こころを育てるICT、IoT情育空間:小児、成人、高齢の精神医工学

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Presentation transcript:

こころを育てるICT、IoT情育空間:小児、成人、高齢の精神医工学 山口大学大学院創成科学研究科 工学部附属ものづくり創成センター      副センター長・准教授 小柴 満美子       *当日の発表資料の一部

NO uniモダル crossモダル 社会性を育んだクロスモダル感覚の学習: 臨床・前臨床研究より ヒト自閉症/定型発達児 モデルヒヨコ 社会性を育んだクロスモダル感覚の学習: 臨床・前臨床研究より ヒト自閉症/定型発達児  モデルヒヨコ NO uniモダル crossモダル Koshiba M et al. Scientific Reports. 2013

- 情育IoT空間の試作例 - 高齢者の状態を理解すること 育みを支援すること 有意義な生涯を送るためには・・・  ひとや多様な環境と繋がり、その繋がりを楽しむこと

身体運動「2回以上楽しまれた方の運動は有意に大」 授業Technology × Art作品(*)のクロスモダルな感覚刺激が  16名の高齢者の方の‘プロアクティブ(動機)性’を誘導 視覚美  聴覚嗜好  スクリーン触覚   香嗜好  意欲・動機 身体運動「2回以上楽しまれた方の運動は有意に大」 日本認知症予防学会 2017. 

地元新聞に 紹介されました

新技術の特徴・従来技術との比較 → 本技術は、優れた従来技術を含めて、 つかうひとの状態を知り、状態に合わせた   → 本技術は、優れた従来技術を含めて、        つかうひとの状態を知り、状態に合わせた          ひと、衣食住、サービス、環境 etc を、             有効な時、質、量で提供するシステム                   現場・そこにいるひとを中心に 

想定される用途 認知症など高齢者の機能低下に対する予防 介護者の動機・意欲の向上 新生児、乳幼児、児童、思春期のこころの発達 あそび学ぶ教育空間を オフィスや家、車、病院など、あらゆる空間の  機能性向上へ

実用化に向けた課題 現在、ひとが生活する現場に即した試作のデザインはできます。試作システムをつくる経済力や人力が不足しています。 ヒトのビッグデータを高効率に扱いデータベース化する情報技術が課題です。

企業への期待(1) 「あそびの学び」を全世界に広めたい、と思う企業 セキュリティや高効率化などの社会実装を実現できる専門技術を提供できる企業 真にひとびとのこころの発達を支援しようとしてくれる企業 現場に即した試作を手伝ってくれる、一緒に産み、歩む企業

企業への期待(2) 福祉・ヘルスケアに関する製品に興味を持つ企業 情報・システム関連企業 デザイン・芸術関連企業 介護福祉や医療現場における実証実験の共同実施 開発技術の製品化 情報・システム関連企業 動作や音検出に関するソフトウェアの共同開発 センシングと連動した映像提示技術の共同開発 デザイン・芸術関連企業 人を刺激する映像や音楽の製作,評価等

本技術に関する知的財産権 発明の名称 :プロジェクションシステム 登録番号 :実登3208319 出願人 :山口大学 発明の名称 :プロジェクションシステム 登録番号 :実登3208319 出願人 :山口大学                           NPO法人うべ未来100プロジェクト 発明者 :小柴満美子、 佐藤 瞭太、            高田淳平、大工原幸夫、江 鵬里

産学連携の経歴 2009年-2010年 A社と共同研究実施 2010年 JSTつなぐしくみに採択 2010年- B社と共同研究実施 2010年-2011年 JST A-Stepシーズ顕在化に採択 2010年-2012年  JST ALCAに採択 2016年-  複数企業のNPO法人             うべ未来100プロジェクトにから支援

お問い合わせ先 <連絡先> 国立大学法人 山口大学 大学研究推進機構 産学公連携センター TEL: 0836-85-9961 FAX: 0836-85-9962 e-mail: yuic@yamaguchi-u.ac.jp