(1) DNA複製と細胞増殖・分化の 密接な関係 増殖 A A B 分化 分裂前には正確な DNA複製が求められる.

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ウイロイド (Viroid) は塩基数が 200 ~ 400 程度と短い環状の一本鎖 RNA のみで構成 され、維管束植物に対して感染性を持つもの。分子内で塩基対を形成し、多くは 生体内で棒状の構造をとると考えられる。 ウイルスは蛋白質でできた殻で覆われているがウイロイドにはそれがなく、また プラスミドのようにそのゲノム上にタンパク質をコードすることもない。複製は.
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2019/4/22 Warm-up ※Warm-up 1~3には、小学校外国語活動「アルファベットを探そう」(H26年度、神埼小学校におけるSTの授業実践)で、5年生が撮影した写真を使用しています(授業者より使用許諾済)。
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⑥ ⑤ ① ③ ② ④ 小胞の出芽と融合 11/20 ATPの使い途2 出芽 核 細胞質 供与膜 融合 標的膜 リソソーム
Presentation transcript:

(1) DNA複製と細胞増殖・分化の 密接な関係 増殖 A A B 分化 分裂前には正確な DNA複製が求められる

(2) DNA変異における進化と病気の 密接な関係 A 進化 B 病気 DNAの変異 ↑DNA修復 (DNA Repair)

(3) DNA変異におけるガン化と 細胞死の密接な関係 A B ガン化(不死化) 細胞死(アポトーシス) DNAの変異 B 細胞死(アポトーシス) DNAの変異 ↑チェックポイント遺伝子

アポトーシス (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死(狭義にはその中の、カスパーゼに依存する型)のこと。  これに対し、血行不良、外傷などによる細胞内外の環境の悪化によって起こる細胞死は、ネクローシス (ギリシャ語の「νέκρωσις、necrosis」) または壊死(えし)と呼ばれ、これと区別される。 特徴としては、順番に 1. 細胞膜構造変化(細胞が丸くなる) 2. 核が凝縮する 3. DNA 断片化 4. 細胞が小型の「アポトーシス小胞」とよぶ構造に 分解する といった変化を見せる。 カスパーゼ-3がその他のタンパク質を分解する などしてアポトーシスを決行させる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/

► EGFR inactivation triggers “inverse signaling” by Mig6-mediated activation of Abl ► Mig6 is a bimodal switch that attenuates EGFR (+EGF) or activates c-Abl (-EGF) ► Mig6 activation of Abl regulates cell death during mammary epithelial homeostasis

FIGURE 1 | Structure of normal and malignant breast tissue. Simak Ali & R. Charles Coombes Nature Reviews Cancer 2, 101-112 (2002)

セルソーター (FACS;Fluorescence Activated Cell Sorter) この装置は、細胞の大きさや表面構造、内部構造などを一瞬にして解析し、特定の細胞を生きたまま高速に分離・回収、つまりソーティングする装置だ。その基本原理を図に示した。まずは細胞溶液を直径約0.07ミリメートルという非常に細い管に流すことで、細胞を1つ1つに分離する。そこにレーザー光を照射し、その光の散乱などを解析することで細胞の特徴を見分ける。目的の細胞が検出されると、その細胞を含む液滴にプラスまたはマイナスの電荷が瞬時に与えられる。電荷を帯びた液滴は電圧のかけられた偏向板によって方向を変え、それぞれ試験管へと収められて行く。細胞内や膜表面の特定のタンパク質をあらかじめ蛍光物質で標識しておけば、そのタンパク質の有無、つまりある遺伝子の発現の有無をマーカーにして細胞を回収することすらできる。 http://www.cdb.riken.jp/jp/millennium/print/technology_cell.html

Immunophenotyping of bone marrow aspirate by flow cytometry Immunophenotyping of bone marrow aspirate by flow cytometry. FACS (fluorescence activated cell sorting) plots of CD 56–CD 19, CD 138–CD 38, CD 117–CD 45 were consistent with the diagnosis multiple myeloma IgG-λ. Myeloma cells are typically CD56, CD38, CD138-positive and CD19 and CD45-negative [9]

免疫沈降法 (immunoprecipitation:IP) http://www.act-nonpareil.com/products/pro2.html

BD Matrigel™ 基底膜マトリックス 基底膜とは、in vivoで細胞層の下に存在する薄い膜状の細胞外マトリックスのことです。BDマトリゲル基底膜マトリックスは細胞外マトリックスタンパク質を豊富に含むEngelbreth-Holm-Swarm(EHS)マウス肉腫から抽出した可溶性基底膜調製品です。主成分は、ラミニン、コラーゲンIV、ヘパラン硫酸プロテオグリカン、およびエンタクチン/ニドジェンです。 BD バイオサイエンス社のHPより

FROM: Activated c-Abl tyrosine kinase in malignant solid tumors J Lin and R Arlinghaus (Oncogene)

Figure : The figure illustrates the involvement of c-Abl in many cellular stress pathways. Oxidative stress, hyperglycemia, and DNA damage response induce c-Abl activation. In human neuroblastoma (SH-SY5Y cells), c-Abl targets p73, promoting neuronal death in response to hydrogen peroxide. In addition, c-Abl can also phophorylate Cdk5 and in tandem with Cdk5 can mediate p53 activation, promoting neuronal death. Hyperglycemia-induced apoptosis of NPCs is mediated by the translocation of the PKC𝛿-Abl complex to the nucleus. This translocation impacts on p53 activation leading to neuronal death. Oxidative DNA damage in Parkinson disorder is associated with increased c-Abl activity. c-Abl mediates tyrosine phosphorylation of Parkin and inhibits parkin’s ubiquitin E3 ligase activity.