インターネットを用いた個人を中心とした 生体情報共有機構に関する研究

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インターネットを用いた個人を中心とした 生体情報共有機構に関する研究 題目が変更してある旨伝える 中間発表から 不十分 ロールっていう考え方が一点 overview 情報の単位:時系列、 慶應義塾大学院 政策・メディア研究科 修士課程二年 橋本和樹 主査:村井純 副査:中村修、宮川祥子 修士論文最終発表

アウトライン 生体情報共有機構 問題点 提案する生体情報利用モデル プロトタイプシステムの構築 評価、結論 修士最終発表 2018/10/14

本研究における定義 生体情報 生体情報共有機構 身体よりバイタルセンサを用いて取得する情報(連続量) 時間と共に変化していく情報(時系列) 体重計のデータ、万歩計、エルゴメータのデータ 生体情報共有機構 生体情報の収集 生体情報の蓄積 生体情報の利用 バイタルセンサとは何か? 身体の状態をある時点でのスナップショットとして計測した情報が生体情報 それ故に時系列に変化するデータ しかも不変なデータではない 修士最終発表 2018/10/14

背景 健康管理に対する意識向上 バイタルセンサを用いた健康管理 インターネット上での健康管理サービス 生体情報共有 家庭用心電計 (株)OMRON 健康管理に対する意識向上 バイタルセンサを用いた健康管理 インターネット上での健康管理サービス 自転車エルゴメータ  (株)コンビウェルネス 「walker’s index」 http://www.walking-style.com 修士最終発表 2018/10/14

現状の生体情報を用いた健康管理サービス 問題点 運動指導 健康管理 運動コミュニティ 情報利用 情報利用 情報利用 情報蓄積 情報蓄積 情報収集 情報蓄積 情報利用 情報収集 情報蓄積 情報利用 情報収集 情報蓄積 情報利用 体重計、血圧計 自転車エルゴメータ 万歩計 修士最終発表 2018/10/14

生体情報の分断 サービスの透過性の欠失 現状のサービスにおけるモデルの問題 透過的なプラットフォームとして 生体情報共有機構 問題点 現状のサービスにおけるモデルの問題 生体情報の分断 生体情報がサービスごとに存在 サービスの透過性の欠失 受けたいサービスをユーザが選ぶことは難しい 透過的なプラットフォームとして 生体情報共有機構 5分 修士最終発表 2018/10/14

本研究の目指す環境 問題点 運動指導 運動コミュニティ 健康管理 情報利用 情報蓄積 情報蓄積 情報蓄積 情報収集 情報収集 情報収集 体重計、血圧計 自転車エルゴメータ 修士最終発表 万歩計 2018/10/14

生体情報の共有を行う既存研究 個人が所有権を持っていない 現在サービスが行われているもの 収集、蓄積に関しては様々な研究 問題点 生体情報の共有を行う既存研究 現在サービスが行われているもの ベンダーが行っているタイプ Club-Combi.com ヘルスプラネット 自治体などの主導により導入されているタイプ 在宅健康管理システム 収集、蓄積に関しては様々な研究 バイタル・データ通信仕様v1.0 part1. JAHIS (保健医療福祉情報システム工業会)標準 e-ケアタウンプロジェクト 個人が所有権を持っていない 透過的なプラットフォームの必要性 機微で 安全な アクセス制御 修士最終発表 2018/10/14

検討事項 生体情報の発見 生体情報の利用 情報の蓄積場所 ユーザ管理 アクセス制御 セキュリティポリシー その他 認証、暗号化他 場所が分散 モデル 検討事項 生体情報の発見 生体情報の利用 情報の蓄積場所 場所が分散 場所は一定 ユーザ管理 ユーザ認証他 アクセス制御 セキュリティポリシー その他 認証、暗号化他 本研究では生体情報の利用の際に、アクセス制御をやるのだ。。。 修士最終発表 2018/10/14

生体情報の発見 各ユーザの生体情報をインターネット上で発見 蓄積場所 本研究のアプローチ 分散した蓄積場所 一定の蓄積場所 モデル 生体情報の発見 各ユーザの生体情報をインターネット上で発見 蓄積場所 分散した蓄積場所 一定の蓄積場所 本研究のアプローチ あらかじめ決まった場所に蓄積 インデックスを管理する機構 分散した蓄積場所に蓄積を行う場合は二通り 利点 欠点 修士最終発表 2018/10/14

生体情報の利用モデル 主体 対象 アクセス手法 オーナーとそれ以外 グループ化 ロール(権限) 情報の最小単位 read, write グループはオーナーごとに存在 ロール(権限) 対象 情報の最小単位 項目、値、時間 例:[体重、65.5kg、2006/01/01 20:30:24] アクセス手法 read, write overview 修士最終発表 2018/10/14

アクセス手法に関して overviewとは (値x期間)である生体情報のデータの開示手法 情報の間引き、集約 生体情報の蓄積機関において実現 モデル アクセス手法に関して overviewとは (値x期間)である生体情報のデータの開示手法 体重の増減量(2005/07/01~2005/10/31) 体重の平均値(2005/07/01~2005/10/31) 情報の間引き、集約 ある期間の生体情報に対する操作(出力情報の違い) 特性値 値を間引くだけ 情報の粒度の変更 生体情報の蓄積機関において実現 システムにあらかじめ定義 10分 生体情報のoverviewは無数に存在 数字に対する操作 期間に対する操作 修士最終発表 2018/10/14

アクセス制御の例 オーナー グループ 主治医 友人 ユーザ情報 read, write read 体重 read(all) モデル アクセス制御の例 オーナー グループ 主治医 友人 ユーザ情報 read, write read 体重 read(all) read(time)(ab) deltaview(time)(a) 体脂肪率 deltaview(time)(b) 自転車エルゴメータ - countview(time)(a) 修士最終発表 2018/10/14

User User モデル User Group Group Access Control view over view deny 時間軸 現在 Owner 生体情報 修士最終発表 2018/10/14

BISS – Biological Information Sharing System システム BISS – Biological Information Sharing System Biological Server 生体情報の収集、蓄積 アクセス制御機構 アクセス可否判断 ロール管理、ポリシ管理 User Management System ユーザ管理 BISS ライブラリ UMS問い合わせ アクセス要求 修士最終発表 2018/10/14

システム 修士最終発表 2018/10/14

アクセス制御機構 システム アクセス制御部 ロール ポリシ DB DB role role アクセス 要求 アクセス 結果 アクセス制御結果 UserID T-uid T-object T-duration T-method ポリシ role role ポリシ 検索 アクセス 可否判断 ロール 解析 アクセス 要求 UserID T-uid T-object T-duration T-method UserID T-uid T-object T-duration T-method UserID T-uid T-object T-duration T-method アクセス 結果 アクセス制御結果 アクセス要求メッセージ 修士最終発表 2018/10/14

実装 実装環境 ユーザ管理 ポリシ ロール管理 RDBMS XMLによる記述 システム FreeBSD 5.4 STABLE Java jdk1.4.2 PostgreSQL 8.1 ユーザ管理 RDBMS ポリシ XMLによる記述 ロール管理 14分 修士最終発表 2018/10/14

ポリシ記述 主体 対象 アクセス手法 ロール記述子 項目 期間 付加情報 メソッド名 システム <?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?> <policy> <name>[POLICY_NAME]</name> <pb_time>[TIMEA]</pb_time> <pe_time>[TIMEB]</pe_time> <Subject> <role>[ROLE]</role> </Subject> <Object> <item> <oname>[ONAME]</oname>    <optional>[OP_CODE]</optional> <duration type=[MTYPE]> <b_time>[BTIME]</b_time> <e_time>[ETIME]</e_time> </duration> <Method>[Method]</Method> </item> -以下省略- </Object> </policy> 修士最終発表 2018/10/14

評価 動作検証 モデルの定性的評価 生体情報の取得 生体情報に対するアクセス制御 生体情報の所有 開示範囲 アクセス制御パラメータ 評価 認められたアクセスは正常に行えたか 認められないアクセスは拒否できたか モデルの定性的評価 生体情報の所有 開示範囲 アクセス制御パラメータ 時間単位 アクセスメソッド 修士最終発表 2018/10/14

評価:比較対象の関連研究 医療情報流通プラットフォーム バイタルケアネット ウェアラブルセンサから取得できる生体情報 全ての医療機関、自分の医療機関、全て拒否 コンシューマ中心型情報共有モデル 介護・ケア情報 個人の望む人に対する開示 医療情報流通プラットフォーム 電子カルテ(MML)等の医療情報 医療機関ごとのアクセス制御 修士最終発表 2018/10/14

評価:モデルの定性的評価 △ × △(機関) ○(個人) △(役割) ○ ◎(個人) 情報の自己コントロール アクセス制御パラメータ アクセス権の割当 時間 overview バイタルケアネット*1 △ × △(機関) コンシューマ中心型情報共有モデル *2 ○(個人) 医療情報流通プラットフォーム *3 △(役割) 本モデル ○ ◎(個人) *1矢作直樹 バイタルケアネット,NATURE INTERFACE, No.009, pp. 12~15(2002) *2 内山映子 「療養型ヘルスケアサービスにおける          コンシューマ中心型情報共有・保護環境の構築に関する研究」, 博士論文  慶應義塾大学 *3 清本 晋作他 「医療情報流通プラットフォームにおけるセキュリティ機構の開発」電子情報通信学会 修士最終発表 2018/10/14

今後の課題 プラットフォーム構築 overview ロール情報の共有 ユーザインターフェース アプリケーションの実現 認証や暗号化 まとめ 今後の課題 プラットフォーム構築 ユーザインターフェース アプリケーションの実現 認証や暗号化 overview メソッド間の関係性 情報の間引き方によるメソッド間の関係性定義 ロール情報の共有 複数人で同一の情報の共有 グループに対するロール情報の共有 修士最終発表 2018/10/14

まとめ 結論 生体情報を個人が所有権を持ち利用するモデルの提案 モデルを実現したプロトタイプシステム まとめ インターネット上における蓄積場所 アクセス制御 モデルを実現したプロトタイプシステム 動作検証 定性的評価 修士最終発表 2018/10/14

以上です