミリー をクラブにより選定してもらうこと) 3.受け入れ学生にはRC内にロータリアンの専任カウ ンセラー定め学生の面倒を見ること

青少年交換プログラムのRI方針 4.RCは、地区と調整を図りながら青少年交換の活動 を実施すること 5.RCとホストファミリーは、地区主催の青少年交換会 議に出席すること 6.出席が義務つけられている行事(オリエンテーション・地 区大会)に交換学生が出席するよう努めること 7.派遣および受け入れの起点場所は、最寄りの空港 であり、地区青少年交換委員会が出迎え・見送りを 責任をもって実施すること 8.青少年交換委員会とRCは、学生の滞在中の安全確保に 努めること

  青少年交換プログラムのRI方針 9.経費に関する一般的な決まりは、会に示すが実情は、地 区ごとに定めた規定により運営されている *宿泊費、食費、学費,国民健康保険、リスク保険 はロータリーが負担 *往復航空券、旅行傷害保険、旅券とビザにかかる 費用、小遣い/旅行に参加する場合の費用は学生 の負担

青少年交換プログラムに参加しよう 交換学生のホストファミリーとなることの利点 海外からの学生のホストファミリーとなれば、自宅で 国際交流ができ、家族みんなで貴重な経験ができる。 学生に個室と食事を提供するだけでなく、家族の一員と して、地元の行事に一緒に参加したり、文化体験をさせ てあげるなど、学生にとって大切な親となることができ ます。学生の帰国後もメールの取り交わし等での末永 い国際交流ができます。

青少年育成プログラムに参加した 学生たちの喜びと成果の事例集   青少年育成プログラムに参加した   学生たちの喜びと成果の事例集 1.留学先で更に大学に進み、 卒業後外資系の会社で活躍 2.将来、国連職員を目標に挑戦中 3.来日した外国人の通訳などで 世話をする(オリンピック等) 4.語学力を磨きJAICAで働く夢を持 つことができた 5.語学力を生かした学校の教員

青少年育成プログラムに参加した 学生たちの喜びと成果の事例集   青少年育成プログラムに参加した   学生たちの喜びと成果の事例集 6.自治体の国際交流の場で活躍している 7.旅行会社の社員活躍 8.外国人、日本人を問わず違和感なく交流で きるようになった喜びは大きい 9.文化・歴史に関係した大学の先生になる 目標が具体化した 10.自分で考え行動することができるように なった(独り立ちになる自信がついた)

青少年育成プログラムに参加した 学生たちの喜びと成果の実例集   青少年育成プログラムに参加した   学生たちの喜びと成果の実例集 11.ROTEXに加入して後輩の指導や奉仕活動に励み を感じている 12. 社会に出た時に青少年交換学生の経験は十分仕 事の上でも役に立っていると感じた。 (ロータリアンとの交流を通して、ロータリーとは何か、 また、その活動の素晴らしさを感じた。) 13.母校に復学してから、学友に体験を話すことが楽し い。また、効果的な語学の勉強の仕方ができるように なった。

    RYLA参加者の事例 1.短期間で仲間つくりができ、グループを纏 める能力を高めることができた。 2.人の意見をよく聞くようになり、意見交換に 違和感なく自然体できるようになった。 3.炊事の勉強になった。 4.人前で研究成果の発表に自信がついた。 5.物事を分析・探求するための洞察力を養う ことができた。

    RYLA参加者の事例 6.外国人の考え方、発想の仕方が勉強になった。 7.英語会話の勉強ができた。「下手な英語でも進んで 会話を交わすことができるようになった。」 8.引っ込み思案な自分が前向きに人との会話が できるようになれた。 9.物事を纏めるための手法を知ることができた。 「RYLAでは大半のグループがブレーンストーミング 法を用いて、与えられた課題の纏めの励んでいる。 PCを使ってのスライド作成のKnow –how習得」

    RYLA参加者の事例 10 外国からの留学生には自己主張できる訓練が若 い時からできていることを感じた。自分もそのよう になりたい。国際人になるには必要条件であると 感じた。(自己を見つめたご意見であり、素晴らし い目覚めの瞬間であると思います。) 12 見知らぬ仲間との出会いは、数多く持つことが 大切、自分を大きくすることに通じる。

ボーイスカウトの事例 ロータリーは、「奉仕の理想」基本 1.自然の中で人が生きてゆく知恵を 知ることができる。     ボーイスカウトの事例  ロータリーは、「奉仕の理想」基本  とした人つくり運動であるのに対し、  ボーイスカウト運動は、「備えよ,常に」を モットウに生活力の習得と自然環境の 維持が狙いであり大な違いがある。 1.自然の中で人が生きてゆく知恵を   知ることができる。

ボーイスカウトの事例 2.自然を大切にする意識を高めることが できる。Ex.炭は埋めても腐らない、自 然破壊になる。「キャンプファイヤーの     ボーイスカウトの事例 2.自然を大切にする意識を高めることが   できる。Ex.炭は埋めても腐らない、自   然破壊になる。「キャンプファイヤーの   残り火は、灰になるまで燃やせ。」 3.炊事の仕方の習得   Ex.鍋釜は、火にかける前に灰や泥を   塗れ、炊事後の処理が容易になる。 4. 自然から食料を得る知識を養う

    ボーイスカウトの事例 5.人への思いやり、助け合う意識を身に着け る・・グループは(DEN=巣=家=家族) 隊員は全て子役、母役、父役を体験させる 6.忍耐力の向上・・水汲みは辛い、Camp地 から離れた水場が選ばれる・・・水の大切さ 「苦労すればシートを張り雨水の利用・・・ マッチ一本で火をおこす、失敗は食事なし ・・マッチなしで火をおこす摩擦熱での発火 法、手が痛くなるほどつらい

    ボーイスカウトの事例 7.障害児の面倒を意識せずに自然に行うよう になった。日立電鉄線での事故で足を失う スカウトがいた。松葉杖を使ってスカウト活 動を続けた児童の事例がスカウトの具体的 な教育となった。 障害児本人も人に頼らない意志が高まった ことには感動を覚えて。

終わりに ロータリーは、よりよい社会を築くための人つく り運動です。 青少年の健全育成を通した感動は、参加して 初めて味わうことができます。         終わりに ロータリーは、よりよい社会を築くための人つく り運動です。 青少年の健全育成を通した感動は、参加して 初めて味わうことができます。 RIは、青少年の健全育成にロータリアンの多く が奉仕活動に参加することを期待しています。 保延ガバナー年度に全てのクラブが青少年 のために何か一つ良いことをしてみようではあ りませんか!!  ,

 ご清聴ありがとうございます。