SNSについて ・SNSは何の略? ・SNSとされるサービス ・SNSでできること ・SNSを使うには ・SNSの特長 ・SNSの注意点 ・代表的なSNS ・その他気を付けること
SNSは、何の略? SNSとは、ソーシャルネットワーキングサービスの略です。 「(インターネット上で)社会的なつながりを提供するサービス」というのが言葉本来の意味です。
SNSは、何の略? 双方向で、人と人とがコミュニケーションを活発にとっていけるシステムを提供してくれるサービス と考えればよいと思います。
SNSとされるサービス Ameba Facebook LINE Gree Twitter YouTube Mobage cookpad mixi Instagram Ameba Gree Mobage LinkedIn 等々 LINE YouTube cookpad lang8 BLOGOS
SNSでできること プロフィールの公開 日記(意見、記事)の公開 日記へのコメント(議論) 1対1でのメッセージのやりとり チャット機能 コミュニティの作成・参加 動画・音声の公開 ゲーム アドレス帳の作成 カレンダーの作成 フォトアルバムの作成・公開 ※各SNSによって提供範囲は異なります。 ブログや掲示板も、双方向でやりとりをしていればSNSと言えそうですね。
SNSを使うには 会員登録をすれば誰でも無料で使えます。 自分のアカウントを作成するために、自分専用のIDとパスワードを設定します。 ※アカウント(account):口座 ※ID(Identity Document):身分証明書
SNSを使うには 会員登録したら、自分なりのプロフィールを作成します。 自分の興味の持てる人や記事を探し、気に入ったら「いいね!」を押したり、自分のタイムラインで拡散したり、書いた人を「フォロー」します。 逆に、自分の意見に共感、賛同する人がいたら、「いいね!」を付けてくれたり、相手のタイムラインで拡散してくれたり、自分をフォローしてくれます(自分のフォロワーになってくれる)。 気に入った記事や相手の発言にコメントを付けたり、引用して自分の意見を言うこともできます。 フォロー(follow):「付いていく」「従う」という意味から、気に入った人(記事)を追いかけること。 タイムライン(timeline):全体の流れを時系列で管理することから、自分がフォローした人の記事が時系列で表示される、自分だけのスクラップブックのようなもの。
SNSの特長 自分の意見を気軽に発信できる 会社や友達とはできなかった意見交換、議論ができる ハッシュタグ(#)で、世間の話題や考え方を横断的に探れる 自分の意見をメディアや有名人に直接届けられる(節度が必要) 自分の趣味と合う人を全国、全世界から見つけられる 友人の枠を超えて広く世界にメッセージを発信できる(アラブの春) 長い付き合いになれば、顔が見えない分、心や考え方が見える(人間性がわかる) ハッシュタグ(hashtag):話題を端的に示した荷札(タグ)。同じ話題の人を探す目安になる。 例:#nhk、#311、#保育園
SNSの注意点(1) 自分と同じ意見ばかり目にしがち 異なる意見への寛容さが失われる傾向 クラスタと呼ばれるところは独特の言葉が多く、仲間以外には排他的な部分も 匿名性が強いところでは、発言が暴走しがち→炎上 広告も自分の好みのものが示される(1クリックで広告収入になるので、倫理性がない) クラスタ(cluster):「房」「塊」「群れ」の意味から、趣味や話題を同じくする人たちの集団。○○ファン、○○オタクとほぼ同義。 例:宇宙クラスタ、艦隊クラスタ
SNSの注意点(2) フォローしている人の日常が手に取るようにわかると、友人のような錯覚を起こす フォローするのは簡単だが、フォローをやめるのは気を遣う人が多い 嫌な人からフォローされることもある アカウント取得が簡単で、匿名性が高く、いくつものアカウントを作る人や、なりすましもある(複垢、偽垢、捨て垢) 写真や動画をアップロードするときは、細心の注意を払う(位置情報(exif情報)がついていないか、家や車のナンバー、自分の場所を特定できそうな所が写っていないか等) 複垢、偽垢、捨て垢:「複数アカウント」「偽アカウント」「捨てアカウント」をもじったネットスラング exif情報:「撮影したカメラのメーカー、機種、撮影日時、画像方向、ISO感度、光源、フラッシュ、画像圧縮率、位置情報など様々な情報が含まれています
SNSの注意点(3) 受けた情報を簡単に拡散できる 情報リテラシーがないと、自分が簡単に流される可能性あり ウソの情報の見分けがなかなかできない 虚偽ニュースサイトもある 個人でもでっち上げ情報を簡単に流せる(フェイクニュース) 広告で稼げるので倫理性がない。 知らないうちにウソ拡散に加担する恐れ 拡散したウソは元に戻せない 「プレイボーイ」に書かれた記事は信用しなくても、友人が拡散した記事はつい信用しがち(情報の発信元が分からない) 情報リテラシー(information literacy):提供された情報を読み解く力、それを理解・解釈できる力、自分のものとして表現できる力 フェイクニュース(fake news):「虚偽ニュース」。大手メディアに対する不信感から、直接本人の口から真実を聞こう、見てきた本人が言うのだから間違いない、などという、真偽の確認しようのないこと、あるいは、まったくのウソを、あたかも事実のように流す行為が横行している。
mixi(ミクシー) 日本のSNSの草分け サービス開始当初は会員の紹介がなければ入れなかったので、いわばクローズドなSNSだった(現在は開かれている) 匿名性が高い コミュニティ機能があり、知り合いを増やしていくことに優れている 全く知り合うチャンスの無かった人と知り合える かつてのパソコン通信のniftyserve(→@nifty→InfoWeb)のフォーラムに似ている(と思われる) フォーラムには管理人がおり、荒らし、炎上についても野放しではないが、限界あり https://mixi.jp/
短文投稿「つぶやき」サイト Twitter(ツイッター) 「つぶやき」サイト(tweetとは「鳥のさえずり」の意) 自分の意見を140字以内で自由に発信できる コミュニティを形成するというより、短文日記サイトと思えばぴったりくる。 (Twitter社自身はTwitterをSNSとは考えていないらしい) 議論には向いていない(自己主張のみ) 日常の素直なつぶやきのため、集計にもってこい。 特にGPS連動で人の移動などが記録され、格好のビッグデータとなり、多くの解析に利用される。 アカウントの共同管理も簡単 ボットによる発信が比較的容易 https://twitter.com/ @kenichiromogi @trump @nhk_news ボット:「ロボット」から派生。自動で実行する簡易プログラムのこと。
友だちの記事に「いいね!」 Facebook(フェイスブック)(1) 原則実名登録 偽名登録も可能だが、バレたら自分自身の信頼性を揺るがせるだけ 信頼性が高い分、偽ニュースを真に受けることもあり 基本的に友人同士のつながりからコミュニケーションを醸成する 長文の意見交換が可能 明るい話題の投稿が多く、「隣の芝は青く見える」で、人のリア充ぶりと自分の人生を比較して鬱になるとの報告も https://www.facebook.com/ リア充:「リアル充実」の意味。現実が充実していきいきしていること。幸せそうなこと。
友だちの記事に「いいね!」 Facebook(フェイスブック)(2) ガラケーではほぼ使用不可、スマホアプリでも全ては設定できない 個人情報の登録の仕方によっては、自分が丸裸にされる可能性あり(誕生日の公開など) 設定は細部にわたるため、情報リテラシーとある程度のパソコンの知識が必要 実名登録だけに、うっかり上司などと友だちになると、「いいね!」の半強要といったソーハラ(ソーシャルハラスメント)の危険性もあり https://www.facebook.com/ ソーハラ(social harassment):職場の上下関係をSNSに持ち込むこと。
ごく小さなグループのコミュニケーションツール LINE(ライン) 携帯スマホがないと登録不可 IDは原則1つだけしか持てない アカウント開設時に気を付けないと、スマホの連絡帳に載っている全員に一斉にメッセージが送られてしまう 非常に近しい関係でのコミュニケーションツール チャット中心で、口での会話とほぼ同じ感覚で使える 逆に、現実の仲間と連動し、いじめや仲間外れに発展することも メッセージに「既読」が表示されるため、相手の反応速度が速いとプレッシャーを感じる人も https://linecorp.com/ja/business/service チャット(chat):「雑談」の意味。ネット上で交わす、会話のようなテンポのよい短文のやりとり
その他 投稿した写真で会話の話題をつくるInstagram(インスタグラム) https://www.instagram.com/?hl=ja 動画や音楽を配信するYouTube(ユーチューブ) https://www.youtube.com/?hl=ja&gl=JP 料理の投稿サイトcookpad(クックパッド) https://cookpad.com/ ブログとともに、アバターを使って離れた人と一緒にゲームのできるAmeba(アメーバ) https://www.ameba.jp/ アバター(avatar):「化身」「権化」という意味。自分の分身、身代わり。ゲームなどの世界で自分の代わりにコミュニティの住人になり、冒険できる。
その他 タンデム外国語学習ができるlang8(ラングエイト) http://lang-8.com/ ゲームを通じたコミュニケーションサイトのGree(グリー) http://gree.jp/ ビジネス専用のプロフィールを作成して外国でのビジネスに生かせるLinkedIn(リンクトイン) https://www.linkedin.com/ タンデム学習(tandem learning):母国語をお互いに教え合う学習方法。
その他気を付けること 自分に合ったSNSを見つける 同じ趣味の人を探す 最初の1、2カ月は特にまわりの振舞いを観察する 文字では伝わらないことはたくさんある。常に誤解が生じる可能性を知っておく。 十人十色、考え方は千差万別。相手の意見にも耳を傾ける 来る者は拒まず、去る者は追わず。フォロワー数に一喜一憂しない 自分は自分。「いいね」や拡散回数にとらわれない 個人情報の流出には常に気を付ける(自分、家族、友人も含めて) 情報の拡散は、自分でよく確認してからにする(ウラを取る) 間違った情報を拡散したと気付いたときは、きちんと謝る
おしまい