奈良県スポーツアカデミーの検討経緯 資料2-1 1 平成26年度の取組 3 平成28年度の取組 2 平成27年度の取組 1 平成26年度の取組 ○ 東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機として、スポーツ医科学機能、 高度なトレーニング機能を有するトレーニングセンターを整備し、国際舞台 で活躍できるトップアスリートの育成などについて検討を実施。 ○ 平成26年度に有識者からなる「奈良県トレーニングセンター構想検討 委員会」を設置し、整備予定地や重点強化競技等、基本的な考えについ て提言をいただいた。 検討の中での課題として、将来、地方の単なるトレーニング施設となってしまわないよう、スポーツ医科学に基づき、年齢や発達段階に応じたトレーニング手法や理論を確立することが必要と考えたところ。 また、手法や理論を確立することで、2020年東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして、将来、県民の体力向上や健康増進にも寄与することができる。 3 平成28年度の取組 ○ スポーツ医科学に基づく研究・開発を推し進め、幼児期からの年齢・発達段階に 応じた効果的なトレーニング手法や理論を「奈良メソッド」として、確立することを目 指す。 ○ その奈良メソッドを検証し、実践する場も必要となることから、「奈良県トレーニング センター」を、「奈良県スポーツアカデミー」と改め、その必要な機能や施設の整備を 検討を行う。 ○ また、奈良メソッドを中・高年齢者の体力づくり、スポーツ指導者の育成などにも広 く応用することで、県民の体力向上や健康増進、アスリートの育成などにつなげてい くとともに、総合型地域スポーツクラブをはじめ学校などで実践することにより、その効 果を県全体に波及させることを目指す。 ○ 「奈良県トレーニングセンター構想検討委員会」についても、「奈良県スポーツアカ デミー検討委員会」へ名称を変更し、また、2名の新たな委員にご参画いただき、 奈良メソッドやスポーツアカデミーについての検討を進めているところ。 基本(スポーツアカデミー) ・「奈良メソッド」の 検証・実践 県民の体力向上 ・ 健康増進 応用・展開 (地域で実践) ・中高齢者の体力づくり ・指導者の育成 + 【 トレーニングセンター構想検討委員会 】 施設の内容や機能のほか、整備予定地や重点強化競技等について検討 〔平成26年度 3回開催〕 ・障がい者アスリートが共用可能なバリアフリーデザイン ・効果的、効率的なフィジカルトレーニング ・最新のリカバリー(疲労回復)、リハビリサポート ・県民の健康維持増進、体力づくり ・スポーツ合宿等による交流人口の増加、地域間交流の促進 〔整備予定地〕 まほろば健康パーク隣接地 〔重点強化競技〕 テニス・陸上・水泳 年齢、性別、体格等に応じ、医学、工学、ICT、栄養学等を活用し、総合的にスポーツを科学し障害者も含めたアスリート育成のメソッドを確立する 2 平成27年度の取組 ○ 「奈良県トレーニングセンター構想検討委員会」の提言をもとに、トレーニ ングセンターの整備運営等について、PFI等事業スキームや効率的・効 果的な運営モデルの検討を実施。 ○ 検討にあたっては、大学教授など有識者との意見交換や、スポーツメーカ ー、ゼネコン、ホテルなどの民間事業者等からのヒアリングを実施。 ○ スポーツ医科学研究のあり方や導入機能・実施体制等について、早稲田 大学との連携により調査・検討。 ◎平成28年度事業 スポーツ医科学に基づくアスリート育成を目指し、奈良メソッドの研究・開発の 取り組みを「スポーツ医科学基本方針」として取りまとめるとともに、アカデミーの運 営方策についての調査・検討を行い「奈良県スポーツアカデミー基本方針」を策 定する。 ※上記はイメージです。実際には各発達段階に応じ、医学、工学、ICT、栄養学等を活用し、総合的にスポーツを科学し、障害者も含めたアスリート育成のメソッド確立を目指す これまでの取組を踏まえた、本県の整備に向けた考え方 トレーニングセンターの整備において、アスリート育成の手法 や理論の確立なくしては、単なる施設整備となってしまう。 育成の手法や理論を確立し、県民の体力向上や健康づくりに、 真に資することを目指す。 ◎事業スケジュール