Nature Genetics 37: , April 2005

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ウイロイド (Viroid) は塩基数が 200 ~ 400 程度と短い環状の一本鎖 RNA のみで構成 され、維管束植物に対して感染性を持つもの。分子内で塩基対を形成し、多くは 生体内で棒状の構造をとると考えられる。 ウイルスは蛋白質でできた殻で覆われているがウイロイドにはそれがなく、また プラスミドのようにそのゲノム上にタンパク質をコードすることもない。複製は.
第 2 章 : DNA 研究法 2.2DNA クローニング クローニングベクター 大腸菌以外のベクター ゲノム分子生物学 年 5 月 7 日 担当 : 中東.
Statistical Genetics 7 Functionality of SNPs Graduate School of Medicine Kyoto University 2008/09/17-25 IMS-UT Ryo Yamada.
1.異種移植の推進になぜ遺伝子改変が必要か. 2.マウスでの遺伝子改変 (gene targeting) 法. 3.ミニブタでの遺伝子改変 (gene targeting) 法. -マウスと異種移植用動物での gene targeting 法の違い- 4.異種移植用遺伝子改変ミニブタ開発における現在の問題点と解決の方.
はじめに 脆弱X症候群(Fragile X Syndrome: FXS)はFMR1遺伝子 上にてCGGトリプレットの繰り返し配列が伸長することにより 生じ、自閉症において最もよく知られる遺伝的発生因子です。 脆弱X保因者には、脆弱X関連振戦/失調症候群(FXTAS)と いう加齢に伴い発症する認知症や運動障害のほか、脆弱X関.
Drosophila solexa Tag analysis 2/25
初めてサテライトラボを利用する学生は1-4のステップが必要です。
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J Dermatol Sci ;75(1): Resveratrol inhibition of human keratinocyte proliferation via SIRT1/ARNT/ERK dependent downregulation of AQP3 レスベラトロールによるヒトケラチノサイトの増殖阻害は.
新たながん免疫療法における Science
2012年度 総合華頂探求(生命情報科学実習) 華頂女子中学高等学校 2年 医療・理系コース 小倉、北川、木村、久留野、田中、野村、山下
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胃癌におけるCOX-2遺伝子の異常メチル化と ヒストンの脱アセチル化
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内胚葉(間葉)から血液と血管系が作られる
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Pain classification Dysfunctional pain) Nociceptive pain
生物統計学・第2回 注目要素を決める まず木を見る、各種グラフ、ウェブツール
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生命情報解析 第4回 シグナル配列の統計解析(3)
生物統計学・第2回 全体を眺める(1) 各種グラフ、ヒストグラム、分布
メンデルの分離の法則 雑種第1世代どうしを交配すると草丈の高いものが787個体、草丈の低いものが277個体であった。
腎臓特異的タンパク質myo-イノシトールオキシゲナーゼ免疫測定法の開発、急性腎障害バイオマーカーの候補
モノクローナル抗体製剤の進歩 免疫原性 完全マウス型抗体 1st 世代 キメラ型抗体 2nd 世代 ヒト化抗体 3rd 世代 完全ヒト型抗体
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人獣共通感染 E型肝炎ウイルス (HEV)検出システム
第19回 HiHA Seminar Hiroshima Research Center for Healthy Aging (HiHA)
2011/2/6 なんでや劇場資料  レナ川 エニセイ川 N1 N3 ベーリング海峡 N1 I1 N1c1 C3 I1 R1a Q2 C3
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2017年度 植物バイオサイエンス情報処理演習 第5回 公共データバンクの遺伝子情報
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参考書 MOLECULAR BIOLOGY OF THE CELL 邦訳 細胞の分子生物学            B.Albertほか    
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卒業研究進捗報告 2009年  月   日 研究題目: 学生番号:         氏名:          
個体と多様性の 生物学 第3回 突然変異とDNA修復機構 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
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Nature Genetics 37: 407-412, April 2005 Frequent somatic mutations of the transcription factor ATBF1 in human prostate cancer Nature Genetics 37: 407-412, April 2005 染色体16番 関連ヒト疾患例: 胃癌 (Oncogene 2001), 乳癌 (Clin. Can. Res 2005), 前立腺癌 (Nat. Genet. 2005), glioblastoma multiforme, medulloblastomas, primitive neuroectodermal tumors, a primitive neuroectodermal tumor of the pineal region, primary ependymomas, primary ependymomas (57%), neurofibroma, acute myeloid leukaemia, myofibromatosis, familial AML,pulmonary adenocarcinoma, small cell lung carcinoma, malignant adipose tissue tumors, malignant peripheral nerve sheath tumor, nephroblastomas, hepatocellular carcinomas, acute B-cell lymphoblastic leukemia, gallbladder carcinoma, multiple myeloma, tuberous sclerosis and sporadic lymphangiomyomatosis, autosomal dominant cerebellar ataxia, type I psoriasis. ATBF1の遺伝子地図 100 200 300-kb イントロン ATBF1-A 11447 87548 6460 60518 81331 17741 127 1312 4407-bp P1 P2 ATG 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 623 2769 498 232 81 133 201 5460 1790-bp 103 エクソン ATBF1-B J. Bio. Chem. (1995) Nat.Genet. (April 2005) P2は神経発生に特異的なプロモータ P1はATBF1-Bを転写開始させる特異性が未知のプロモータ エクソン9には核移行シグナル配列が含まれ、DNA結合に必須の情報をコードする(このATBF1機能異常を抗体を使って検出する---特許申請中)