ロータリー100年を振り返り 明日を目指す 第2530地区大会 地区指導者育成セミナー 2580地区パストガバナー

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ロータリー100年を振り返り 明日を目指す 第2530地区大会 地区指導者育成セミナー 2580地区パストガバナー 第2530地区大会      地区指導者育成セミナー ロータリー100年を振り返り 明日を目指す 2580地区パストガバナー 2016・17 RI研修リーダー     櫻井 権司

● 園芸家 人生のこと自然のこと語り伝える 能力を持っていた。 ポール・ハリス少年に影響を与えた三人 祖父  ハワードとの心と心の結びつき。 伯父  医者のジョージ 困っている人には治療                    費を請求しない人のために奉仕する。 ●    園芸家 人生のこと自然のこと語り伝える                  能力を持っていた。

5年間の放浪の旅 1891年 アイオワ州立大学卒業と共に 弁護士の資格を取得。 全米、ヨーロッパ 五年間放浪の旅をする。 1891年 アイオワ州立大学卒業と共に                            弁護士の資格を取得。      全米、ヨーロッパ 五年間放浪の旅をする。 五年間で多くの職を経験し、社会での人の営みをつぶさに経験する。 1986年  シカゴに弁護士事務所を開設

ポール・ハリスの心にロータリーの芽生え 1900年夏友人の別荘に招かれた時 「大都会シカゴに於いても、多くの異なった職業からたった一名だけを以て組織し、政治や宗教の制約なしに、互いに寛容の精神を以て集う親睦がありえないはずは無いと言う考え方が私の頭に浮かんだ。」     Seleetions from My Road to Rotary P.16より

ロータリークラブ設立 シルヴェスター・シール 石炭商 ハイラム・ショリー 洋服屋 ガスターヴァス・ローア 鉱山技師  1905年2月23日      シルヴェスター・シール  石炭商      ハイラム・ショリー    洋服屋      ガスターヴァス・ローア  鉱山技師      ポールは三人に、一業一会員制を原則とするクラブの基本構想を打ち                        明けた。  第2回目会合 (2週間後)6名の会員と3名の予定者      会員相互の理解を深めるため各会員の職場とした。 第3回目 3月23日 ポールは時機はは熟したと考え       会長    シルヴェスタ・シール       記録幹事 ハイラム・ショリー       通信幹事 ジェンスン       会計    ハリー・ラグルス                 会の名称  Rotary Club

奉仕の概念誕生 1906年1月シカゴクラブ綱領が制定 第1条 会員の業務上の利益を振興すること。   第1条   会員の業務上の利益を振興すること。   第2条   性質として社交クラブに伴う親睦その他望ましい諸点を         振興する。         相互扶助の批判から(ドナルド。カーター)綱領に加えた。   第3条   シカゴ市の利益を推進し、その市民の中に市に対する誇りと          忠誠の精神を普及すること。 1907年   アーサー。フレデリック・シェルドン入会         精神的相互扶助を相手方のためにと「奉仕の概念」を持ち込む。 1911年   第2回全米ロータリー連合会ポートランド大会                         「He profits most who service best」                           奉仕に徹する者に最大の利益あり        新設 ミネアポリス・クラブ初代会長                         「Service, Not Self」                          奉仕だ自己ではない

国際ロータリーの誕生芽生え(1) 1907年 シカゴ・ロータリークラブ3代会長 ポール・ハリスの頃から 1907年  シカゴ・ロータリークラブ3代会長 ポール・ハリスの頃から        300人前後の会員の中で「奉仕派」と「相互扶助・親睦派」                    との対立が起きる。       1910年  全米ロータリークラブ連合会が発足  全米に16のクラブ        ポール・ハリス アーサー・フレデリック・シェルドン        チェスレイ・ペリー 「奉仕派」の3人がキーメンバーとなる。        連合会定款に5箇条の綱領が採択        組織拡大、   クラブ業務統一、   市民としての誇りと忠誠、                          進歩的尊敬される商取引、     会員相互の商業上の利益 

国際ロータリーの芽生え(2) シカゴ・ロータリー内で連合会に自主独立性が阻害されると紛糾する。 各クラブの独立性を保証した上で全米的立場から高次の団結を行う。 1911年6月20日   シカゴ・ロータリーは全米ロータリー・クラブ連合               会を認めた。1912年国際ロータリークラブ連合会 名称変更 1914年             イギリス・ロータリークラブ連合会(イギリス・アイルランド)設立     この頃奉仕哲学が極度に深まり人と人を結びつける認識が深まる 1915年 サンフラシスコ大会で世界共通の標準クラブ定款  採択     (国際ロータリー連合会と各クラブの直結方式)     世界のロータリークラブの所在地を地区Districtと呼び     アディショナル・クラブを認める。     各地区に国際ロータリー連合会の役員としてガバナーが指導      監督

奉仕分野の形成 社会奉仕 1908年 アーサー・フレデリック・シェルドンにより「一般的奉仕概念」が持ち込 まれる。 奉仕分野の形成  社会奉仕 1908年   アーサー・フレデリック・シェルドンにより「一般的奉仕概念」が持ち込          まれる。       商取引は両当事者が満足することであり、相手方に満足してもらおうと         する考えを実行すること。        ・社会福祉活動   ・少年活動    ・身体障害児問題活動   身体障害児問題活動は全米に広がり身体障害児問題協会が設立する。   国際ロータリー連合会のポールハリスに協力を求める。   身体障害児問題活動を端を発し、クラブとしての団体活動を推進する。  一方、問題の重要性を指摘することにより世論を喚起し、会員の個人的活動を    奨励すべき。・・・・対立が起きる。 1923年    セントルイス大会  「社会奉仕の方針の声明」            決議23-34に因って妥協点を見出した。               クラブの奉仕活動は自主独立性を有する。              他のクラブは奉仕活動に干渉してはならない。              他クラブのプロジェクトを無視、軽視してはならない。

⇔ 決議23-34 ロータリー理念の確立 ロータリーは一つの人生哲学 利己的な欲求 他人への尽くす感情 相反する二つの心の葛藤を調和させる 決議23-34  ロータリー理念の確立 ロータリーは、基本的には一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務、 及びそれに伴う他人のために奉仕したいという感情との間に常に存在する矛盾を 和らげようとするものである。この哲学は、「超我の奉仕」の哲学であり、これは 「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」と言う実践的な倫理原則に基づくものである。 ロータリーは、基本的には一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務、 及びそれに伴う他人のために奉仕したいという感情との間に常に存在する矛盾を 和らげようとするものである。この哲学は、「超我の奉仕」の哲学であり、これは 「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」と言う実践的な倫理原則に基づくものである。 ロータリーは一つの人生哲学 ⇔ 利己的な欲求 他人への尽くす感情 相反する二つの心の葛藤を調和させる

奉仕分野の形成 職業奉仕 1910年 全米ロータリークラブ連合会 企業経営問題担当委員会 奉仕分野の形成  職業奉仕 1910年  全米ロータリークラブ連合会 企業経営問題担当委員会        倫理性のある人間の営利行為の概念vocational service 1911年  シカゴクラブ  職業奨励委員会              ファションショーや展示会を企画 1915年  「ロータリー倫理訓」、「ロータリー通解」(1916年ガイ・ガンディカー)               国際ロータリーの職業奉仕概念          1921年  シカゴクラブ  企業経営問題担当委員会           企業経営の倫理的基準の高揚 vocational service          1931年  職業奉仕委員会Vocational service          職業奉仕の概念を職業奉仕委員会とした。アメリカ恐慌期           ロータリー発生当時から職業奉仕的概念はあった。                    会員相互の職業理解・職業上の相談

奉仕分野の形成 国際奉仕 1917年 第1次世界大戦時 イギリス、アイルランド等のクラブが 傷病兵慰問、難民救済・・・・人類愛に根ざす活動 奉仕分野の形成  国際奉仕 1917年  第1次世界大戦時 イギリス、アイルランド等のクラブが        傷病兵慰問、難民救済・・・・人類愛に根ざす活動 1917年 「国際理解と親善増進のための基金」 後にロータリー財団       国際ロータリー会長 アーチ・クランフArch C Kramph 提唱  第一次世界大戦の絶頂期にアーチ・クランフはアトランタ大会で、「社会奉仕を今まで通り実行して行くには、慈善、教育、そのほかの社会奉仕の分野において世界で良いことをするための基金を作ろう。」      カンサス・シティー ロータリークラブ26ドル50セント最初の基金 1919年     綱領の中に「国際親善増進」が盛り込まれる。 1928年     現在の「ロータリー財団」Rotary Foundationとなる。

ロータリー形成発展期 1930年頃から1980年 1930年 ロータリー財団発の資金提供 国際身体児協会500ドル ロータリー形成発展期 1930年頃から1980年 1930年   ロータリー財団発の資金提供 国際身体児協会500ドル 1932年   「四つのテスト」草案 ハーバート・テーラー     1945年   国連憲章起草に49人のロータリアンが参画       1947年   ポール・ハリス 逝去 1月27日 享年78歳     1956年   RYLA オーストラリア発足             1957年   全国規模での米山記念奨学委員会 設立        1962年   WCS   導入                   1965年   ロータリー財団 マッチング・グラント 開始     1966年   GSE発足                    1972年   RIの立法機関としての規定審議会が初開催    

ロータリー活動の人道奉仕に向けて 1980年 保健・飢餓追放・人間尊重(3-H)プログラム推進(1978年 プログラム発表)         プログラム発表) 1985年  「ポリオ・プラス計画」を発表  1989年   女性ロータリアンを認める(シンガポール規定審議会) 1991年  「国際ロータリーの使命」発表(団体奉仕活動の提唱) 1996 年  各地で新世代会議開催

ロータリー21世紀に向けて 1998 年 ロータリー平和センターの設置。 2002年 地区リーダーシッププラン(DLP)が義務的実施となる。 1998 年  ロータリー平和センターの設置。 2002年  地区リーダーシッププラン(DLP)が義務的実施となる。 2004年  クラブリーダーシッププラン(CLP)の推奨。                 2008年  ポリオ撲滅のためビル・ゲイツ、メリンダ財団と同額寄付          の締結をする。        (翌年より 2億ドルを目標として 2012 年 6月末まで継続) 2011年   RI戦略計画(2004年RI長期計画委員会7つの優先項目) 2013年  新地区補助金制度 始まる。

21世紀に向けて激変する地域社会・国際社会に ロータリー21世紀に向けて  RI戦略計画1 21世紀に向けて激変する地域社会・国際社会に 対応できるロータリー 親睦 高潔性 多様性 奉仕 リーダーシップ

ロータリー21世紀に向けて RI戦略計画2 優先項目1 クラブのサポートと強化 •クラブの刷新制と柔軟性を育てる 優先項目1    クラブのサポートと強化 •クラブの刷新制と柔軟性を育てる •さまざまな奉仕活動への参加を奨励する •会員基盤の多様性を奨励する •会員の勧誘と維持を改善する •リーダーを育成する •ダイナミックな新クラブを結成する •クラブと地区における戦略計画の立案を奨励する

ロータリー21世紀に向けて RI戦略計画3 優先項目2 人道的奉仕の重点化と増加 •ポリオを撲滅する 優先項目2  人道的奉仕の重点化と増加 •ポリオを撲滅する •青少年や若きリーダーの支援、およびロータリーの       6つの重点分野と関連したプログラムや活動において     持続可能性を高める。 •他団体との協力やつながりを深める。 •地元と海外の地域社会で多大な成果をもたらす        プロジェクトを生み出す。

認知度の向上 ロータリー21世紀に向けて RI戦略計画4 優先項目3 公共イメージと イメージとブランド認知を調和させる。 優先項目3  公共イメージと               認知度の向上 イメージとブランド認知を調和させる。 行動を主体とした奉仕を推進する。 中核的価値観を推進する。 職業奉仕を強調する。 ネットワークづくりの機会、ならびにクラブ独自の活動に  ついて広報するようクラブに奨励する。

ロータリー21世紀に向けて RI戦略計画5 使命 ロータリーの使命は、職業人と地域社会のリーダーのネットワークを通じて、 人びとに奉仕し、 高潔さを奨励し、 世界理解、 親善、 平和                       を推進することです。

ロータリー21世紀に向けて RI戦略計画6 中核的価値観(組織の考え方・方向性) 親睦と国際理解(Fellowship and Global Understanding)           生涯にわたる友情をはぐくみます。 倫理と高潔性(Ethics and Integrity)           約束を守りぬきます。 多様性(Diversity)           さまざまな考え方をつなぎます。 職業の知識とスキル、奉仕、リーダーシップ(Vocational Expertise,                              Service, and Leadership)           リーダーシップと職業のスキルを生かし、地域社会              の問題に取り組みます。

ロータリーは、格式と伝統とその実績を誇り 世界の多くの会員は未来に向けて更なる発展 2016年規定審議会はクラブ運営に大幅な柔軟性を与えた 2016年 規定審議会 ロータリーは、格式と伝統とその実績を誇り ⇓ 世界の多くの会員は未来に向けて更なる発展 革新的なプログラムを打ち出してきた DLP ,CLP,財団夢計画、戦略計画 2016年規定審議会はクラブ運営に大幅な柔軟性を与えた

2016年 規定審議会 クラブ運営に柔軟性 ◎例会の曜日と時間を自由に決定する。 ◎必要に応じて例会を変更または中止する。 2016年 規定審議会  クラブ運営に柔軟性 ◎例会の曜日と時間を自由に決定する。 ◎必要に応じて例会を変更または中止する。 ◎奉仕プロジェクト、社交行事を「例会」とみなす。 ◎直接顔を合わせる例会、オンラインでの例会、そ    の両方を交互に行う例会、あるいは両方の方法    を同時に用いる例会のいずれかを選ぶ。 ◎出席要件、または出席要件を満たさなかった会    員の終結に関する方針を緩める。

2016年 規定審議会 これらの規定審議会の決定は、標準ロータリークラブ定款の現行の規定に変更を加えるものではありません。 2016年 規定審議会 これらの規定審議会の決定は、標準ロータリークラブ定款の現行の規定に変更を加えるものではありません。 変更を採用することをクラブが選択する場合、クラブ細則を修正する必要があります。 一方で、変更を加えないことを選択するクラブは、従来と同じ方法を維持することができます。

クラブは今後も新会員から入会金を集めることができますか? ⇒はい。 2016年 規定審議会  入会金     クラブは今後も新会員から入会金を集めることができますか?          ⇒はい。 審議会の決定により、RI 細則とクラブ定款から「入会金」が削除され、新会員は入会金を支払わなくても入会できるようになりましたが、各クラブの裁量で今後も入会金を徴収できます。 クラブは、入会金(やそのほかの費用)に関する規定をクラブ細則に加えることができます。

まとめ クラブ運営に柔軟性・・・・・・・・・・・・・・・21世紀も力強く大きく発展するために 創設以来意見の違いは百出、ロータリアン自身で議論解決・・・・・・ロータリーの論理を構築 プロジェクトの大型、ロータリアンと専門家で企画・・・・・・・・・・・・・・・人道奉仕 世界で良いことをしよう、パートナーシィップ・・・・・・・・クラブ強化、プロジェクトの集中化、                                     公共イメージ クラブ運営に柔軟性・・・・・・・・・・・・・・・21世紀も力強く大きく発展するために  ◎ ロータリーの論理を理解する。  ◎ クラブの理想像(向かう方向)全会員が理解する。  ◎ 理想を実現させるためのクラブ組織・運営を構築する。  ◎ 短期的な(3年~5年)計画を立てる。