『県中医療圏退院調整ルール』の 運用状況に関するケアマネジャーへのアンケート調査結果

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※介護保険法施行規則第140条の62の4及び総合事業実施要綱第17条の規定に基づき、事業対象者特定の有効期間の適用イメージをまとめたもの。
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ケアマネジャーとしての基本的なケアプラン作成について復習します。
(訪問看護ステーション協会、教育ステーション等にて実施)
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総合事業 【事例集】 H 追加版.
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入退院時の多職種連携 医療機関の立場から 安佐北区介護支援専門員連絡協議会 定例研修会 2019年1月16日(水)
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2018年度 患者さま満足度調査結果の報告 <入院部門> <外来部門> <外来部門> <入院部門>
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私のカルテ 発熱性好中球減少に対する予防的G-CSF製剤使用のための地域連携パス(通称:G連携)
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『県中医療圏退院調整ルール』の 運用状況に関するケアマネジャーへのアンケート調査結果 平成29年度第2回 『県中医療圏退院調整ルール』の 運用状況に関するケアマネジャーへのアンケート調査結果 アンケート実施期間:H30.2.1~2.15

・小規模多機能型居宅介護事業所:25ヵ所(59.5%) ・地域包括支援センター:28ヵ所(90.3%) ◇ケアマネ回答人数 県中医療圏退院調整ルール運用評価会議 H30.3.19 第2回病院・ケアマネ合同会議 資料 ◇調査対象事業所数  ・居宅介護支援事業所:151ヵ所  ・小規模多機能型居宅介護事業所:42ヵ所  ・地域包括支援センター:31ヵ所 ◇回答事業所数(回答率)  ・居宅介護支援事業所:121ヵ所(80.1%)  ・小規模多機能型居宅介護事業所:25ヵ所(59.5%)  ・地域包括支援センター:28ヵ所(90.3%) ◇ケアマネ回答人数  ・居宅介護支援事業所:368人 ・小規模多機能型居宅介護事業所:26人  ・地域包括支援センター:102人

平成30年1月の退院患者について 要介護の退院患者:197人 要支援の退院患者: 68人 計:265人   要介護の退院患者:197人   要支援の退院患者: 68人          計:265人  【参考】調査月の退院患者数 (単位:人) 平成27年5月 平成28年8月 平成29年1月 平成29年8月 平成30年1月 要介護 258 263 246 245 197 要支援 46 71 48 56 68 計 304 334 294 301 265

図1:平成30年1月の退院患者の入院先  県北、県南など 95.7% 県中地域の入院は圏域で完結!

図2:平成30年1月の退院患者の 入院元・入院先 (人) (入院先) (入院元)※事業所所在地

図3:病院からの退院調整の連絡 《平成27年5月~平成30年1月の比較》 (要介護+要支援) 平成29年8月

図4:県中圏域の退院調整もれ率 《平成27年5月~平成30年1月の比較》

図4-1圏域外の退院調整もれ率 入院した圏域 H30.1月中に退院した患者数 調整なし 退院調整もれ率 調整あり(3日以上) 要介護者 県北 (人) 入院した圏域 H30.1月中に退院した患者数 調整なし 退院調整もれ率 調整あり(3日以上) 要介護者 県北 2 1 50.0% 県南 3 0% 会津 要支援者 合計 4 計 7 14.3% 6

図5:病院別比較(平成30年1月) 要介護+要支援

図6:病院別比較(平成30年1月) 要介護

図7:病院別比較(平成30年1月) 要支援

アンケートのまとめ 県中圏域の入院は県中圏域内で完結(図1) 県中圏域の退院調整もれ率は、13.6% (要介護9.6%、要支援25.0%)  (要介護9.6%、要支援25.0%)  前回調査と比較し、5.0ポイントの改善、  ルール策定前と比較し、17.3ポイント改善(図4) 県中圏域の入院時情報提供書の提出率は、  要介護84.4%、要支援64.2%  前回調査と比較し、要介護は、11.0ポイント、  要支援は、6.7ポイント改善。  ルール策定前と比較し、  要介護は52.6ポイント、  要支援は55.1ポイント改善(図8・図9)

『県中医療圏退院調整ルール』の 運用状況に関するアンケート調査 結果 「県中医療圏退院調整ルール」の運用で Ⅰ病院に聞いてみたいこと Ⅱ感想・意見・要望 ケアマネジャーの皆さんに自由に記載して いただきました。

Ⅰ 病院に聞いてみたいこと 【退院調整ルールの院内での周知・連携状況】 【入院時情報提供書の活用状況】 Ⅰ 病院に聞いてみたいこと 【退院調整ルールの院内での周知・連携状況】   1、病棟看護師、退院支援担当者、MSW、医師との連携はどのように     なっているのか。   2、退院調整窓口と病棟看護師が別々に連絡をくれるが、とちらかに1本化     できないか。   3、院内でのルールの周知の、どのように行っているのか。   4、病棟の担当、医師のルールの理解はどのようなものか。     5、入院時の情報・サマリーの手配などの窓口を、1か所にできないのか。 【入院時情報提供書の活用状況】    1、看護計画や退院支援にむけて有効に活用できているのか。        どのように活用されているのか。ミーティング等で共有されているのか。   2、≪特記≫に記載した内容で、役にたったことあれば教えてください。       3、「もっと記載して欲しい内容、項目」などの要望がありますか。

Ⅱ 感想、意見、要望 【感想】 【意見・要望】 1、利用者の入院中に病院へ訪問したいと思いますが、面会時間が15時~20時 Ⅱ 感想、意見、要望  【感想】   1、入院時情報提供シートを持参した際、退院調整看護師さんが窓口になって    くださり、病棟看護師さんからも、現在の病態が聞け、こちらからの情報を    直接提供できるシステムはとても良い。  2、病院によっては、退院がちかづくとリハビリに立ち合わせてくださる時が    あり、必要な福祉用具の把握に大変役に立った。 【意見・要望】  1、利用者の入院中に病院へ訪問したいと思いますが、面会時間が15時~20時    に指定されてしまうと、場合によっては訪問時間調整が困難がこともあります。    ケアマネに対して面会時間の緩和をしていただけると嬉しいです。   2、要支援認定を受けている利用者に「介護の認定はあるのか、介護のサービス     を利用しているのか」という質問をすると、「自分は要介護ではないため、     “受けていません”」と答える方がいました。そして担当ケアマネへの連絡     が遅くなったので、「要介護か要支援の認定をうけていますか」と利用者へ     聞いてほしい。