要配慮者利用施設の避難確保計画作成に係る講習会資料
- 目次構成 - 1.後期講習会の開催目的 【P2~P5】 2.ワールドカフェによる課題と知恵の共有 - 目次構成 - 1.後期講習会の開催目的 【P2~P5】 2.ワールドカフェによる課題と知恵の共有 ~避難させることができる計画を作成するために~ 【P6~P23】 3.今後の予定等 【P23~P24】
後期講習会の開催目的
1.講習会開催の背景 ①要配慮者利用施設の「避難確保計画の作成」及び「訓練」の義務化 ②「避難確保計画作成の手引き」を公表 1.講習会開催の背景 ①要配慮者利用施設の「避難確保計画の作成」及び「訓練」の義務化 ・水防法及び土砂災害防止法の改正(H29.6)により、洪水による浸水が想定される区域や土砂災害(特別)警戒区域内の要配慮 者利用施設について、避難確保計画の作成及び訓練の実施が義務化されました。 ②「避難確保計画作成の手引き」を公表 ・国土交通省では、要配慮者利用施設における洪水時の避難確保計画の作成の参考とするため、「要配慮者利用施設に係る避 難確保計画作成の手引き(洪水・内水・高潮編)」を作成し、ホームページで提供しています。 ③手引きを補足する簡易作成支援ツールとして「手引き(別冊)」等を公表 ・要配慮者利用施設における確実な避難確保に向け、避難確保計画の作成率の向上と内容の充実を支援する観点から、平成29 年6月に現行の手引きを補足する簡易作成支援ツールとして「手引き(別冊)」を公開しています。その他、「計画のひな形」、「計 画作成のための事例集」、「避難計画点検マニュアル」等を国土交通省HPに公表しています。 ④計画作成促進のため洪水を対象とした講習会を実施 ・全国の洪水浸水想定区域内の避難確保計画の作成率は8%(H29.3現在)です。 ・国土交通省では、2021年(平成33年)までに作成率を100%とし、逃げ遅れによる人的被害ゼロの実現を目指しています。
2.後期講習会の開催目的 前回 今回 ○手引き(別冊)を活用した避難確保計画作成支援のために、前期講習会と後期講習会を開催しています。 ○前期講習会では、計画作成に必要な防災情報及び計画作成の手順やポイントについてご説明しました ○後期講習会では、実際に計画作成に取り組んだ経験を踏まえて、他施設の方々と意見交換を行うことで、計画作成上の問題点や課題、良い取組計画(知恵)等を共有し、作成した(作成中の)避難確保計画の実行性を高めることを目的としています。 前回 今回
講師プロフィール ●●大学 ●● 教 授 【プロフィール】 所属: 写真
要配慮者利用施設における 避難確保計画作成のための ワールドカフェ 要配慮者利用施設における 避難確保計画作成のための ワールドカフェ ~避難させることができる計画を作成するために~ 平成○年○月○日 ○○市役所
ワールドカフェとは? 会議室の会議ではなく、「カフェ」のようなリラックスした 雰囲気で、テーマに集中した対話を行います。 自分の意見を否定されず、尊重されるという安全な場で意見 を聞き、つながりを意識しながら、自分の意見を伝えること で生まれる一体感を味わうことができます。 メンバーの組み合わせを変えながら、4~5人単位の小グ ループで話し合いを続けることにより、あたかも参加者全員 が話し合っているような効果が得られます。 参加者は16人から1000人以上でも可能です。
ワールドカフェの目的 一つの意思決定(答えを出す)をするものではなく、 テーマに対する意見を出し合い、相互理解を深めること が大切です。以下の目的で実施するのが効果的です。 ・全員の意見を集めたい。 ・新たな気づきを得たい。 ・相互理解を深めたい。 ・参加者間の関係性の質を高めたい。
ワールドカフェの目的 避難確保計画を作成するうえで、下記のような課題や 各施設の取り組み事例を共有することが目的です。 ①課題(悩み)の共有 ②事例(知恵)の共有
ワールドカフェのルール 安心して自由な対話をするためのルールは次のとおりで す。 ・対話を楽しむ。 ・話をよく聞く。 ・質問して広げる。 ・対話を楽しむ。 ・話をよく聞く。 ・質問して広げる。 ・人の意見を否定しないで、受け止める。 ・リラックスする。 ・思いついたアイデアは、「書く」「描く」「つなぐ」 ・テーマに集中する。
ワールドカフェの進行 自己紹介(10分) 第一ラウンド「テーマの探求」(30分) 第二ラウンド「他花受粉」(30分) 各テーブル1名のカフェマスターを残して、他のメンバーは“旅人”と なって、別テーブルへ移動 新たなテーブルで再度、自己紹介 カフェマスターはそのテーブルで第一ラウンドの結果説明 “旅人”は自分のテーブルで出たアイデアを紹介 第三ラウンド「収穫」(20分) “旅人”がもとのテーブルに戻り、旅で得たアイデアを紹介しあいながら 討論
1.自己紹介(7分) 氏名 誕生日 好きな○○を紹介
■カフェマスターを決めます。 テーブル1 テーブル3 テーブル2 テーブル4 カフェ カフェ マスター マスター カフェ カフェ マスター
第一ラウンド「テーマの探求」(30分) テーマ ①作成した(作成中の)計画で 避難させることができますか? ②要配慮者利用施設間及び地域と 連携して助け合える(協力できる) ことがありますか?
第一ラウンド「テーマの探求」(30分) 二つのテーマについて、できるだけ多くの ことを付箋紙(赤)に書き出してください。 二つのテーマについて、できるだけ多くの ことを付箋紙(赤)に書き出してください。 付箋紙1枚に1トピック ①やっていること ②やるべきこと ③課題 話している途中で「いいね!」なことがあ ればその付箋に赤●シールを貼る。
第二ラウンド「他花受粉」(30分) マスター以外は、“旅人”になって、同じメンバーにな らないように、別テーブルに移動してください。 第二ラウンド「他花受粉」(30分) マスター以外は、“旅人”になって、同じメンバーにな らないように、別テーブルに移動してください。 自己紹介をします。 ・氏名 ・好きな○○の紹介 カフェマスターはそのテーブルでの討論結果を説明 旅人は自分のテーブルで出たアイデアを紹介し、 付箋紙(黄色)に書いて貼り付ける。 話している途中で「いいね!」なことがあればその 付箋に赤●シールを貼る。
■カフェマスター以外は移動します。 テーブル1 テーブル3 テーブル2 テーブル4 カフェ カフェ マスター マスター カフェ カフェ
第三ラウンド「収穫」(20分) 旅人は最初のテーブルに戻ってください。 マスターは「他花受粉」で得た結果を紹介 旅人も「他花受粉」で得た結果を付箋紙 (青色)に書いて貼り付ける 話している途中で「いいね!」なことがあればその 付箋に赤●シールを貼る。
■最初のテーブルに戻ります。 テーブル1 テーブル3 テーブル2 テーブル4 カフェ カフェ マスター マスター カフェ カフェ マスター
まとめ 災害は、想定どおりには発生しない 出来る限りいろいろなイメージを持ち、 臨機応変に自分で対応する能力が必要 そのために「答え」を知る教育・対策で はなく、答えに至る「プロセス」を大切 にする教育・対策に重点をおくこと 地域特性をきちんと考慮した教育・対策 を繰り返し、継続して実施すること
今後の予定等 整
今後の予定(計画策定までの日程等) 今後の予定等 12月中旬に講習会及び計画作成等に関するアンケートを実施する予定です。 郵送でアンケート調査票をお送り致します。 ご協力のほどよろしくお願い致します。 今後の予定等