教師あり学習と ディープラーニング 金子邦彦.

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教師あり学習と ディープラーニング 金子邦彦

ニューラルネットワーク ニューラルネットワークは,人口のニューロン(上図の○)で 構成されたネットワーク 画像は Wikipedia より転載

教師あり学習 (supervised learning)の例 新しいデータが 青内なら Iris setosa, 白内なら Iris versicolor, 赤内なら Iris virginica 推定結果 Iris setosa, Iris versicolor, Iris virginica のいずれか 新しい データ 外花被辺、内花被片 の幅と長さ Iris setosa Iris versicolor Iris virginica Iris データセット 5.1 3.5 1.4 0.2 4.9 3.0 1.4 0.2 4.7 3.2 1.3 0.2 4.6 3.1 1.5 0.2 5.0 3.6 1.4 0.2 7.0 3.2 4.7 1.4 6.4 3.2 4.5 1.5 6.9 3.1 4.9 1.5 5.5 2.3 4.0 1.3 6.5 2.8 4.6 1.5 6.3 3.3 6.0 2.5 5.8 2.7 5.1 1.9 7.1 3.0 5.9 2.1 6.3 2.9 5.6 1.8 6.5 3.0 5.8 2.2 外花被辺、内花被片 の幅と長さ

Pylearn2 を使って,ニューラルネットワークを生成してみる (1) 準備. Pylearn2 のインストール(この資料の後ろに手順を掲載) 1. ニューラルネットワーク作成に使うデータファイル(CSV形式)の 準備 2. pylearn2 用CVS読み込みソフトのダウンロードと設定 (1) https://github.com/zygmuntz/pylearn2-practice から pylearn2- practice-master.zip をダウンロード (2) 解凍 (3) adult_dataset.py を pylearn2/pylearn2/datasets に置く 以前説明した Iris データセットのファイルを少し加工 (一部分を表示) ダウンロードして, 解凍して,置くだけ

Pylearn2 を使って,ニューラルネットワークを生成してみる (2) 3. CSV ロードプログラムの作成と実行 プログラムは1度作ったら, 何度でも使える

Pylearn2 を使って,ニューラルネットワークを生成してみる (3) 4. 作成したいニューラルネットワークについての設定 (1) http://qiita.com/moshisora/items/4f8892158eb21c4c6ade に記載の設定ファイル dae_l1.yaml, dae_l2.yaml, dae_mpl.yaml, train.py を使う (2) 書き換え  ・読み込むファイル名を iris.pkl のように  ・dae_l1.yaml の nvis : 4 ・dae_mlp.yaml の nvis : 4 ・dae_mlp.yaml の n_classes : 2 プログラムは1度作ったら, 何度でも使える

Pylearn2 を使って,ニューラルネットワークを生成してみる (4) 5. ニューラルネットワークの作成と概要表示

CIFAR-10 画像データセットと ディープラーニング 金子邦彦

CIFAR-10 データセット 飛行機 (airplane),自動車(automobile) など,10 種類のカラー画像 集  Learning Multiple Layers of Features from Tiny Images, Alex Krizhevsky, 2009. 飛行機 (airplane),自動車(automobile) など,10 種類のカラー画像 集 airplane, automobile, bird, cat, deer, dog, frog, horse, ship, truck 画像数: 6000 × 10 種類 画像サイズ: 32 × 32 未知の画像を, コンピュータの力で,自動分類する 研究などに便利 画像は https://www.cs.toronto.edu/~kriz/cifar.html より転載

Pylearn2 を使ってみる - 準備 Pylearn2 とは,ディープラーニング等が簡単に行えるソフトウエア Web ページ: http://deeplearning.net/software/pylearn2/ ◆必要なもの git (ツール), Python 2 (言語処理系) ◆ 準備(ダウンロードと設定) git clone https://github.com/lisa-lab/pylearn2.git cd pylearn2 python setup.py develop ◆ 環境変数の設定 PYLEARN2_VIEW_COMMAND PYLEARN2_DATA_PATH Ubuntu での環境変数の設定例

Pylearn2 を使ってみる - CIFAR 10 データセットのロード ◆ ファイルを解凍し,PYLEARN2_DATA_PATH の下の cifar10/cifar-10- batches-py に置く ◆ CIFAR 10 データセット・ロードプログラムの実行  cd pylearn2/scripts/tutorials/grbm_smd  python make_dataset.py https://www.cs.toronto.edu/~kriz/cifar.html

実行結果例 ニューラル ネットワーク の作成 元データ 作成されたニューラルネットワーク (前ページの手順で得られたもの) ※数字と記号の羅列になるのは仕方ない 画像は https://www.cs.toronto.edu/~kriz/cifar.html より転載

作成されたニューラルネットワーク内のフィルタ 実行結果例 ニューラル ネットワーク の作成 元データ 作成されたニューラルネットワーク内のフィルタ (前前ページの手順で得られたもの) show_weights.py cifar_grbm_smd.pkl 画像は https://www.cs.toronto.edu/~kriz/cifar.html より転載

(参考) CIFAR-10 データセットを扱う プログラム例 ◆ 読み込みプログラム (Python 2) ◆ 画像表示プログラム (Python 2) # -*- coding: utf-8 import numpy as np import cPickle def unpickle(file): fo = open(file, 'rb') dict = cPickle.load(fo) fo.close() return dict label_names = unpickle('batches.meta')["label_names"] d = unpickle('data_batch_1') import matplotlib.pyplot as plt im = d["data"][0] plt.imshow(im.reshape(3, 32, 32).transpose(1, 2, 0)) plt.show() プログラムの一部分は  https://www.cs.toronto.edu/~kriz/cifar.html より転載

Chainerニューラルネットの グラフ表示

Python の各種パッケージのインストールと更新 Windows Powershell を起動し、次のように操作して pip, cython, numpy パッケージの最新版をインストール python -m pip install --upgrade pip pip install --upgrade cython pip install --upgrade numpy

Chainer パッケージのインストールと更新 Windows Powershell を起動し、次のように操作して pip, cython, numpy パッケージの最新版をインストール pip install chainer

Spyder の起動 スタートメニューで「Python(x,y)」→「Enhanced consoles」→ 「IPython (sh)」と操作

Spyder が起動したところ

確認のため, Spyder の IPython console でライブラリを読み込んでみる Spyder の IPythin console で次のコマンドを実行し、エラー メッセージが出ないことを確認.確認したら Spyder を閉じる. import chainer

サンプルプログラムを動かしてみる 1/3 Web ブラウザで次の Web ページを開く https://github.com/pfnet/chainer 「Clone or download」を展開し「Download ZIP」をクリック

サンプルプログラムを動かしてみる 2/3 ダウンロードした ZIP ファイルを展開(解凍) 丸ごと C:\ にコピー.C:\chainer-master というディレクトリ (フォルダ)ができる

サンプルプログラムを動かしてみる 3/3 Windows Power Shell で次のように操作 cd C:\chainer-master python examples\word2vae\train_vae.py --epoch 2 数十分ほど待つ

サンプルプログラムの結果 ファイルが増える

サンプルプログラムの結果 学習に使った画像 (train_reconstructed.png) 学習結果 (sampled.png)

Graphviz のインストール Graphiviz はグラフ表示、グラフ操作のソフトウエア(ここでの 「グラフ」は何かと何かの関係を表すためのグラフのこと) Web ページを開く http://www.graphviz.org/Download_windows.php .msi ファイルをダウンロードし、インストール

Graphviz で C:\graph.dot ファイルを扱ってみる ・Graphviz (名前は gvedit.exe) を起動 ・読み込みたいので、「File」→「Open」と操作し、C:\chainer\graph.dot を選ぶ 画像ファイルに変換したいので「Graph」→「Settings」と操作し C:\chainer\a.png を指定し、OK をクリック

Graphviz で C:\graph.dot ファイルを扱ってみる C:\chainer\a.png を開く.

以下参考

Windows で scipy パッケージのインストール 1/2 Web ブラウザで http://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/#scipy を開く scipy-0.17.1-cp27-cp27m-win32.whl をダウンロード ダウンロードしたファイルを C:\ にコピー

Windows で scipy パッケージのインストール 2/2 Windows Powershell を開き、次のコマンドを実行 python -m pip install --upgrade pip pip install C:\scipy-0.17.1-cp27-cp27m-win32.whl