2018/9/21 JVOの研究開発 国際連携と全体進捗 国立天文台 & 総合研究大学院大学     大石雅寿 2004/03/23

Slides:



Advertisements
Similar presentations
JVO の研究開発(コスミックストリング探査への応 用) V04b 白崎裕治 1,8 、田中昌宏 1 、本田敏志 1 、大石雅寿 1 、水本好彦 1 、矢作日出樹 1 、小杉城治 1 、柏川伸成 1 、松崎英一 2 、安田直樹 3 、長 島雅裕 4 、増永良文 5 、石原康秀 6 、阿部勝巳 6 、堤純平.
Advertisements

1 プリミティブ Web サービスの 入出力データに関する一考察 2005 年 3 月 21 日 松江工業高等専門学校 情報工学科 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 越田高志 電子情報通信学会 2005年総合 大会.
オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構 事務局 オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構 評価版ツールの状況報告 平成26年度第3回 技術委員会 資料3-1.
バーチャル天文台標準規約の紹介と運用への取り組み、そしてサイエンスの実践
Webサービスに関する基本用語 Masatoshi Ohishi / NAOJ & Sokendai
JPAを利用した RESTful Webサービスの開発
スケジュール 火曜日4限( 14:45-16:15 ),A棟1333号室
3-1 MySQLについて 発表者:藤村元彦 自然言語処理研究室.
VO講習会2013春 VOツール使用法(1) TOPCAT 国立天文台 天文データセンター 小宮 悠.
国立天文台 天文学データ解析計算センター 白崎裕治
南極中口径望遠鏡計画 (AIRT) スーパーアースを持つ多惑星系のトランジット連続観測による系外惑星の大気構造の研究
第3回ライブラリーシステム研究会 ユサコ株式会社
早稲田大学大学院理工学研究科 情報科学専攻修士2年 後藤滋樹研究室 坂本義裕
報告 (2006/9/6) 高橋 慧.
VO講習会 2015如月 (2015年2月26-27日、国立天文台三鷹)
VO 概論 国立天文台 天文データセンター 白崎 裕治.
NIIメタデータデータベースの構想 国立情報学研究所 開発・事業部 コンテンツ課 米 澤 誠
2005年11月17日 Webサービス II (第6回) 年11月17日.
最新情報技術を活用した超大規模 天文データ解析機構の研究開発
Solar-B データベース およびデータ解析環境
OAI-PMHの適用事例 -千葉大学学術情報リポジトリとNIIメタデータ・データベースとの相互運用-
都市情報学専攻 情報基盤研究分野  M04UC513  藤田昭人
(B2) 親: minami, kazuki 多様な認証機器に対応する 認証システム (B2) 親: minami, kazuki.
SAP & SQL Server テクニカルアーキテクチャ概要 マイクロソフト株式会社 SAP/Microsoft コンピテンスセンター
JVO (Japanese Virtual Observatory) の研究開発 V03c
GRID技術を活用した 電網天文台の構築(Virtual Observatory)
Data Grid Mini WorkShop
アトラス実験における データ解析用グリッド環境の構築
e-サイエンス推進のための 広域分散ファイルシステムの 適用と評価
DataGrid ミニワークショップ@天文台 12/12
Japanese Virtual Observatory
3-10. MySQLシステムの管理  2004年6月10日  大北高広                01T6010F.
Globusにおける GridFTPの性能評価
グリッド M1 kawai.
VO ツール利用法 TOPCAT 国立天文台 天文データセンター 白崎 裕治.
理学部 情報科学科 指導教官 千葉 滋 助教授 学籍番号 03_03686 内河 綾
Present Status of Metbroker
事務所における情報化の問題点 データが所内で共有されていない、各課ごとに個別に利用されている
アップデート 株式会社アプライド・マーケティング 大越 章司
JVOの研究開発 (メタデータ交換の国際対応)
JVO の研究開発 -- バーチャル天文台に対応した データサービスの実装 --
Research Data Management (RDM) Training
JVO (Japanese Virtual Observatory) の研究開発
Javaによる Webアプリケーション入門 第2回
JVOの研究開発:全体進捗 データベース国際連携の成功
COM コンポーネント・オブジェクト・モデル.
XMLゼミ 1.3 XML文書の表示 1.4 XMLの役割 1.5 XMLとプログラミング M2 正木 裕一.
端末およびサービス透過的な 情報閲覧支援システムの構築
ネットワークプログラミング (3回目) 05A1302 円田 優輝.
我が国の重力波研究の歴史と 今後の展望 (新特定領域) 全波長重力波天文学のフロンティア
データベース設計 第8回 クライアント=サーバーモデル(2)
宇宙科学統合解析環境の構築とAstro-E2解析支援
第13回 2007年7月20日 応用Java (Java/XML).
小型JASMINE計画の状況       矢野太平(国立天文台)       丹羽佳人(京大).
クリアリングハウスと 空間データ交換システムの連携 - メタデータとXML - 平成11年2月10日 (株) NTTデータ 情報科学研究所
情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)
~let's take fun when you can do it~
ネットワークをシンプルにする エンタープライズ NFV
Spatial Linker - 空間コンテンツ融合の研究 -
JVOの研究開発 (プロトタイプ2の実装) 田中昌宏、白崎裕治、本田敏志、 大石雅寿、水本好彦(国立天文台)、
- MARUZEN Z39.50 Gateway-CAT、Knowledge Worker Z39.50 Target のご紹介-
ALMAへの期待 -埋れたAGNの探査から-
白崎裕治, 田中昌宏, 本田敏志, 大石雅寿, 水本好彦 (国立天文台), 安田直樹 (東大宇宙線研), 増永良文 (お茶の水大)
平成25年度オープンデータ実証実験 統計情報・データカタログ実証(概要)
CO-Client Opeartion 1.1 利用履歴データベースの設計 (スキーマ バージョン 対応)
オントロジーを利用した Webサービスの実行支援に関する研究
The Personal Publication Reader: Illustrating Web Data Extraction, Personalization and Reasoning for the Semantic Web Robert Baumgartner*, Nicola Henze+,
Molecular Devices Japan
JVOプロトタイプ システムの開発 DEWS2004 2004年 3月 5日 田中 昌宏、白崎 裕治、 本田 敏志、
1.2 言語処理の諸観点 (1)言語処理の利用分野
Presentation transcript:

国立天文台 & 総合研究大学院大学 大石雅寿 masatoshi.ohishi@nao.ac.jp 2018/9/21 JVOの研究開発 国際連携と全体進捗 国立天文台 & 総合研究大学院大学     大石雅寿 masatoshi.ohishi@nao.ac.jp 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Virtual Telescope/Observatory Digital Universeを観測し,そのデータを 解析・処理することにより天文学的知見を生み出す抽象化された観測装置 いつでも,どこからでも,天候などに左右されずに観測することができる 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

世界のVOプロジェクト NVO (USA), AVO (EU), AstroGrid (UK) Germany, Canada, Russia, Australia India, China, Italy, France, Hungary, Korea JAPAN VOを連携する標準方式の策定グループ → International Virtual Observatory Alliance             (IVOA) 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Working Groups in IVOA Registry : 計算資源のメタデータ形式 VOtable : VOの出力標準形式 VOQL : 連携DBの標準検索言語 (日本がまとめ役) フォーマットとしてXMLを採用 – マシン間の通信に適する UCD : Unified Column Description – 個別DBで内容は同じだが名称が異なるカラム名を統一的に扱う Data model : DB内のデータ記述法を標準化 Executive Committee were held twice 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Interoperability Meetings 1年に2回,世界のVO関係者が集合 各WG毎にface-to-faceで議論し,標準化を議論 2003 May – Cambridge (UK) 2003 Oct – Strasbourg (France) 2004 May – Boston (US) 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

JVO Query Language(1) Catalog Query 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

SkyQL & ADQL JVOQL has been adopted as one of the basis for SkyQL (standard query language in IVOA) XML description of SkyQL = ADQL Astronomical Data Query Language 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Select t. b, b. from Tab t, Bob b Where Avg(b. dd) < 4 Select t.b, b.* from Tab t, Bob b Where Avg(b.dd) < 4.56 order by b.dd <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> <Select xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema“ xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns="http://adql.ivoa.net/v0.73"> <SelectionList>   <Column Table="t" Name="b" />   <Column Table="b" Name="*" /> </SelectionList> <From>   <Table Name="Tab" Alias="t" />   <Table Name="Bob" Alias="b" /> </From> <Where> <Compare Comparison="<"> <Function>   <Aggregate>AVG</Aggregate>   <Column Table="b" Name="dd" />   </Function> <Atom>   <Real>4.56</Real>   </Atom>   </Compare> </Where> <OrderBy> <Item>   <Column Table="b" Name="dd" />   </Item> </OrderBy> 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Resource Meta Data Identity metadata curation metadata 2018/9/21 Identity metadata curation metadata service metadata content metadata column metadata 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a Catalog、Table Resourceはcolumn metadata 以外を持つ。 Column Resource はすべての metadata をもてる。(省略化)

世界のVOの動向 太陽観測データのVO接続 UK, US等で具体的に検討中 日本はどうする? 理論シミュレーションDBのVO接続   日本はどうする? 理論シミュレーションDBのVO接続   シミュレーションと観測の対比をVO上で   行う   シミュレーションデータの標準フォーマット?? 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Grid 技術の標準化 Global Grid Forum http://www.ggf.org/ OGSA (Open Grid Service Architecture)の仕様策定等 Research Groups : アプリからの要求を出す Astro-RG : 世界のVO関係からの要求を取りまとめる (Co-Chairs – UK & Japan) 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Virtual Observatory → Common Infrastructure for Astronomy 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Prototype1の問題点 Globus Tool Kit2は,認証等の際のオーバーヘッドが大きすぎる (GRAMの仕様) →   →   NMI (NSF Middleware Initiative)を導入し,認証時間を短縮し,かつ,GTK2のコードを変更してpolling intervalを短くし,オーバーヘッドを半分以下に短縮 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

JVOプロトタイプ2の開発方針 分散基盤 Globus Toolkit Ver.3 への移行 データへのアクセス方式 GT3のGRAM/ 2018/9/21 分散基盤 Globus Toolkit Ver.3 への移行 データへのアクセス方式 GT3のGRAM/ GRIDサービス 利用者ごと機能 ①利用者管理の試作 ②データ保存      メタデータ 登録情報(メタデータ) の管理、検索方式 解析処理 解析処理連携の検討 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

JSP JSP JSP JSP JSP Servlet Registry (XMLDB) ユーザーインターフェイス JVOシステム部 ユーザ登録 ユーザ認証 JVOQLエディタ リソースファインダによるDB検索 UCDファインダー 天体名レゾルバー 実行状況表示 VOTable Viewer Plotter 画像データ Viewer スペクトルデータ Viewer 複数カタログの重ね合わせプロット 異なる波長画像の重ね合わせ表示 シンプル解析機能 天体検出(Sextractor) HyperZ 画像演算 Photometry 特殊解析機能 重力レンズ 銀河ダスト 化学組成の進化 解析 interface ユーザ認証 検索 interface データ表示 JSP JSP JSP リソースファインダーによるDB検索 (白) JSP JSP DBナビゲータ Servlet JVOシステム部 検索指示 (JVOQL) 解析実行状況 状態確認 検索実行状況 DBメタデータ検索 解析指示 状態確認 検索文 (XPath) 検索結果 (XML) コントローラー JB コントローラー JB Grid サービス JVOQL Parsed JVOQL スケジューラ JB GSI-SFSによるデータ転送 JVOQLパーサ JB 観測指示書 Registry (XMLDB) Parsed JVOQL, 実績 GSI-SFSによるデータ転送 エクゼキュータ JB スケジューラ JB 観測指示書 実績 OAI-PMH エクゼキュータ JB 検索命令 SOAPによる 結果渡し 検索命令 SOAPによる 結果渡し 検索命令 SOAPによる 結果渡し DB・解析部 天文DB Grid サービス OAI-PMH メタDB 天文DB Grid サービス OAI-PMH メタDB ユーザDB Grid サービス OAI-PMH メタDB OAI-PMH Grid サービス GridFTP GridFTP 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Resource Meta Data Identity metadata curation metadata 2018/9/21 Identity metadata curation metadata service metadata content metadata column metadata 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a Catalog、Table Resourceはcolumn metadata 以外を持つ。 Column Resource はすべての metadata をもてる。(省略化)

プロトタイプ2動作開始 プロト1に比べて,圧倒的に高速(各タスク起動時間は約1/100程度に) 理由:    ×GRAM  ◎Grid-Service ◎Kareareaの高速検索 スペクトルデータの検索可能に 詳細:田中他(V02a) デモ:本田他(V03c) サイエンス:白崎他(V04b) 解析パイプライン(野辺山):立松他(V05b) 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Road Map 2003年度 Prototype 2の開発 → 実用に向けたコンポーネントの開発 2004年度 実用システムの開発開始    → 実用に向けたコンポーネントの開発 2004年度 実用システムの開発開始   年度後半??   試用開始   世界のVOとの接続試験 2005-2006 試験運用&機能向上       宇宙研DBやMASTARS等の接続 2007 ALMA部分運用への対応を目指す 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

日本初の赤外線天文専用衛星 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

Collaborators NAOJ Mizumoto Yasuda Shirasaki Tanaka Honda Ochanomizu U. Masunaga Fujitsu Ltd. Monzen Kawarai Ishihara Yanaka Yamaguchi Ishida Saito Abe Tsutsumi SEC Ltd. Morita Nakamoto Kobayashi Yoshida Ken Miura 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a

http://www.ivoa.net/ Web Pages http://jvo.nao.ac.jp/ 2004/03/23 2004年 天文学会春季年会 V01a