1920年代の韓国と文学作品 発表者 樋本 拓也
年表 1920年・朝鮮日報、東亜日報、時事新報、開闢創 刊。 1921年・金允経、張志淵・朝鮮語研究会を結成 金益相の義挙 1920年・朝鮮日報、東亜日報、時事新報、開闢創 刊。 1921年・金允経、張志淵・朝鮮語研究会を結成 金益相の義挙 1922年・李光洙「開闢」に民族改造論を発表 朝鮮美術展覧会を開催 1923年・国民代表会議を開催
年表 1925年・新民府を組織。朝鮮労働党創立 朝鮮共産党創立 朝鮮プロレタリア芸術家同盟結成 1次共産党事件 朝鮮共産党創立 朝鮮プロレタリア芸術家同盟結成 1次共産党事件 1926年・「6,10」万歳事件 ハングルの日制定。 2次共産党事件
年表 1927年・新幹会組織。槿友会創立 1928年・3次共産党事件 1929年・国民府組織 光州学生事件
韓国文学史 20年・「廃墟」創刊 21年・金東仁「船歌」 22年・「白潮」創刊 金素月「つつじの花」 李光洙「民族改造論」 李光洙「民族改造論」 23年・金素月「ほととぎす」。李相和「私の寝室 に」
韓国文学史 24年・ 「朝鮮文壇」創刊。李光洙「金十字架」 「再生」「民族的經綸」 25年・ 金東仁「甘薯」「明文」 24年・ 「朝鮮文壇」創刊。李光洙「金十字架」 「再生」「民族的經綸」 25年・ 金東仁「甘薯」「明文」 26年・宋影「溶鉱炉」。李光洙「麻衣太子 」 27年・鄭芝溶「馬」「郷愁」 28年・李光洙「端宗哀史」。韓雪野「人造瀑布」。 洪命憙「朝鮮日報」に「林巨正」連載
国際連盟 1920年,ベルサイユ条約にもとづき設立された 国際平和機構。本部をスイスのジュネーブに 国際連盟 1920年,ベルサイユ条約にもとづき設立された 国際平和機構。本部をスイスのジュネーブに おき,総会・理事会・事務局を中心に運営され, 軍縮や国際紛争の解決につとめた。1946年4 月に解散。
朝鮮プロレタリア芸術家同盟 文学をはじめ、演劇、映画、美術など各分野で プロレタリア文芸運動を始める。 文学をはじめ、演劇、映画、美術など各分野で プロレタリア文芸運動を始める。 社会主義思想を受け入れた芸術家たちが「新傾 向派文学」を展開。
新幹会 日本の朝鮮支配期に、朝鮮の社会主義者と民族主義者が連合して結成した反日組織。 1927年2月に結成され、31年5月の解体まで、 新幹会 日本の朝鮮支配期に、朝鮮の社会主義者と民族主義者が連合して結成した反日組織。 1927年2月に結成され、31年5月の解体まで、 植民地支配に反対する活動を展開。
光州事件 ・1929年11月3日、全羅南道で起こった抗日運動。光州市へ向かう電車の中で、日本人学生のグループが韓国人の女学生に対し暴言を吐き、それを注意した韓国人学生との間で衝突が発端。 ・抗日闘争精神を受け継ぐため、11月3日は「学生」の日に制定される。
金益相の義挙 独立運動家の金益相(キム・イクサン)が斎藤 実・朝鮮総督の暗殺を謀り朝鮮総督府に爆弾投 げ入れ
「6,10」万歳事件 朝鮮の京城(後のソウル)で反日6・10独立万 歳デモがおこる(李王純宗の国葬行列で「日帝打 「6,10」万歳事件 朝鮮の京城(後のソウル)で反日6・10独立万 歳デモがおこる(李王純宗の国葬行列で「日帝打 倒れ」などを叫びビラをまく・万歳事件 )
金東仁 1900~1951。19年「弱き者の悲しみ」を発表してから、「命」「ペタラギ」「じゃがいも」など短編、「若い彼ら」「狂画師」などの長編を発表した。 生活は困窮し、麻薬に溺れる日々が続いた。 朝鮮戦争中に病死。
金素月 1902~1934。「浪人の春」「つつじの花」「生と死」などを発表。34年に服毒自殺をした。 詩作活動は5年しか過ぎなかったが、154編の作品を残した。
李相和 在学中に3・1運動に参加し大邱の学生デモを指揮した。 「心の花」「秋の風景」「嘲笑」などの作品がある。
1920年代 ・植民地という社会現実についての関心が高まり、 農村の貧しさや植民地支配によって被るさまざま 農村の貧しさや植民地支配によって被るさまざま な問題が取り上げられるようになった。 ・独立への意識の高まり。