GSC Engineering Model SSCチップ と コリメータ GSC EM の位置およびエネルギーの決定精度等に関する詳細な試験を実施した。 下図は芯線方向に10mm間隔で17.5keVのX線を照射した場合の位置指標値の分布である。 位置分解能は1mmFWHMであった。 位置は電荷分割方式によって決定される。位置指標値とは芯線の片側で測定された電荷量(L)の全電荷量(L+R)に対する比である。 バックグラウンド値は 2x10-4cts/s/keV/cm2 (2-30keV) であり、 設計段階での予測値通りであった。 SSCチップ と コリメータ 円弧状視野 板状コリメータで視野を円弧状に限る。 視野内の方向(矢印方向)のみの位置を 読み出す。他方向は複数ピクセルをチップ 上で加算し、読み出しスピードを上げる。 16チップで1カメラを構成。1カメラで100cm2 SSC EM chip により得られた、55Fe放射性同位体からのX線のエネルギースペクトル。Mn Kα と Kβが分離できている。 今後エネルギー分解能を120eV@6keV まで改善する予定。 → 133 eV (2000.9) 浜ホト社製、1024x1024 pix、Al(2000A)蒸着、ペルチエで-60Cに冷却、Parallel sumで駆動